ダイレクトソーシングとは?ダイレクトリクルーティングとの違いやおすすめサービスを解説!

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「ダイレクトソーシング」で採用しているという話を最近よく耳にするけど、「ダイレクトソーシングってそもそも何のことだろう?」「自社でも運用できるの?」そういった疑問を持つ人事の方もいるのではないでしょうか。

本記事ではダイレクトソーシングとダイレクトリクルーティングの違い、メリットやデメリット、初めてダイレクトソーシングを利用する企業向けにオススメのサービスを紹介しています。

当記事の監修者
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中島 大志
著書:ダイレクトリクルーティングの教科書
経歴:⽴命館⼤学卒業後、パーソルキャリア株式会社にて⼈材紹介事業に従事。株式会社VOLLECTでは、約5年間ダイレクトリクルーティングの⽀援に尽⼒。日経トレンディや東洋経済オンラインへの寄稿実績あり。

ダイレクトソーシングとは?

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ダイレクトソーシングとは、ダイレクト=直接、ソーシング=調達という語源からもわかるように、採用したい人材を企業が直接探す採用手法のことを意味します。言い換えると、エージェントのような第三者を介さずに候補者を探してくることです。
ほぼ同義で使われているダイレクトリクルーティングは、ダイレクト=直接、リクルーティング=採用の2つの語源から成ります。ダイレクトソーシングが人材をピックアップするまでのプロセスを意味するのに対して、ダイレクトリクルーティングはピックアップから採用に至るまでの全体のプロセスを指します。
しかし現状、ダイレクトソーシングとダイレクトリクルーティングを区別して使っている人はほとんどいないようです。日本ではダイレクトリクルーティングという言葉が一般的に使われています。(海外ではダイレクトソーシングが主流のようです。)
ダイレクトリクルーティングの多くがスカウトによる候補者アプローチであるため、ダイレクトスカウトと呼ぶ方もいらっしゃいますがこちらもほぼ同義です。ダイレクトリクルーティング(=ダイレクトソーシング)の具体的な内容に関しては【中途向け】サービス比較表あり!ダイレクトリクルーティングとは?を参照してください。
また、同じような意味の単語で、ソーシャルリクルーティングという言葉もあります。ソーシャルリクルーティングはBizReachやdodaRecruitersなどの採用専用のデータベースではなく、TwitterやFacebook、LinkedInなどのSNSを使ってアプローチする手法を指します。
採用データベースについてはこちらの資料にまとめておりますので、是非ダウンロードしてご利用ください。

ダイレクトソーシングのメリット・デメリット

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メリット

(1)エージェントへ登録していない層に対してもアプローチができる

現在はダイレクトソーシングのみで転職活動を行う求職者も少なくありません。そのため、希少性の高いターゲットを採用したい場合は、ダイレクトソーシングも利用して採用活動を行った方が良いでしょう。
また、転職活動は行っておらず、良い求人があれば転職を一つのキャリアオプションとして考えている層のことを「転職潜在層」と呼んでいます。ビジネスSNSをベースとしたスカウトサービスであれば、こういった転職潜在層へのアプローチも可能になります。

(2)知名度が高くない企業でも、スカウトで魅力を伝えることができる

知名度が高い会社であれば、求職者側から採用サイトを調べて応募してきてくれます。反面、中小企業や少人数のベンチャーだと待っていても求職者側からの応募はあまり来ないかもしれません。自社のことを知らない求職者に対しても、スカウトで会社や仕事内容の魅力を伝えることができるのはダイレクトソーシングの大きな利点です。

(3)採用計画が立てやすい

採用計画通りの人数を採用するにあたって、ダイレクトソーシングであれば、「いつまでに何通のスカウトを送る」という具体的なアクションに落とし込むことができます。さらに、採用コストも大方の想定をつけることが可能です。

デメリット

(1)担当者に大きな工数がかかる

ダイレクトソーシングには、候補者選定からスカウトメール送信、応募者対応まで大きな工数がかかります。採用担当が1名などの場合は、スカウト代行の利用を検討するのも手でしょう。スカウト代行を選ぶ際のポイントは、こちらの記事で紹介しています。

(2)現場部門など、社内関係者を巻き込む必要がある

特にエンジニアなど難しいポジションでは、現場部門に候補者選定やカジュアル面談をお願いする場合もあります。社内関係者を巻き込めるかは大切なポイントです。

(3)導入してから効果を出すまでに時間がかかる

初めは高すぎる要件の候補者にばかりスカウトを送ってしまい、返信が全くこない場合があります。候補者要件の調整やスカウト文面の改善を繰り返すことで、徐々に返信が増えていきます。特に中途採用の場合、最低でも3ヶ月は我慢が必要です。
一般的なメリット・デメリットを紹介しましが、ダイレクトソーシングは、導入する会社次第で効果が変わってしまう手法です。デメリットにあるように採用担当者の負担は大きいため、担当者自身に会社全体の協力を集めダイレクトソーシングを推進していく気概がないとどうしてもうまくいきません。継続して改善を繰り返していける会社であれば、幅広く優秀な候補者にアプローチできる手法であり、非常にオススメです。
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初めてダイレクトソーシングを導入する企業におすすめのサービス

大企業におすすめのサービス

BIZREACH (株式会社ビズリーチ)

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画像引用元:公式HP

ハイクラス層の登録が多いビスリーチは、優秀な人材を採用したい企業にまずおすすめしたいサービスです。登録者は115万人を超えており、導入企業も累計14,300社以上と実績はトップクラス。

導入企業が多い分、ビズリーチを導入する企業にとっては競合が多いといえます。採用ブランド力の高い大企業であれば、多くのスカウトメールを受信する優秀な候補者からの目に留まりやすく、効果を出しやすいサービスでしょう。

スカウトサービス選びに
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ベンチャー企業におすすめのサービス

Wantedly (Wantedly株式会社)

mid-career_recruitment_wantedly 画像引用元:公式HP

2010年創業のベンチャー企業が運営するWantedly。「給料」や「労働条件」を記載することが禁止されているため、ビジョンやミッションに共感してもらいたい企業や、中小企業、ベンチャー企業に向いています。

記事作成の機能があり、採用ブランディングに使うことも可能です。手間がかかる分、料金も比較的安価で、その点も規模の大きくない会社には魅力的です。

スカウトサービス選びに
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外国人採用におすすめのサービス

Linkedin (Linkedin Japan)

direct_recruiting_example 画像引用元:公式HP

世界規模で利用されるビジネスSNSのLinkedin。グローバルなビジネスネットワークのため、日本だけでなく世界中の候補者を検索することができます。

他のツールではあまり見られないハイレイヤーな方々にスカウトを送ることも可能です。しかし、転職意欲があまり無い方もおりますのでその点は注意が必要です。

スカウトサービス選びに
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最後に

ダイレクトソーシングの基本情報について、理解していただけましたでしょうか。
「ダイレクトリクルーティングサービス徹底比較レポート」には、こちらの記事に載せていないサービスも含めて、おすすめのサービスをランキング形式で紹介しております。
スカウト通数単価などを含めた比較表も掲載しておりますので、興味がある方はお気軽にダウンロードしてください。

ダイレクトソーシング運用に困ったら

pro scout  
弊社、株式会社VOLLECTはダイレクトリクルーティングに特化した採用支援「PRO SCOUT」を行っています。 パナソニックやラクスルなど大手企業やメガベンチャーを中心に、さまざまな採用状況に合わせたご支援が可能です。 「マンパワーが足りない」「媒体を上手く活用できていない」といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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投稿者プロフィール

中島 大志
中島 大志株式会社VOLLECT CEO
「ダイレクトリクルーティングの教科書」著者。日経トレンディや東洋経済への寄稿も果たす。新卒でパーソルキャリア株式会社にてクライアントに対して採用コンサルティングに従事。その後、外資系コンサル企業の採用支援をする中でダイレクトリクルーティングの魅力に気づき株式会社VOLLECTを創業。スカウト採用支援実績は500社超。