HERP Hire(ハープハイヤー)の特徴や料金,事例を解説!機能不足って本当?

現在、働き方の多様化によって、あらゆる業界で人材不足が課題となっています。
採用を効率化させるため、採用管理ツールの導入やリプレイスを検討している方も多いのではないでしょうか。
また、自社にマッチする優秀な人材を効率的に採用するために、いままでのような経営層⇔人事部での閉鎖的な採用戦略ではなく、組織全体で協力して採用活動に取り組む、スクラム採用という手法に注目が集まっています。
今回は、スクラム採用に役立つ採用管理システムのHERP Hireの特徴や料金、導入事例について紹介します。
目次
HERP Hireとは
HERP Hireとは、株式会社HERPが提供する組織全体を巻き込んだ「スクラム採用」をサポートする採用管理システム(ATS)です。
中堅企業からベンチャー、スタートアップまで多くの企業が活用している採用手法であり、導入企業1,000社以上(2023年1月時点)、顧客満足度No1を獲得しています。
一つの採用手法にフォーカスした明確な特徴を持つ採用管理システムで、特に中途採用に重きを置いたサービスです。
「スクラム採用」とは
スクラム採用とは、経営層や人事部といった限られた人の採用活動だけではなく、人事部以外の現場社員も肩を組む(スクラムする)ように、採用結果の責任まで負うことで採用効率を高める採用手法のことをいいます。
HERP Hireでは、社内一体型のスクラム採用の実現をサポートしてくれる機能を搭載しています。
採用に関わる情報がHERP Hireに一元管理されており、現場社員も確認することができるため、情報をシームレスに共有することができます。
HERP Hire(ハープ ハイヤー)の特徴
1.採用管理に必要な機能を搭載
HERP Hireでは求人ページの作成や公開、エージェント管理など採用活動に必要とされる基本的な機能を標準で搭載しています。
機能は以下です。
・求人ページの作成、公開
・求人媒体から応募情報を自動で連携
・エージェント管理
・リファラル採用
・面接スケジュールの管理機能
・潜在候補者のタレントプール管理
・レポート分析機能
上記機能に付随し、スクラム採用での全社員の進捗状況を共有することができるため、人事部や経営層からの迅速で最適なサポートが可能となります。
2. 業界最多数の求人媒体と連携し採用状況を一元管理
応募が発生してから、各採用媒体から自動で応募情報を吸いだし、HERP Hire上で採用状況を一括管理できるのが特徴の一つです。
専門性の高い人材が多く登録されている求人媒体とも連携しているため、即戦力採用も効率的に行えるでしょう。
求人票の公開も自動化することができるため、煩わしい転記作業も必要とせず、エージェントへの連携もスムーズかつ無駄がありません。
連携している求人媒体は下記の通りとなっております。
YOUTRUST・Findy・agent bank・SOKUDAN・Wantedly・Green・Forkwell・ビズリーチ・AMBI・転職DRAFT・doda・リクナビNEXT・マイナビ転職・エン転職
他にも、合計20社以上との求人媒介と連携が可能です。
3.Slack,Chatworkと連携が可能
HERP Hireは採用管理システムに必要な機能に加え、SlackやChatworkなどのチャットツールと連携ができます。
採用の進捗をリアルタイムでチャットに共有することができるので、報告を含め、面倒な業務の削減に繋がります。
また、スクラム採用を行っていく上でも、現場社員とスムーズに連携をする事ができ、書類選考や面接スケジュールなどの設定が容易になります。
4.様々なプランを選択可能
下記の3プランが存在します。
Starter
初期費用 0円
月額費用(※年間契約) 49,800円
アシスタント以上ID数 3
連携媒体数 1
Entry
初期費用 0円
月額費用(※年間契約)89,800円
アシスタント以上ID数 20
連携媒体数 5
Standard
初期費用 100,000円
月額費用(※年間契約)129,800円
アシスタント以上ID数 20
連携媒体数 5
データ移行やIPアドレス制限、SAML認証などはオプション料金です
5.候補者の検索や確認、一括操作が可能
候補者を職種や選考状況などの条件による絞り込み検索と条件保存ができます。
候補者一覧で表示される項目の表示 / 非表示の選択、並び替え、ソート表示も可能です。
候補者一覧から複数の候補者に対して、次の操作を一括で行うことができます。
– 担当を編集・追加
– タグ付け
– メールを送信
– 選考を作成
– 評価を入力
– 判定を入力
– 結果を入力
– タレントプールに移動
– 削除
HERP Hireを導入することによるメリット
1.情報共有を円滑にし、ミスマッチを減らせる
HERP HireではSlakやchatworkとの連携が可能なため「採用に関するコミュニケーションや情報共有が社内で円滑になる」という点において、最もシームレスに取り組む事が可能ということです。
また、リファラル採用(社員紹介)が円滑に行える機能を備えており「誰がいつどのような人材を紹介したか」などの情報を一元管理できます。
社内全体を巻き込んで採用活動を行えるため、人材採用後に「現場とのギャップ」などのミスマッチを減らし、自社に合った優秀な人材を採用できるでしょう。
2.採用業務の効率化が図れる
HERP Hireは採用の効率化が可能です。
・求人媒体からの情報を一元管理でき、採用業務の短縮
・各応募経路のデータ分析で、応募の無駄を可視化
・タスク管理・スケジュール管理で応募者対応のスピードアップ、歩留まりの改善
・社内コミュニケーションの効率化で採用業務のミス減少、採用にかかる時間の短縮
・「業務短縮」「ミスマッチ防止」「応募の無駄を可視化」などで採用コストも改善
スクラム採用ができるようになるメリット
先述したようにスクラム採用には様々なメリットが存在しますが、果たしてHERP Hireを導入するとどのような効果をもたらすのか、少しかみ砕いて説明していきます。
1.自社の優秀な人材と、求める人材とを接触させられる
会社全体で採用に取り組むことで「採用担当者だけではリーチできなかった人材」と接触することが出来ます。採用の目線以外からのアプローチや、現場の人間だからこその共感できる部分があるからです。
特にエンジニアは、カジュアル面談を現場社員が担当するか、人事が担当するかで印象や参加率が変わるでしょう。
そして、現場の社員自らが「誰と一緒に働くのか?」を意識しながら採用活動にコミットするので、自社が求めている優秀な人材の採用に近づくだけでなく、採用後一緒に働くチーム内でのギャップを小さくすることが可能です。
2.社員、候補者のエンゲージメント向上
採用活動を進めていく中で、社員が自社の魅力を言語化する必要があるため、スクラム採用を通して、社員のエンゲージメントも高まり、自発的な採用広報につながるというメリットもあります。
候補者は選考時から複数の現場社員とコミュニケーションを取ることで、業務内容や社風の理解促進にもつながります。入社前から雰囲気を知ることで、「想像と違った」というミスマッチ防止につながり、結果的に入社後の定着率も上がります。
HERP Hire(ハープ ハイアー)を導入することによるデメリット
1.スクラム採用をしない企業には向かない
HERP Hireの強みは「採用に関する社内コミュニケーションを円滑にし、社員エンゲージメントを上げ、全社員で採用に取り組むこと」ですので、そもそもスクラム採用をしない企業には向かないかもしれません。
スクラム採用は「採用力の向上」「自社にマッチした人材の発見」などのメリットが見込まれる一方で、「現場の負担が増える」「意識の統一・要件の理解を促す必要がある」などかえって工数が増える可能性が否めません。
2.機能不足という声も
HERP Hireは「機能不足を感じる」という声もよく上がります。
とくに「分析機能が物足りない」「分析が甘く、課題を明確にするのが難しい」といった分析機能に関する意見があるため、これらを踏まえたうえで導入を検討しましょう。
昨今の採用管理ツールの中には、Talentioをはじめとし、タレントプールに重きをおき、分析とデータ構築が強みという物が多いです。
HERP Hireは、スクラム採用という業務効率化、ミスマッチ改善等にフォーカスしたサービスであるため、その部分の両立が課題と言えるでしょう。
ただし、HERP Hireは機能の追加や改善のスピードが速く、アップデート毎に機能が充実していくことでしょう。
HERP Hireの評判・導入事例
1.株式会社ユニラボ様
Before
採用担当1人で属人化した管理をしていたが、採用チームを立ち上げることになり、複数人で共有できる体制が必要となっていた。 応募情報や面談設定日などをスプレッドシートへ手入力していて作業工数があまりにも膨大であった。
After
採用に関わる情報がHERPに集約、情報共有がしやすい状態になり、戦略策定など、施策を考えることに時間を使えるようになった。
媒体自動取り込みで正確かつ効率的に候補者情報を集約できるようになったため、有効な応募経路の特定や、求人票、スカウト文面のブラッシュアップができるようになった。
2.株式会社Schoo様
Before
以前導入していたツールは毎回ログインの必要があったため、通常業務の合間で進捗を見る機会が頻繁に持てていなかった。
また、これまではメール通知だったので現場社員が見ず、Slackやダイレクトメッセージでリマインドを送っていた。
After
HERPは1クリックでSlackログインができ、かつ一度ログインすればSlackから自動で遷移できるので現場がどんどんと使うようになった「人事が面接を依頼する」という感覚から、現場が能動的にコメントを記録し、コミュニケーションが活性化した。
さらに、HERPはSlcakでメンションが飛ぶため現場への連携が楽になり、リマインドという面倒な行程から開放された
まとめ
HERP Hireのサービスをまとめると以下のようになります。
・HERP Hireは操作しやすいシンプルなUIで、導入しやすい
・SlackやChatworkとの連携ができ、社員とスピーディに情報共有できる
・20社以上の求人媒体と連携しており、特にIT系人材の媒体に強い
・採用規模によって最適な料金プランを柔軟に提案してもらえる
・月間応募数が30名以下なら、全ての機能を無料で利用できるプランも
・HERP Hireは導入までのスピードが速く、担当者のサポートも充実している
HERP Hireは、スクラム採用を実現するATS(採用管理システム)と同時に、採用活動の効率化、より現場にマッチした人材の獲得が見込めるサービスです。
本記事をぜひ参考にして、ATS選びの参考にしてください。
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投稿者プロフィール

- 株式会社VOLLECTにて採用コンサルタントとして従事。大手広告代理店のDXコンサルタント職や、大手IT企業でのエンジニア採用など、多数の採用支援実績を持つ。