【徹底ガイド】doda Recruitersとは?スカウトのコツや使い方を紹介!

※この記事は4分で読めます
営業や販売職はもちろんのこと、エンジニア、人事や法務などのコーポレート職まで、豊富な人材データベースを持つdoda Recruiters。
本記事では、doda Recruitersのユーザーの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。また、数多くの企業様へダイレクトリクルーティング導入・運用支援を行っている当社ならではの目線で、効率的な使い方や、返信率を高めるコツもお伝えしていきます。
<本記事はこんな方におすすめ>
・doda Recruitersを導入するか迷っている方
・doda Recruitersを初めて使う人事の方
・doda Recruitersでの返信率UP方法を知りたい方
ダイレクトリクルーティングサービスの一覧比較表が見たい方や、サービスの強み・弱みに関してより詳細に知りたいという方は、全66ページの「ダイレクトリクルーティング徹底比較レポート2023」をダウンロードしてください。
目次
doda Recruitersとは
運営:パーソルキャリア株式会社
特徴:幅広い職種、年齢層のユーザーが利用
会員数:237万人(※2021年12月末時点の累計会員登録数)
dodaRecruitersは、人材業界大手のパーソルキャリア株式会社が運営するダイレクトリクルーティングサービスです。日本最大級の、200万人を超える豊富な会員データベースを閲覧し、スカウトを送ることができます。業界、職種、年齢も様々な候補者が揃っているため、企業に合った人材が見つかる確率が高いサービスです。
doda Recruitersユーザーの特徴
1.幅広い職種や年齢のユーザーをスカウト可能
営業や販売職はもちろん、ITエンジニア、ものづくり系エンジニア、人事や法務などのコーポレート職など、多様な職種の候補者が登録しています。また、年齢に関しても20代〜50代まで幅広いです。
2.若手層やプレーヤー層が多い
若手層や、現年収がそこまで高くない方の登録が多いです。エンジニアで言うと、二次請け三次請けで開発やテストを担当している方の登録が豊富です。反対に、高学歴の方や現年収が高い方など、いわゆるハイクラス層と言われるアクティブユーザーは多くありません。
doda Recruitersの料金
スカウト1通あたりの料金を支払います。採用できた際の成果報酬はありません。スカウトをうまく運用することができれば、人材紹介や他のダイレクトリクルーティングサービスよりも採用単価を下げることができます。合計料金が最も安いライトプランは、1通あたりのスカウト料金2,000円×400通で、8週間利用することができます。
ダイレクトリクルーティング徹底比較レポートで、他のスカウトサービスと料金を比較することが可能です。
doda Recruitersのメリット・デメリット
メリット
レポート機能が充実しており、効果を改善しやすい
「求人一覧・効果分析」のメニューから各求人の効果測定レポートをダウンロードすることができます。このレポートには、返信率だけではなく、既読率(スカウトを開封したか)や求人閲覧率(スカウトに添付された求人を見たか)も含まれています。
数値をもとにスカウトのどこに問題があったか仮説を立てることができるため、スカウトの効果を改善しやすい媒体といえます。
参考:スカウトメールの書き方まとめ~例文や件名、PDCAの方法も紹介~
会社の知名度やブランド力が高くなくても、効果を出しやすい
ユーザー層の特徴から、大企業やメガベンチャーなどのブランド力が強い会社の利用は限定的です。そのため、知名度やブランド力がそこまで高くなくても、全く開封されないということは少ないです。
また、候補者が過去に閲覧した求人の業種や職種を見ることができるため、自社のポジションに興味を持ってくれそうな人に絞って送るなどすれば、効果が出しやすいです。
デメリット
ライトプランだとスカウトの有効期限が短く、期限後は候補者の応募を受け付けられない
一番手軽に始められるライトプランは、スカウトの有効期限が2か月と短いです。ダイレクトリクルーティングを始めたばかりの企業が400通を2か月で打ち切るのはなかなかハードルが高いかもしれません。加えて、スカウトの有効期限終了後に、候補者側が受け取ったスカウト経由で応募できなくなってしまいます。余裕を持ったスケジュールでスカウトを使い切ることが重要です。
0:00〜06:59は使用できない
上記時間はシステムメンテナンスのため使用できません。深夜・早朝に働く場合や海外で働く場合は注意が必要です。
doda Recruitersならでは!返信率を高める方法
企業情報を送る
検索結果画面の右上にある「企業情報を送る(無料)」ボタンを押すと、最終PV数が6倍増、応募数が4倍増の結果が出た事例があります。
候補者側には、「興味のある企業」として通知されます。
炎マークが3つの人にスカウトを送信する
炎のマークがdoda内での転職活動状況を表しており、炎のマーク3つの方が最もアクティブかつ返信率が高いです。
炎マーク3つの人を狙うことで、返信率が2倍になります。
炎マーク1つ:1ヶ月以内にdodaで他社求人を閲覧
炎マーク2つ:1ヶ月以内にdodaで他社求人に「気になる」を押している
炎マーク3つ:1ヶ月以内に他社求人に応募または1週間以内に選考
スカウト受信通数が少ない方を狙う
9月中旬より、スカウト受信通数で検索をかけられるようになりました。受信通数が少ない方からは応募が来やすいため、ぜひ新機能を活用しましょう。
新規会員を狙う
2週間以内に会員登録した・またはスカウトサービスを再開したユーザーは、新規会員のアイコンが表示されます。新規会員は返信率が通常の2倍になります。
自社求人に何らかの行動があるユーザーを狙う
自社の求人を閲覧した、応募フォームまで遷移した、検討中リストに入れた候補者は、「応募確率up」というアイコンがつきます。このアイコンのユーザーを狙うと、通常の3.3倍の返信率を得ることができます。
必須入力でない項目は検索時に絞らない
年齢、居住地、年収、勤務状況、学歴などは会員登録する際に必ず入力するため検索時に絞って良いものの、離職期間や経験職種・業種は必須項目ではありません。
言い換えると、経験職種を絞ってしまうと記載がない候補者を取りこぼしてしまいます。また、経験職種が書いてあるユーザーにスカウトメールが集中し、書いていないユーザーは検索されにくく受信通数が少ないため返信率が向上しやすいという現象が起きます。
例えば、スマホアプリエンジニアが欲しい場合、職種で絞らず「Swift」「kotlin」などキーワードで絞った方が高い返信率を望めるでしょう。
「求人票に写真を入れる」&「スカウトした差出人の顔写真を入れる」を追加する
求人票に写真を入れると、会社の雰囲気が伝わりやすくなり、返信率しやすくなります。綺麗なオフィスがある場合もプラスに働きます。また、スカウトした差出人の顔写真を入れると、面談官の顔が想像しやすくなります。
doda Recruitersに限らずダイレクトリクルーティングの返信率を上げる方法
本資料でダイレクトリクルーティングで返信率を上げる方法について解説しております。
スカウトを送るタイミングや効果が出やすいターゲット、スカウト文面の書き方などをが知りたい方、無料ですのでご覧ください。
人事向けdoda Recruitersの操作方法ガイド
(1)まずはログインしよう
①IDとパスワードを入力しログインします。
②サービス選択画面から、doda Recruitersを選択します。(右から2つ目)
(2)求人を作成しよう
①左横の三本線をクリックするとメニューが現れます。その中から「求人作成」を選択します。
②作成方法が3種類あるため、自社に合った方法を選択します。
③流用内容の修正や、足りない項目を適宜埋めていきます。
<求人作成時のポイント>
・求人は何個でも作成可能なため、採用ターゲットや募集地域に合わせて細かく求人を分けるのがお勧めです。
・面接確約のサービスのため、選考プロセス内に「書類選考」の記載・実施はNGです。
③記入が完了したら、「作成を完了」のボタンを押すと、翌朝自動でdoda Recruitersのシステム上にアップされ、求人作成が完了となります。
※23:59までに作成した求人が翌朝にアップされます。
※doda Recruitersの求人は全て非公開求人のため、一般公開はされず、スカウト受信者のみがその求人を見ることが出来ます。
(3)リクルーターを登録しよう
「私がスカウトしました」という形で写真とプロフィールを候補者に表示することができます。
①「企業マイページ」をクリックします
②「新規登録」をクリックし、顏画像とプロフィールを登録します。
(4)対象者リストを作成しよう
ご自身で候補者の管理を行いたい場合や、候補者を別の担当者に共有・評価をお願いしたい場合には、対象者リストの利用がお勧めです。
①対象者リスト一覧をクリックします。
②「対象者リストを新規作成」をクリックし、リストを作成します。
(5)スカウトしたい候補者を検索しよう
求人が作成できたら、スカウト候補者の検索を開始しましょう。
①「対象者検索」を選択し、検索したいターゲット条件を設定します。
②ターゲットに当てはまる候補者一覧が表示されます。
③候補者をそれぞれクリックすると、詳細なレジュメを確認できます。スカウトを送りたい対象であればそのままスカウトを送信するか、後でまとめて送付する場合は「対象者リストに追加」をクリックします。
また、効率よくターゲットを検索するために、下記のポイントも押さえておきましょう。
・「求人関連度並び替え」の機能を使用すると、選択した求人票の「仕事内容」と候補者レジュメの「職務内容」のマッチ度順に並び替えることが可能なため、自社の求人に合う方を効率的に検索することが可能です。
・候補者ごとに未読・既読・送信済みなどのフラグがありますので、貴社でのアクションを見分けることができます。また、未読者のみに絞りこむことも可能です。
・使用した検索条件は登録しておきましょう。再度その検索軸で検索したい場合は、左メニューの「保存した検索条件」から検索することができます。
(6)スカウト文面のテンプレートを作成しよう
①「スカウトテンプレート管理」をクリックします。
②「新規テンプレート作成」をクリックし、スカウト文面を入力します。
doda Recruiterは、候補者の行動履歴に合わせた内容・タイミングで自動で再アプローチメールが送信される仕様になっています。必ず再アプローチの設定に☑を入れてください。(再アプローチメールではスカウト残数は消費されません)
<ポイント>
・文章が長すぎると途中で離脱されるため、600~800文字程度がお勧めです。スマホで見られる方も多いため、箇条書きなどでまとめられる箇所はまとめ、見やすくなる工夫をしましょう。
全て記入ができれば、「テンプレート登録をする」をクリックし、登録してください。(スカウト文面もdoda Recruiters側のチェックはありません)
(7)スカウトを送付しよう
候補者へスカウトを送付していきます。
個別送付する場合
①対象者リスト一覧」または「対象者検索結果一覧」より、スカウトをお送りしたい方の「今すぐスカウトを送る」をクリックします。
※レジュメを開いている場合、右下の「スカウト送信する」をクリックします。
②テンプレート選択の画面が出てくるため、該当のテンプレートを選択します。
③スカウト送信をしていきます。
効果を高めるために、「スカウト理由」を記載する箇所がありますので、個別カスタマイズをするのがお勧めです。「対象者レジュメ」をクリックすると、候補者レジュメと送信画面が2画面になり、効率的にスカウト理由を記載することが出来ます。
また、土日や営業時間外に作業する場合は「スカウト送信予約」の機能を利用しましょう。特に候補者が携帯を見やすい「通勤時間」「昼休み」「終業後」などを狙い、スカウトの予約をしておくのがお勧めです。
送信予約ができるのは、doda Recruitersの大きなメリットです。
一斉送信する場合
doda Recruitersでは一括送信機能を利用して効率よくスカウト送付することもできます。
①「対象者リスト」または「対象者検索結果一覧」より、一括でスカウトをお送りしたい方のチェックボックスにチェックを入れ、「スカウト送信」をクリックします。スカウト送信画面以降は、個別送付と同様です。
スカウト返信率を高める基礎を抑えよう
求人票は募集背景を明確にし、働くイメージを持ってもらえる内容にする
経験者を採用する際には、募集の背景の記載が大事です。募集背景が明確になっていると、求職者がその環境で力を発揮できる(経験を活かせる)イメージを持つ事ができます。多くの企業で、「事業拡大の為の増員」という記載がありますが、大量未経験採用の印象を持たれてしまいますよね。
それ以外では、求人票を通して具体的な働くイメージを持てるかどうかが重要です。
未経験者向けの求人であれば、「1日の流れ」・「入社してすぐ関わる業務内容」等を記載すると良いですし、経験者を採用したいのであれば、「他社と何が違うのか、そのポイントやキャリアパス」を記載すると良いです。
例えば、SIerの場合であれば、具体的なプロジェクト内容を記載すると、仕事のイメージが湧きやすいかと思います。営業であれば、どのお客様に対して、どのようなスタイルで営業するのかという事を明確にしてあげます。
給与の幅を持たせすぎない(メンバー層とマネージャー層で求人票を分割する)
「うちの会社は給与があまり高くないので」と、給与をボヤかして書こうとする人事の方もいらっしゃるのですが、給与幅が明確でないと求職者の不安を煽ってしまうので、効果はよくないです。
必ずもらえる月給・年収(最低限の給与)を記載しましょう。その金額に併せて、加算要素(こういう経験があればプラスいくら、宅建があればプラスいくら等)を記載しておくと良いです。
アプローチするターゲットの年収層が、例えば300万円〜800万円と広い場合は、求人票を分割することを検討しましょう。
300万円の社員と800万円の社員だと、多くの場合仕事内容は異なっているケースが多いです。もし年収の幅が広い場合は、メンバークラスとマネージャークラスなど、求人票を分割するのがおすすめです。
スカウト文面の長さは600~800文字程度に収め、求人に遷移する率を高める
多くのスカウト媒体と同様、文字数が多すぎないことが重要で、具体的には600〜800文字ぐらいが適量と言えるでしょう。
600〜1000文字となると結構短い印象を持つかもしれませんが、スカウトメールの文字数が多すぎると、添付の求人票(募集詳細)まで見に行くユーザーが減ってしまうケースが多いです。
dodaRecruitersではスカウトを開封した後に求人票(募集詳細)まで遷移した割合を「求人一覧・効果分析」から確かめることが可能です。また、似た職種の平均値も公開されているため、平均値より自社の数値が低い場合にはスカウト文面の長さや打ち出す内容を都度変更していきましょう。
個別にスカウト文面をカスタマイズする場合は、スキル面と人物面の2つに触れる
一人一人のプロフィールに合わせて、その人をなぜスカウトしたいのか、スカウトを送った理由を記載して送ると返信率を高めることができます。
ただし、「あなたの開発経験を拝見してスカウトいたしました」のような抽象度の高い内容だと、あまり効果はありません。
「求職者の経験・スキル面」と「求職者の人物面」の2つに触れると、求職者が「自分のプロフィールを見て送ってきてくれた」と感じる内容になるでしょう。
例えばエンジニアであれば、「Javaの開発経験」「コツコツをやってこられてきた勤勉さ」、事務であれば、「事務の経験」「相手の要求を予想して行動する想像力」などです。
加えて、「こんな仕事をお任せしたいと思っている」というのを記載できるとより効果を発揮します。
終わりに
人事の方向けに、doda Recruitersについて詳しく説明してきました。契約したけれどスカウトを打ち切れなかったとならないように、開始から2週間で20~30通配信・1件以上の応募獲得を目標に活用し、PDCAを回しましょう。
※doda Recruitersのよくある質問・注意点はdoda Assist内のヘルプページにまとまっております。そちらも合わせてご確認ください。
ダイレクトリクルーティング運用に困ったら
弊社、株式会社VOLLECTはダイレクトリクルーティングに特化した採用支援「PRO SCOUT」を行っています。
パナソニックやラクスルなど大手企業やメガベンチャーを中心に、さまざまな採用状況に合わせたご支援が可能です。
「マンパワーが足りない」「媒体を上手く活用できていない」といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール

- 株式会社VOLLECT CEO
- 「ダイレクトリクルーティングの教科書」著者。日経トレンディや東洋経済への寄稿も果たす。新卒でパーソルキャリア株式会社にてクライアントに対して採用コンサルティングに従事。その後、外資系コンサル企業の採用支援をする中でダイレクトリクルーティングの魅力に気づき株式会社VOLLECTを創業。スカウト採用支援実績は500社超。