国内の浄化槽市場で約45%のトップシェアを誇り、「美しい水を守る」をミッションに掲げる環境インフラ企業・フジクリーン株式会社。近年、全国的に下水道施設の老朽化や維持更新コストが深刻な社会課題となる中、自治体と連携して持続可能な分散型水処理を推進する同社の技術に大きな注目が集まっています。一方で、インフラ設備ゆえに生活者の目につきにくく、事業のダイナミックな魅力が求職者に伝わりづらいという採用課題も抱えていました。今回は大庭様と齊藤様に、安定基盤の上でグローバル展開やIoT技術に挑む社風、未経験からプロへ育てる「2年間の手厚いOJT期間」、そして未来の仲間へ向けた熱い想いを伺いました。
下水道老朽化の課題に挑み、街づくりを支える。国内シェアNo.1から「世界のFujiClean」への挑戦
――本日はよろしくお願いいたします。まずは、フジクリーン様の現在の事業内容と、主力製品である『浄化槽』を通じてどのような社会課題を解決されているのかを教えていただけますでしょうか。
大庭様:よろしくお願いいたします。当社は家庭や各種施設から出る生活排水を、その場できれいにして自然に還す「浄化槽」をはじめ、さまざまな水処理システムの開発・製造・販売、そしてメンテナンスまでを一貫して手がけている会社です。
日本の生活排水処理というと「下水道」をイメージされる方が多いかもしれませんが、下水道が整備されていない地域をはじめ、全国各地の庭先や駐車場の地下などで浄化槽が非常に重要な社会インフラとして活躍しています。
齊藤様:近年、私たちの事業を取り巻く環境にも大きな変化が起きています。全国的に下水道配管の老朽化や道路陥没などが課題となっており、将来的な維持・更新に多額の費用がかかることが浮き彫りになってきました。
そこで現在、自治体によっては下水道だけに頼るのではなく、地域や施設ごとに効率よく水処理ができる浄化槽へ切り替えたり併用したりする動きが広がっています。つまり当社の営業や技術の仕事は、単に製品を売るだけでなく、自治体様や地域社会と連携して「持続可能な街づくりのインフラそのものを再構築する」という非常にスケールの大きな役割を担っているのです。
私たちの事業は、社員一人ひとりの頑張りがストレートに水環境の改善という社会貢献につながるため、「社会の利益」と「会社の利益」のベクトルが完全に一致していることが最大の誇りです。

――自治体と連携して地域のインフラや街づくりそのものを支えているのですね!現在「日本のフジクリーンから世界のFujiCleanへ」という大きな目標も掲げられていますが、海外展開についてはどのような未来を目指していらっしゃるのでしょうか?
大庭様:日本で培ってきた高度な水処理技術を、世界の水環境を守るためにも役立てていきたいと考えています。当社は2008年に最初の海外子会社をオーストラリアに設立したのを皮切りに、現在はアメリカやドイツなどにも事業拠点を置いています。
世界に目を向けると、生活排水を適切に処理できない地域がまだ多く存在します。とくに、サンゴ礁や湖沼の近くなど環境保護が厳しく求められる「環境敏感地域」と呼ばれるエリアでは、当社の高度でコンパクトな水処理技術が非常に高く評価されており、順調に需要を伸ばしています。国ごとの気候や生活様式に合わせた製品を展開し、世界中で「美しい水を守る」企業を目指して挑戦を続けています。
専門知識と現場主義の泥臭さ。あえて伝える「仕事のリアル」と「組織の余白」
――素晴らしい広がりですね。一方で、学生の皆様に「入社後のリアル」を正しく知っていただくためにあえてお伺いしたいのですが、業務上の厳しさや組織として抱える課題にはどのようなものがありますか?
大庭様:「美しい水を守る」というミッションは華やかに聞こえるかもしれませんが、実際の仕事は一つひとつの課題に向き合う泥臭い努力の積み重ねです。
例えば技術・開発職というと、きれいな研究室で一日中パソコンに向かっているイメージを持たれるかもしれません。しかし実際には、自分たちで実験設備を組み立てたり、実際にフジクリーンのロゴが入った重いマンホールの蓋を開けて実機を確認したり、施工現場へ足を運んで工事指導を行ったりと、体を動かす現場主義の仕事も非常に多いです。
齊藤様:営業職や事務職であっても同様です。浄化槽は建築や設備、施工、行政の法律など幅広い分野に関わるため、入社後に専門用語や製品知識を学び続ける地道なインプットが欠かせません。
例えば、当社の製品は「いかにコンパクトで高性能か」を追求して開発されています。浄化槽本体がコンパクトになれば、現場で重機を使って地面を掘り起こす穴掘り面積が狭くて済み、施工費用やトラックでの運搬コスト、作業の手間を劇的に減らせるからです。こうした現場のメリットをゼネコン様やハウスメーカー様へ提案できるよう、専門知識をしっかり身につける必要があります。
――専門知識の学びや現場での擦り合わせは決して楽ではありませんが、それだけ自分の仕事が現場や街づくりにダイレクトに反映される手応えがありますね。さらに近年では、少子高齢化によるメンテナンス担い手不足という社会課題に対し、カメラやセンサーを用いたIoT技術で浄化槽を遠隔から自動制御・監視する取り組みも進められていると伺いました。
大庭様:おっしゃる通りです。浄化槽は設置して終わりではなく、長く適切に機能させるためのメンテナンスが不可欠です。そうした業界全体の未来を見据えた技術開発など、当社にはまだまだ新しく取り組んでいる途上のテーマがたくさんあります。
完成されたマニュアル通りに動くだけでなく、「もっとこうした方が良いのではないか」と自ら提案し、組織や製品を変えていける”余白”が十分に残されています。国内シェアNo.1という確かな安定基盤があるからこそ、その上で安心して新しいことに挑戦できるのがフジクリーンの大きな特徴です。

未経験から成長を支える「2年間のOJT期間」と、年齢を超えて響き合うフラットな社風
――次世代の変革を推進するにあたり、新卒の皆様にはどのようなマインドを期待されていますか?また、未経験からスタートする若手を支える教育体制についても教えてください。
大庭様:当社では『論理的思考力』『コミュニケーション力』『チャレンジ精神』の3つを大切にしています。既存の概念にとらわれず、前例のないことに対しても高い目標を持ち、失敗を恐れずに提案・行動できる方に来ていただきたいですね。
ただし、最初から専門知識を持っている必要は全くありません。水処理というニッチで専門的な分野だからこそ、当社では入社後の育成に手厚いサポート体制を敷いています。
齊藤様:新入社員は入社後3週間の導入研修を受けた後に各部署へ配属されますが、配属後も「2年間」という長い期間を『教育期間(OJT期間)』として設定しています。マンツーマンで先輩社員が教育担当(メンター)として寄り添い、じっくり時間をかけてプロへと育てていく文化があります。
さらに、入社半年後や教育期間が明ける3年目といった節目ごとに定期的なフォローアップ研修も実施しています。焦らず着実に知識と経験を積み重ねていける環境ですので、文系・理系を問わず安心して飛び込んできてほしいです。
――2年間のOJT期間と節目研修という長期的な手厚いサポートがあれば、未経験でも大きな自信になりますね!実際の社内の雰囲気や、社員同士の関わり合いはいかがでしょうか?
齊藤様:当社は非常に穏やかで面倒見の良い社員が多く、若手をみんなで気にかける温かい風土があります。
また、仕事外の交流を支援する「フジクラブ」という制度も大人気です。フットサルやボルダリング、ゴルフ、ボードゲームなどのサークル活動だけでなく、社内掲示板で自由に参加者を募って「休日に動物園に行こう!」「ぶどう狩りに行こう!」と出かけるような活動も活発に行われています。
人事が制度として強制するのではなく、会社から補助を受けながら楽しんでいます。穏やかで面倒見の良い社員が多く、新入社員が配属された際も、先輩社員が積極的に声をかけたり、困っていることがあれば気軽に相談に乗ったりと、若手を気にかける温かい雰囲気があります。部署や年齢、役職の垣根を越えたフラットなつながりがあるからこそ、日常の業務でも自分の考えを持ちつつ、分からないことは周囲に聞き、巻き込んで進めるという連携がごく自然にできています。

「安定」と「挑戦」が同居する環境で、未来の水環境を共に創る仲間へ
――それでは最後に、これからフジクリーンの門を叩いてくれる未来の仲間(求職者・学生の皆様)へ向けて、メッセージをお願いいたします。
大庭様:当社の仕事は、一人ひとりの日々の地道な頑張りが、ダイレクトに「日本、そして世界の水環境を美しくする」ことにつながる非常に誇り高いビジネスです。
国内シェアNo.1という強固な基盤がありながら、自治体と連携した街づくりへの貢献、海外展開の加速、IoTを活用した次世代メンテナンスなど、これから挑戦したいテーマが山積みになっています。「美しい水を守る」という想いに共感し、周囲と協力しながら新しいフジクリーンを一緒に創っていける方とお会いできることを楽しみにしています。
齊藤様:当社は理系・文系や国籍を問わず、多様なバックグラウンドを持つ方を広く歓迎しています。配属についても、面談を重ねて内定後の2月頃(入社前)にはしっかり決定するため、心の準備をして社会人生活をスタートできます。
最初から専門知識は一切問いません。「社会貢献度の高い仕事がしたい」「安定した環境で新しいことに挑戦したい」という想いが少しでもあれば、ぜひ説明会や個別面談にお越しいただき、当社の社員のリアルな人柄や温かい社風に触れてみてください。
――下水道老朽化という社会課題に対して自治体と共に持続可能な街づくりを推進し、さらに「世界のFujiClean」を目指して果敢に挑むフジクリーン株式会社様。確かな技術力と国内トップシェアの安定感がありながら、2年間の手厚いOJT期間や「フジクラブ」に見られる温かな仲間意識など、若手が安心して飛び込める魅力的な環境が整っていました。「水環境を守る仕事に挑戦したい」と感じた未来の候補者の皆様は、ぜひ一度、同社の説明会や面談でその熱量と温かさに触れてみてはいかがでしょうか。本日は貴重なお話を誠にありがとうございました!
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