【人事向け】リクルートダイレクトスカウトの特徴や実際に使ってみてわかったメリットとデメリットまとめ

RECRUIT DIRECT SCOUT

最近、松坂桃李さんを活用したCMでよく見るリクルートダイレクトスカウト。

今回の記事では、採用する人事側の目線で、特徴や料金、使いこなすコツ等についてご紹介します。
是非読んで、参考にしてみてください。

リクルートダイレクトスカウトとは

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画像参照元:公式HP

リクルートダイレクトスカウトは、名前の通り株式会社リクルートが運営するハイクラス向けのスカウトサービスです。2014年に開始したCAREER CARVER(キャリアカーバー)という、エージェントのみが利用できるスカウトサービスがありましたが、2021年8月にCAREER CARVERを企業向けに開放したのとほぼ同時にサービス名変更し、「リクルートダイレクトスカウト」として生まれ変わった注目のサービスです。

様々なスカウトサービスはありますが、ハイクラス向け・エージェントも利用できるという点で、競合サービスとして最も類似しているのはBIZREACHでしょう。
基本的には中途採用向けですが、顧問希望者を検索条件から探すこともできます。

リクルートダイレクトスカウトの特徴

RECRUIT_DIRECT_SCOUT_Features

登録者の属性としては、ハイクラスを謳っていることもありデータベースの7割以上が年収600万円以上の方が登録されているようです。また、ボリュームゾーンは600〜1000万円のレイヤーで構成されているようです。

職種に関しては、エンジニアなどの技術系よりも営業や企画・コーポレートなどのビジネスサイドの登録者が多いです。ダイレクトリクルーティングを積極的に活用している企業が気になるITエンジニアに関しては、全体としてそれほど多くない印象で、Web系よりも業務系のエンジニアが多い印象です。

BIZREACHと違い、有料会員は存在せず、全てが無料会員で構成されています。また、毎月6000名を超える新規会員が登録しているという点は見逃せません。

リクルートダイレクトスカウトは、BIZREACHと同様に事業会社もエージェントも両方が使えるサービスとなっています。
事業会社側は、業界や職種に偏りがあるわけではなく幅広く様々な企業が利用していますが、ハイクラス人材をメインとしていることもあり、比較的大手企業やメガベンチャー企業、コンサルティングファームの利用が増えていくことは明白でしょう。

エージェント側は、2014年からCAREER CARVERとして利用されていることもあり、2500名のヘッドハンターが利用しています。BIZREACHが2021年6月時点で公開している求人数が5.5万件程度に対して、リクルートダイレクトスカウトの公開求人数は7万件弱なので、求人数ではBIZREACHを現時点で上回っている点は注目でしょう。
ただ、事業会社が利用できるようになったのは2021年の8月からのため、現状は事業会社よりもエージェントの方が圧倒的に利用していると考えられます。

一方で、BIZREACHと異なり、登録者は審査制になっていないため、プロフィール情報が薄い方も多く散見されます。

現在は、リクルート側が工数を負担してもらえる設計になっており、「求人作成」、「スカウト配信」、「採用管理ツールへの候補者登録」まで行ってもらえるのは大きなメリットでしょう。

リクルートダイレクトスカウトの料金

RECRUIT_DIRECT_SCOUT_PRICE

2021年12月現在、初回導入費用は無料の採用決定時に成功報酬の15%が発生する料金体系となっています。

ただし、既に過去導入したことのある企業に関しては、初期導入費用が発生するようですが、事業会社が使えるようになったのが最近のことですので、ほとんどの事業会社は無料で使えると思います。

リクルートダイレクトスカウトのメリット・デメリット

実際にリクルートダイレクトスカウトを使って感じたメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

機能

・UI/UXはBIZREACHに非常に近しく、BIZREACHに使い慣れている人であれば問題なく操作することができる

・候補者ごとに、「最終アクセス日」/「レジュメ登録日」/「レジュメ更新日」があるため、アクティブな候補者だけにアプローチすることができる

・候補者毎に「顧問可」というステータスがあるため、業務委託や顧問として依頼するために利用することもできる

・スカウト配信時に添付する求人票を、最大で3つまで添付することができる

・一斉配信は出来ず、候補者毎の個別スカウトのみ対応

登録者層

・プロフィールの充実度は比較的高い人の登録も多い

・登録者の半数が最終ログイン日1ヶ月以内のアクティブ層

料金

・配信のサポートまで行ってくれるのに、導入費用無料

デメリット

・年齢で検索することができず、卒業年度でしか検索することができない(卒業年度早見表もついているものの、その表には生まれた年と卒業年度を照らし合わすことができず、年齢表記がないので結局分からない)

・配信対象の候補者を集めたリスト(いわゆるターゲットリスト/検討リスト)作成機能がなく、候補者検索してヒットしたタイミングで配信するしかない

・候補者毎にタグを付けることもできず、現状はメモ機能だけ(ただしメモ内容で検索することが出来ない)

・スカウトテンプレートと求人票がリンクしていないため、配信するたびに正しいスカウトテンプレートと求人票をそれぞれ選択しなければならず、ミスが発生しそうな設計

・スカウト返信がきた候補者の選考状況が分からない

・配信レポート機能がなく、返信率の把握に時間がかかる(送ったスカウトメッセージを送信ボックスで確認することは可能なため、地道にカウントすれば返信率を出すことも可能)

まとめ

RECRUIT_DIRECT_SCOUT_PRICE_resume

リクルートは長い間、スカウトサービスは提供していませんでした。近しいものとして、リクナビHRtech転職スカウトというものがありますが、データベースに登録する候補者に「◯」「×」「△」をつけてアプローチするだけで、料金体系も人材紹介サービスと全く同じで成功報酬35%という、スカウトというよりかは人材紹介サービスに付随するものしか存在していませんでした。

ダイレクトリクルーティングは人材紹介サービス事業の収益を毀損するものとして捉えてしまいますが、このタイミングでの参入は、業界最大手のリクルートもBIZREACHの拡大を見過ごすことができなかったのではないかと勘繰ってしまいます。

現状、BIZREACHと比較すると大きな差があるように思えますが、リクルートの巨大なリソースを使ってどの程度拡大していくのは目が離せません。まだ事業会社が多く利用していない今のタイミングで導入するのはオススメだと思います。