【2023年比較】スカウト代行サービス23社!料金一覧表や特徴、選び方のコツを徹底解説!

※2023年11月に改訂しました
採用担当者であれば、スカウト配信業務の大変さや返信率の悪さから一度は「スカウト代行サービス」の利用を検討したことがあるのではないでしょうか?
本記事では、スカウト代行サービスの種類とそれぞれのメリット・デメリット、おすすめのスカウト代行会社、「質の高い」スカウト代行選びのポイント、最後には各社の「料金比較表」を紹介していますので、ぜひご参考にしてください。
スカウト代行会社選びにお悩みの方は、まずはSONYやラクスルが利用する有名スカウト代行「PRO SCOUT」のサービス資料を見てみることをお勧めします。
目次
スカウト代行サービス(ダイレクトリクルーティング代行サービス)の種類
スカウト代行サービスには大きく分けて3種類存在します。それぞれ詳しくみていきましょう。
- スカウト代行特化型
- 採用全般代行型
- フリーランス派遣型
スカウト代行特化型
メリット
採用全般の代行会社と比較して、スカウトに関する深い知見を持っています。
また、スカウトサービスとの連携をしている企業も多く、各スカウトサービスや採用ポジションごとの独自ノウハウを持っているためダイレクトリクルーティングの効果は上げやすいです。
さらにスカウト関連業務のみを依頼するので、料金的にもお手頃なことが多いです。
デメリット
ダイレクトリクルーティング以外の採用手法をまとめて外注したい企業には、コミュニケーションラインが増えてしまいます。
例)VOLLECT社「PRO SCOUT」…「ダイレクトリクルーティングの教科書」を出版するなどダイレクトリクルーティングの知見が深い
採用全般代行企業
メリット
一つの方法に囚われず、求人媒体やエージェントなど様々な方法を活用して、目標の採用数の実現に向けて試行錯誤してもらえます。一社でRPOが完結することもあり、コミュニケーションラインも少なくて済みます。
デメリット
スカウト専門の代行会社と比較した際に、新しいスカウトサービスの知識や返信率向上のテクニックなど、ダイレクトリクルーティングへの知見が浅い場合もあり、ダイレクトリクルーティングを積極的に活用したいと考えている会社には向かない可能性があります。また、費用も高めです。
例)Attack社、ネオキャリア社など
フリーランス派遣型の場合
メリット
プロジェクトマネジメントは人事側で行うため、自分たちで一定工数を費やすものの、一部をアウトソースしたい場合には適しています。また、小回りが効きやすいです。
デメリット
アサインされた人材次第で成果が変動してしまいます。良い方がアサインされれば良いですが、フリーランスが事務的にスカウトを送るだけで成果が出ない、スカウトサービス選び/返信率向上の提案がない、マネジメントで余計に工数がかかってしまう、などの問題が起こることがあります。
例)コーナー社、キャスター社など
フリーランス派遣型の注意点
有料職業紹介の許可を取っていない個人事業主(フリーランス)に全ての採用業務を依頼する場合、違法とみなされる可能性があります。人材の選定から勧誘といった、いわゆるスカウト行為が職業紹介事業に含まれるといった見解があるためです。
有料職業紹介の許可を得るためには、『資本金500万円程度以上かつ仕切られた面談室の設置』が条件となります。個人事業主の場合、簡単にクリアできる条件ではありません。
そのため、許可の確認が取れない事業所や個人事業主には、安易に依頼しないようにしましょう。
スカウト代行サービス比較表
料金 | スカウト ノウハウ |
突発的な 大量配信 |
体制 | スカウト以外の 母集団形成 |
|
スカウト代行 特化 |
月額10万円~ | ◎ | ◎ | 専門チームにお任せ | △ |
採用全般 代行 |
月額30万円~ | △ | ◯ | 専門チームにお任せ | ◎ |
フリーランス 派遣 |
稼働時間次第 | 担当者次第 | △ | 自社で構築 | ◯ |
スカウト代行サービスの「質」を重視した選び方とポイント5つ
スカウト代行サービスには各社の特徴や得意領域があります。期待通りの効果を得るためにも事前にその内容を抑えておくことが大切です。ここでは、スカウト代行サービスの選び方と選ぶ上でのポイントを4つ解説します。
①同業/同業種の実績
スカウト運用実績があるほど、データやノウハウが代行会社に蓄積されており、その業界/職種の勝ちパターンを知っている可能性が高まります。
スカウト代行サービスは多数のサービスがありますが、実績を公表している企業は数少なく、サービスぺージに企業ロゴや導入企業インタビューがある企業は一握りです。また、スカウトではなく面接代行や採用広報支援などを含めたロゴや数値で実績を出している企業も多く存在します。
スカウト代行を考える際には、同業種での実績がある企業なのか、そして「スカウト」での実績なのかを見るようにしましょう。
PRO SCOUTは、スカウト代行だけで600社以上の実績があり、さらに企業インタビューやロゴの掲載が充実しているため、安心して依頼できます。
②料金体系
通数課金のサービスもありますが、月額固定のサービスが多いです。その中でも、◯通送信すると決めて月額設定している企業と、◯時間分の稼働でこの月額と決められている企業もあります。
前者の場合、依頼していたポジションがクローズ・ペンドになってしまうと決められた通数を消化せずに固定費用を払うことになる可能性があります。後者の場合は、何通送られるのか保証がないため、担当者のスカウト配信速度次第では想像よりスカウトが送られないということが考えられます。また、スカウト配信対象者がズレていたり、ポジションの変更などでミーティングを行ったりした場合、時間を消化してしまうためスカウトを送る時間が減ってしまいます。
通数課金サービスの場合は、スカウトを送らない限り料金が発生しないため、上記のようなトラブルは少なく費用面に関して安心して依頼することができます。
なお、月額固定の場合の平均額は月30~50万円程ですが、通数課金制の場合はスカウトの配信数により金額が決まります。1通あたり500円~3000円が平均的ですが、サービスにより料金形態や費用は異なります。
▼通数課金では、1通500円~のスカウト代行「PRO SCOUT」がおすすめです。
③採用する職種やポジションへの理解があるか
自社のターゲットにマッチした人材にアプローチするためにも、利用検討中のスカウト代行サービスの担当者が、採用したい職種やポジションをどれだけ理解しているか、十分に見ておきましょう。
サービス担当者の理解が不足していると、採用要件の説明に時間を要す、スカウト対象者の選定が正しく行われず、対象外の候補者から返信が来てしまい無駄な面談を行わなければならない可能性があります。事前に各サービスの強みや特徴などを把握し、成果に繋がるような具体的な依頼をできるようにしておきましょう。
担当者が商談に出てこない場合、気になるサービスでしたら2回⽬の打ち合わせを⾏い担当者同席のお願いをしてみましょう。
④配信や振り返りミーティングの頻度
配信頻度は、週に1回や特定の曜⽇に配信する企業もあれば、毎⽇対応の企業もあります。配信頻度が⾼い⽅が、新着/レジュメ更新/直近ログインの候補者にアプローチできるため、返信率が上がりやすくおすすめです。
また、振り返りミーティングも頻度高く課題・要因・解決策の提案をしてくれるのか確認しましょう。ポジション数が多い場合やポジション毎に採⽤担当が異なる場合は、週に複数回実施してくれるのか。時間単価の場合、要件の変更などで臨時でミーティングをしたい時に想定していた配信数が減らないかなども要チェックです。
⑤セキュリティ対策
スカウト代行は候補者の個人情報やスカウト媒体のログイン情報を扱うため、セキュリティ対策をしている企業かきちんと見極める必要があります。特に、フリーランス派遣型では、フリーランスが自分のPCで作業をする場合があり、情報が適切に管理されない危険が高まります。
ISMSの国際規格を取得しているPRO SCOUTなど、信頼できるスカウト代行会社に依頼することが求められます。
スカウト代行サービスおすすめ23選
ここからはスカウト代行サービスを紹介していきます。
まずは各公式ホームページで料金が確認できたスカウト代行サービスの料金比較表を作成しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
【サービス/社名】 | 【料金】 | 【料金形態】 |
---|---|---|
PRO SCOUT | 月額10万円〜 | 通数課金 |
ネオキャリア | 初期費用:18万円〜 ゴールドプラン:80h稼働 月額25万円 プラチナプラン:160h稼働 月額45万円 |
月額制(稼働時間課金) |
キャスター | STANDARD:月額40万円(最短3か月~/70hの稼働) LONG:月額39.2万円(最短6か月~/70hの稼働) |
月額制(稼働時間課金) |
ダイレクトソーシング | 月額45万円〜 | 月額制 |
マルゴト | 初期費用:10万円 ライトプラン:月額45万円〜 ベーシックプラン:月額85万円〜 |
月額制 |
コーナー | リクルーター(週2日)…月額50万円 ダイレクトリクルーティング(週2日)…月額20万円 |
月額制(稼働時間課金) |
Career Mart | 求人サイトスカウト1通50円〜(RPA利用) | 通数課金 |
マンパワーグループ | 常駐リクルーター1名がフルタイム常駐の場合 月額100万円以上 |
月額制 |
イチグウ | ※個別見積もりが必要。下記は目安
スカウト200通 30万円 |
月額制 |
シンギョク | 初期費用:15万円 3ヵ月契約:390,000円/月 6ヶ月契約:340,000円/月 12ヶ月契約:300,000円/月※100通送信の場合 |
月額制 |
株式会社VOLLECT「PRO SCOUT」(ダイレクトリクルーティング特化)
特徴
・パナソニックやラクスル、博報堂などの有名企業からベンチャー企業まで600社以上の実績
・スカウト文面/求人票作成、カスタマイズ付きスカウト送付、日程調整、レポーティング、改善提案、カジュアル面談や返信率UPのレクチャーまで丸ごと依頼可能
・「ダイレクトリクルーティングの教科書」の出版、日経トレンディへの寄稿などスカウトのノウハウが豊富
料金プラン
月額10万円〜
業界では珍しい従量課金制で、対象となる候補者にスカウトを送らない限り料金は発生しない。
詳細なプランはサービス資料をダウンロード
▼料金やサービス詳細は資料をDL
ネオキャリア
特徴
・年間1000社にのぼる採用支援実績(スカウト以外含む)
・企業によって支援内容のカスタマイズが可能
・新卒/中途/アルバイト全て対応できる
料金プラン
※エンジニアスカウト代行サービスの場合
初期費用:18万円〜
ゴールドプラン:80h稼働 月額25万円
プラチナプラン:160h稼働 月額45万円
株式会社キャスター
特徴
・3名によるチーム体制で採用業務を主体的に推進
・採用戦略から母集団形成、エージェント対応、応募者対応など幅広く対応
・累計支援者数500社以上(スカウト以外含む)
・コロナ前からフルリモートを推進してきた企業として有名で、2023年10月にグロース市場上場を果たす
料金プラン
・STANDARD:月額40万円(最短3か月~/70hの稼働)
・LONG:月額39.2万円(最短6か月~/70hの稼働)※内容はREGULARと同様
・CUSTOMIZE:お見積り(採用広報プラン、新卒採用プラン、英語対応プラン)
株式会社ダイレクトソーシング
特徴
・ダイレクトリクルーティングを中心に、その戦略立案や運用を支援。
・多様なスカウト媒体に対応可能。
・特にLinkedInに関して、日本初の正規代理店として運用ノウハウを持つ。
料金プラン
月額45万円〜
マルゴト株式会社
特徴
・社員規模20~150人のベンチャー/中小企業がメイン。
・面接以外の採用業務をワンストップでサポート。
・最低契約期間は1か月
料金プラン
初期費用10万円
ライトプラン:月額45万円〜
ベーシックプラン:月額85万円〜
見積もりが必要なエンタープライズプランあり
Attack株式会社
特徴
・人材紹介からダイレクトリクルーティングまであらゆる採用チャネルに対応
・マニュアル/タスク管理シートなどを用いて、ミスのない業務を行う
・戦略立案も依頼可能
料金プラン
・ベーシックプラン、アドバンスプラン、エンタープライズプランの3つあり
・個別カスタマイズも可能
株式会社プロリク
特徴
・エンジニア採用に特化した採用代行、採用ブランディング、採用コンテンツ制作を行う
・エンジニア採用経験者がエンジニアに刺さる訴求を行う
・80項目の独自シートにより、キャンディデイトジャーニーを可視化
料金プラン
採用代行、採用コンテンツ支援、セットの3プランあり。詳しくは要問い合わせ。
株式会社コーナー
特徴
・人事・採用業務の経験者(=パートナー)を企業が多数登録。
・コーナーはパートナーと課題を持つ企業とマッチングし、実際のプロジェクトにも関与。
・人事制度から労務、採用、人材開発まで幅広い人事業務に対応可能。
料金プラン
※一例、詳しくは要問合せ
・リクルーター(週2日)…月額50万円
・ダイレクトリクルーティング(週2日)…月額20万円
Career Mart
特徴
・支援期間最短3日から、月額1万円から対応可能
・RPAを導入し、スカウトを大量に素早く送信
・説明会日程掲載や合否連絡、内定者コールなど、細やかな対応が可能
料金プラン
求人サイトスカウト1通50円〜
カスタマイズプラン要見積もり
株式会社レイン
特徴
・エンジニアの採用を得意としている
・バイリンガル人材がおり、外国籍人材や外資系企業の採用対応可能
・採用代行とHRコンサルティングを用意
料金プラン
・問い合わせが必要
株式会社トライアンフ
特徴
・1998年から積み上げた豊富な実績
・採用業務だけではなく、労務管理、研修など幅広く委託可能
・スタッフが常駐しての人事業務代行も可能
料金プラン
・要問い合わせ
株式会社ポテンシャライト
特徴
・スタートアップ企業(スタートアップのシード期からシリーズA〜Cフェーズ)を中心に採用全体の戦略策定からオペレーション設計までを担う
・ベンチャー企業の採用支援と人事組織領域の支援に強み
・採用ブランディング、SNS採用設計、福利厚生設計など幅広く依頼可能
料金プラン
ホームページ上の公開なし
マンパワーグループ株式会社
特徴
・長年の信用・実績がある老舗のサービス
・採用業務をフルで依頼することも、一部の業務を切り出して依頼することも可能
・オフサイト型・オンサイト型・ハイブリッド型の3種類の人員配置にて、組織に合わせた柔軟な体制構築を実現
料金プラン
オンサイト(常駐)リクルーター1名がフルタイム常駐の場合月額100万円以上が相場
詳しくはお見積り
株式会社ニット
特徴
・バックオフィスを中心としたオンライン業務代行
・決まったフローの中で手間のかかる部分だけアウトソーシングするという使い方が可能
・全方位型で柔軟性のあるサービスを提供
料金プラン
稼働時間次第。緊急対応は消費時間1.5倍、契約時間の超過は1h 4000円の超過料金がかかる。
Beyond Hiring/Beyond Technologies株式会社
特徴
・「日本の労働人口減の課題解決に貢献する」を理念とし、外国人材・多国籍人材の採用を支援
・英語でのスカウト代行に強みあり
・LinkedInなどのビジネスSNSを活用した採用手法を得意とする
・エンジニア人材や専門人材が採用得意領域
・ ターゲット設定や人材サーチ、スカウト、一次面談などを通じた母集団形成を行う
料金プラン
非公開
Beyond Technologies株式会社
詳細はこちら
株式会社プロジェクトHRソリューションズ(uloqo DR)
特徴
・媒体戦略立案から支援可能
・採用難度の高いエンジニアやデザイナーなど専門職種に強み
・採用目標達成率87% 、顧客継続率90%
料金プラン
スカウト配信数で費用の変動は無し。詳しくは要問い合わせ。
NewRecord
特徴
・急成長スタートアップの元人事責任者が担当
・SaaS、webマーケ、VR、web3などの業種に強い
・中途採用に特化
料金
要問い合わせ
イチグウ株式会社
特徴
・スカウト媒体数に制限なし
・スカウトだけでなく、エージェントコントロールや採用広報も依頼可能
・2名体制での支援
料金
※個別見積もりが必要。下記は目安
・スカウト200通 30万円
・スカウト300通+日程調整代行 50万円
リクルートスタッフィング
特徴
・リクルートグループならではの人材採用ノウハウ
・スカウト配信だけでなく、応募受付、書類選考、お見送り連絡等も対応
・企業の採用フローに合わせ、柔軟にカスタマイズできる運用力
料金プラン
スカウト送信:50件/5万円〜
書類選考や応募受付:処理数50件/4万円〜
▶︎【人事向け】リクルートダイレクトスカウトの特徴や実際に使ってみてわかったメリットとデメリットまとめ
株式会社ONE
特徴
・中途/新卒/アルバイト/パートなど雇用形態や採用形態に縛られず利用可能
・求人広告代理店もしているため、スカウト以外の幅広い提案が可能
・必要な部分だけオーダーメイドでプランを作成
料金プラン
【中途採用】 一次面接設定パック |
求人広告掲載料+採用代行料10万円/月 | 求人広告掲載から一次面接設定を代行 |
---|---|---|
【中途採用】 一次面接代行パック |
求人広告掲載料+採用代行料30万円/月 | 求人広告掲載から一次面接設定~合否連絡を代行 |
【新卒採用】 採用代行パック |
求人広告掲載料+採用代行料30万円/月 | 求人広告運用から、会社説明会日程の作成・更新や予約者の管理、面接設定までを代行 |
オーダーメイドプラン | 要お見積り | 企業様のご要望に合わせて対応 |
株式会社シンギョク「core scout」(ダイレクトリクルーティング特化)
特徴
・元人材大手出身者がチームでサポート
・スカウトの返信率で高水準を保持
・エンジニア、PM、CTOなどIT系の職種での実績が9割以上
料金
・初期費用15万円+基本プラン料金(100通分のスカウト対象者の選定と送信)
・3ヵ月契約:390,000円/月 6ヶ月契約:340,000円/月 12ヶ月契約:300,000円/月
クライアントファースト株式会社
特徴
・採用代行業務と一環として、スカウトやDMの代行も請け負っている
・面接代行、RPA設定、面接会場の手配、SNS運用代行など幅広い業務依頼が可能
・中途採用から新卒採用、アルバイト採用まで幅広く対応可能
料金プラン
月額制もしくは都度払い(実際に依頼する業務で変動)
株式会社ジーズコンサルティング
特徴
・中途も支援しているが、新卒採用に強い
・採用ニーズに合わせた柔軟な企画立案から実務のサポート
・応募者との電話やメッセージのやり取りも依頼可能
料金
要問い合わせ
スカウト代行サービスに依頼できること
ダイレクトリクルーティングは、人材紹介などでは出会えない優秀な候補者にアプローチできるというメリットがある反面、自分達でスカウト文面作りや候補者探しをするため工数が非常にかかり、ノウハウが必要な採用手法です。特に下記の4業務は、採用担当者1名だけでこなすとなると重荷になるでしょう。
候補者選定
候補者選定はスカウト業務の中で最も時間を費やす業務ですが、疎かにすると返信率は大きく下がってしまいます。
人材要件が厳しく、希少な候補者を探す場合、数百万人もの候補者が登録していても検索結果が数名になることも珍しくありません。そのような場合は、何度も検索条件を変えてサーチをします。
さらに検索条件にヒットした候補者の個別のプロフィールをみると自社の対象ではないことも多々ありますので、手間がかかります。経験上、検索してヒットした数の2〜5割しかスカウトを送る対象にならないことが多いです。
候補者選定業務をスカウト代行に依頼することで、面接などのコア業務に集中できるようになるでしょう。
スカウト代行会社選びにお悩みの方は、まずはSONYやラクスルなど600社以上が利用する有名スカウト代行「PRO SCOUT」のサービス資料を見てみることをお勧めします。
スカウトメール送信
スカウトメール送信は大きく分けて「一括送信」と「個別配信」の2つのパターンがあります。
一括送信は、複数の候補者に同一のスカウト文面で同時に配信することです。一方で個別配信というのは、候補者一人一人のプロフィールに合わせて文面をカスタマイズして配信することです。
最近のスカウト媒体は、{NAME}、{COMPANY}などのショートコードをスカウト文面にあらかじめセットしておくことで、一括送信しても名前や候補者の属する企業名は自動的に挿入されるようになっています。ただ、効果が出にくい点から、一括送信する機能がついていないスカウト媒体も増えてきています。
個別配信の場合、どこまでカスタマイズするのかで大きく業務量は変化します。スカウトした理由を1〜2文入れるケースが一般的ですが、それでも100〜200名送るとなると、かなりの工数になります。また、レジュメのコピー&ペーストでのカスタマイズでは候補者に響かないこともあります。
カスタマイズの量はスカウト代行会社によって違いますので、例文を見せてもらえないか確認してみましょう。
日程調整
求人広告で候補者側から応募してくる場合は、少し対応が遅れても候補者とのやり取りが途絶えることは少ないです。
しかしダイレクトリクルーティングで企業側からスカウトを送る場合は、返信をもらったら早期に日程調整をする必要があります。返信が来てから24時間が経過すると、返信率が落ちる傾向にあります。
面接などで業務が逼迫していても、スカウト代行会社に日程調整を依頼しておけば安心です。
集計・KPI管理
スカウトの効果を改善するために、開封率、返信率、先行通過率等のKPIを振り返ります。ポジション数や利用媒体数が多いと、送付数や返信数の集計作業も大変です。
こちらも集計作業含めてスカウト代行に依頼することができ、社内に向けたレポーティングのための資料作成の手間が大きく省けます。振り返りの頻度に関しては、少なくても1ヶ月に1回は振り返りをするケースが多いですが、配信開始したばかりのタイミングであれば、もっと頻繁にお願いしてもいいかもしれません。
これらの業務内容を見て、とてもではないがこなす余力がない、と感じるのであれば、スカウト代行の利用を検討するべきでしょう。
スカウト代行会社選びにお悩みの方は、まずはSONYやラクスルが利用する有名スカウト代行「PRO SCOUT」のサービス資料を見てみることをお勧めします。
スカウト代行サービスを活用して採用を成功させるコツ
スカウト代行サービスには各々の特徴があります。自社に合ったサービスを選定し、上手く活用することで、採用成功の可能性を高めることができるでしょう。ここでは、スカウト代行サービスを活用して、採用を成功させるためのコツを3つ解説します。
スカウト代行会社に投げっぱなしにしない
ほぼ全ての業務を巻き取ってくれるスカウト代行会社もありますが、それでもなお「投げっぱなし」では、採用はうまくいきません。ダイレクトリクルーティングを運用していて、スカウト返信があっても、返信から採用に繋げられずに悩んでいる企業もたくさん見てきました。
ダイレクトリクルーティングの場合、直接応募違って候補者の転職意向が高くないケースもあります。現場メンバーに候補者を口説いてもらうつもりで面談してもらわないと、辞退が続いてしまいます。
スカウト返信を集めるだけではなく、採用成功をミッションとするスカウト代行会社であれば、候補者管理の方法も含めてアドバイスをしてくれるかもしれません。そのアドバイスをもとに、スカウト返信後〜採用決定までのプロセスを適正化すること重要です。配信業務をスカウト代行会社に依頼することで、そのプロセス適正化に時間を割くことができるのは最大のメリットになるでしょう。
事前に自社の企業情報や採用目標を伝える
スカウト代行を依頼するときには、事前に自社の企業情報や採用目標を十分に伝えておきましょう。定量でははかりにくい定性的な点も、スカウト送信の担当者に理解してもらうことにより、自社に合った人材採用にも繋がります。
また、採用状況や採用方針が変わったら、その都度情報を共有することも重要です。情報が更新されないまま業務を継続することとなるため、当然採用成果には繋がりません。情報を共有する際にはできる限り確度と精度を高い状況にして伝えるようにしましょう。認識のずれを防ぐことに繋がり、想定に近い採用を実現させることができます。
採用方針に適したサービスを選ぶ
ここまでに解説してきた通り、一口にスカウト代行サービスと言っても、その対応範囲や得意領域は大きく異なります。自社の採用ターゲットに合ったスカウト代行サービスを選ばなければ、時間と費用が無駄になるだけで採用には繋がらないことは明白です。そのような結果にしないためにも、スカウト代行サービスの利用開始を決める前に、各サービスを丁寧に比較・検討しておきましょう。
各々の特徴とメリット・デメリットを理解したうえでサービスを選ぶことが大切です。自社の採用業務の型やフローを見直す機会にもなり、思わぬ改善策が見つかったということも少なくありません。採用方針に適したスカウト代行サービスの選択は、サービスを利用して採用を成功させるための鍵と言えるでしょう。
▶︎RPO(採用代行)とは?リクルートの方法や使うべき企業の特徴を解説
ダイレクトリクルーティング運用に困ったら
「PRO SCOUT」では、600社以上の実績をもとにダイレクトリクルーティングを中心とした採用ご支援が可能です。
エンジニア採用案件には元エンジニアが担当するなど、各領域のプロフェッショナルが業界のトレンドを把握しながら他社事例をもとに採用をご支援します。月額10万円〜と料金もリーズナブル。
スカウトを送る時間が割けない、スカウトで採用決定を出したい、などのご希望がありましたら、ぜひ下記より詳細をご覧ください。
▼参考お役立ち資料
失敗しない!スカウト代行の選び方
投稿者プロフィール

- PRO SCOUT事業責任者
- 株式会社マイナビにて、人材紹介やスカウトサービスのプロダクト責任者を経験。現在は株式会社VOLLECTで、ダイレクトリクルーティング支援サービス「PRO SCOUT」の事業責任者を担う。