AI面接サービス比較16選!サービス概要やメリット・デメリットも解説

昨今、導入が拡大してきているAI面接サービス。
AI面接サービスとは、AI(人工知能)を活用し、候補者との面接を自動化・効率化するサービスのことです。
まだまだ未知数であるAI面接サービス。何ができて、どのようなメリット・デメリットがあるのかなど、気になる採用担当者の方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、その疑問を解消するとともに、AI面接サービス16選を紹介します。
目次
AI面接サービスとは
AI面接サービスとは、AI(人工知能)を活用し、候補者との面接を自動化したり効率化したりするさ0ビスのことを指します。
従来の選考業務では、日程調整や面接実施、面接後の評価・合否決定のためのミーティング、上長報告のためのレポート作成など、多くの工数がかかっていました。評価においても、評価基準が面接官ごとに違ったり、候補者の資質とは関係のない部分で評価されたりと、公正な評価が難しい場合もありました。
そこで、活用できるのがAI面接サービスです。本サービスを活用すれば、工数削減や公正な評価が実現できます。
昨今、AI面接サービスの認知は広がっており、株式会社Synergy Careerが行った調査によると「就活でAI面接を受けたことがある」と答えた就活経験者は21.5%、「聞いたことがあるが受けたことがない」と答えたのは43%いることがわかっています。
出典:【調査レポート】AI面接に不安を感じる就活生は64% | 評価基準や人間味に対する声が約半数
AI面接サービスの流れ
では、実際にAI面接サービスはどのような流れで利用するのでしょうか?本章では、AI面接サービス利用の流れを紹介します。
オンライン面接
候補者は、企業より決められた期限までに、オンライン面接を受けます。
AIが面接官となり、リアルタイムで候補者と対話形式で面接を行う方式と、事前に用意された質問に対する回答を録画する方式の2種類のサービスがあります。
前者は、候補者の回答に応じて、質問内容やタイミングをAIが判断し、柔軟に変化します。リアルな面接官のアバターが登場するケースもあります。
分析・評価
面接後は、面接内容を文字化したり、表情や視線、声のトーンなどを分析したりすることにより、評価をしてくれます。具体的には、下記のような項目で評価がなされます。ただし、どのサービスも下記すべてを網羅しているわけではないので注意が必要です。
解析大項目 | 解析中項目 | 詳細 |
音声・言語 | 内容の妥当性 | 候補者の回答をテキスト化(音声認識)し、論理性・一貫性・キーワード頻度などを解析 |
語彙・表現力 | 語彙の豊かさ、専門用語の理解度、敬語やポジティブ表現の比率を評価 | |
応答スピード・間の取り | 質問から回答までのラグや、考えすぎ/早すぎの傾向を測定 | |
非言語情報 | 表情 | カメラ映像から笑顔率・視線の安定性・感情推定(喜び/緊張/不安など)を数値化 |
ジェスチャー・姿勢 | 身振り手振りの多さ、姿勢の安定性、落ち着き度 | |
視線 | 画面やカメラを見ている割合を測定し、アイコンタクト力を評価 | |
音声・声質 | 声の大きさ・抑揚 | 自信のあるトーンか、単調かを評価 |
発話速度 | 早口/遅すぎるなど、聞き取りやすさの観点でスコア化 | |
感情推定 | 声の波形からストレス度・緊張度を推定 | |
心理・性格特性推定 | ビッグファイブ(Big Five)モデルに基づく特性評価 | 外向性、協調性、誠実性、情緒安定性、開放性のそれぞれの度合を推定 |
職務適性診断 | 事前に企業が設定した職務モデルと照合し、候補者の適合度を数値化 | |
ストレス耐性評価 | 言語・声・表情を組み合わせて、プレッシャー下での態度を評価 | |
比較・スコアリング | 候補者間比較 | 全候補者の回答データをベンチマークし、平均や合格ラインと比較 |
職種ごとの評価基準 | 下記のような独自の基準に沿ってスコアリング
|
評価レポート作成
候補者一人ひとりの分析結果をレポートにしてくれます。面接後15分で生成してくれるサービスや、回答内容をすべてテキスト化し、評価項目ごとに分類されるサービスなどがあります。
さらに、選考後に候補者に対し面接内容をフィードバックする機能があるサービスもあり、候補者の満足度向上や候補者体験を充実させることも可能です。
人の手による合否判断
AIが作成してくれた評価レポートをもとに、次の選考ステップに進む候補者を決定します。
ここで注意したいのが、「選考通過候補者をAIに決めさせないこと」です。あくまでも、AIが出してきた情報は参考とし、最終的には人の手で合否判断を行うことが重要です。
例えば、AI面接と採用担当者と対面の面接を組み合わせる、面接映像を一人ひとり観るなどを実施しましょう。
AI面接サービス導入のメリット
AI面接サービスを導入すると、採用担当者の負担軽減や面接の質の向上などのメリットがあります。それぞれ解説していきます。
採用担当者の負担軽減・効率化・コスト削減
AI面接サービスは、採用担当者の負担を軽減し、業務を効率化できます。
人が面接を行う場合、候補者・面接官との日程調整から面接実施、面接後のレポート作成や候補者への連絡など、多くの業務が発生します。AI面接サービスを導入すれば、面接実施はもちろん、日程調整やレポート作成などが自動化され、工数軽減につながるでしょう。
さらに、人的リソースを使う機会が減ったり、後述する面接の質が向上することでミスマッチが防げたりすることで採用にかかるコストが削減できます。
公平性が担保される
AI面接サービスでは、候補者全員に共通のコア質問を担保しつつ、回答に応じた深掘り質問を投げかけられます。そのため、面接官による質問内容のばらつきを抑え、公平性が担保されます。
さらに、AI面接ではAIが候補者を評価するため、客観的な判断が可能です。先述したように、最終決定は人が下すべきではありますが、ある一定の評価はAI面接サービスの出した結果をもとに行われるので、公平性が担保されるでしょう。
候補者の負担軽減
AI面接サービスの導入は、採用担当者だけでなく、候補者にとっても負担軽減になります。
採用担当者や現場リーダーと行う面接では、複数回の決められた日時の面接に、対面であれば足を運ばなければなりません。対面の場合、面接会場までの交通費は候補者負担としている企業がほとんどです。
また、業務がいつも忙しく、残業をせざるを得ない候補者は、営業時間内に面接を組むのが難しいでしょう。さらに、海外大学に通っていたり、駐在したりしている候補者にとっても、時差などを考慮しなければならず、調整は難しいです。
しかし、AI面接であれば、場所や時間に縛られずに選考を受けることができるため、候補者の負担軽減につながります。
さらに、候補者によっては、人が行う面接よりも圧迫感や緊張感を感じることが少なく、選考参加へのハードルが下がる可能性もあるでしょう。
AI面接サービス導入のデメリット
AI面接サービス導入にはメリットがある一方、候補者が不安を抱く可能性があることや、人間性についての判断能力が低いなどのデメリットもあります。
それぞれ解説しています。
候補者が不安を抱く可能性がある
AIによる面接に対し、不安を抱く候補者もいます。
株式会社Synergy Careerが行った調査によると、就活生の64%がAI面接に「不安を感じる」ことがわかりました。
出典:【調査レポート】AI面接に不安を感じる就活生は64% | 評価基準や人間味に対する声が約半数
不安に感じる理由として、主に下記が挙げられます。
不安を抱く理由 | 詳細 |
評価基準の不透明さ |
|
一方通行感・コミュニケーション不全 |
|
不利になるのではという懸念 |
|
対策が分からない |
|
失敗しても挽回できない感覚 |
|
この不安を和らげるために、企業側は下記の対策を講じることができます。
対策 | 詳細 |
評価基準の透明化する | 下記のような事前説明を徹底する。
|
練習・準備の機会を提供する |
|
人間によるフォローを組み込む |
|
挽回のチャンスを設計する |
|
候補者は「不安を感じる」のであり、AI面接を行う企業に対し「悪印象を抱く」わけではないので、上記のような対策を行えば、問題なく運用していくことが可能です。
出典:【調査レポート】AI面接に不安を感じる就活生は64% | 評価基準や人間味に対する声が約半数
カルチャーマッチしているかの判断能力が低い
2つ目のデメリットは、カルチャーマッチしているかの判断能力が低いことです。
AI面接は、主に候補者のスキルや経験、適性を基にした評価を行います。そのため、企業文化やチームにマッチしているかという「感覚的な」判断を下すことは苦手です。
カルチャーマッチしているかの判断は、やはり人の目で確かめたほうが良いでしょう。
人間性についての判断能力が低い
前述したように、AI面接では候補者のスキルや経験、適性を判断することが得意ですが、候補者の人柄や人間性においては十分に理解・評価できません。
たとえば、「表情」「声のトーン」「言語内容」「発話量」など 測定可能なデータをもとに「自信があるか」や「緊張しているか」などは評価できますが、「真摯さや誠実さ」「相手を思いやれるか」などは評価が難しくなります。
また、人間の面接官なら、話の中から「エピソードの背景にある努力」や「独自の価値観」を感じ取ることができます。しかし、AIは与えられた発話や態度をそのまま数値評価するだけなので、潜在的な人間性・将来性を拾い上げにくいことも懸念事項の一つです。
そのため、人間性を見極めるためにも、やはりAI面接だけに頼らず人の目で候補者を見極めることが重要です。
AI面接サービス比較16選
ここからは、AI面接サービスのおすすめを「対話型サービス」「録画型サービス」の二種類にわけて紹介します。
対話型サービス比較
対話型サービスでは、AIが面接官となり、リアルタイムで候補者と対話形式で面接を行います。質問内容やタイミングは、候補者の回答に応じてAIが判断し、柔軟に変化します。
PeopleX AI面接
PeopleX AI面接は、株式会社PeopleXが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 会話の流れに応じて、質問を深掘ったり、 回答に迷ったときはヒントを出したりして AI面接官が自然に“話しやすい流れ”を作る
- AI面接官は話す言葉に合わせて口が動き、受け答えも自然。候補者の言葉にしっかり反応し、 まるで人と話しているような会話体験を実現
- 採用サイトやスカウト文面に応募用URLを掲載するだけで、24時間365日いつでも自動で面接を実施できる
料金
要問合せ
Our AI面接
Our AI面接は、JetB株式会社が提供する日本初のアバター型AI面接サービスです。
特徴
- 候補者はスマホ・PC・タブレットのブラウザで24時間365日いつでも面接可能
- AIが会話内容に応じて発言や質問の順番を最適化してくれる
- 追加料金なしのAIレポート作成機能あり
料金
月額換算 7.5万円~
(※契約期間は1年間)
SHaiN
SHaiNは、株式会社タレントアンドアセスメントが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 独自開発の科学的面接手法「戦略採用メソッド」に基づくAIが候補者の資質を見極める
- 候補者の特徴に合わせた質問や動機付けを行う機能があり、内定辞退を減らす効果あり
- 導入実績数は800社以上
料金
初期費用:要問合せ
月額料金
- 派遣・パート・アルバイト採用向け(質問項目:3項目まで):1,000円/件〜
- 新卒・中途採用/昇格試験向け(質問項目:7項目まで):5,000円/件〜
タレントスカウター
タレントスカウターは、株式会社Preferred Networksが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 面接シナリオを柔軟に設定することができるので、実務を再現したロールプレイやケース面接の実施が可能
- 事前設定した人材採用要件・指標に基づき、応答内容や音声、表情や視線解析など多面的な項目で人物像を精査できる
- 全体および面接シーンごとに論理性・簡潔さ・好奇心などを定量化したり、評価項目ごとに評価理由をテキストで確認したりできるレポートも提供してくれる
料金
要問合せ
AI面接官
AI面接官は、株式会社VARIETASが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 新卒採用に特化したAI面接サービス
- 社会人基礎力や志望動機など約16の評価項目を15分でレポート化し、候補者のポテンシャルや実力を公平に評価
- 応募者に対して一律の質問を行うのではなく、エントリーシート(ES)の内容やその場での応答に基づいて、個別に調整された質問を展開できる
料金
要問合せ
AI面接 powered by elfii
AI面接 powered by elfiiは、ポロ株式会社が提供するAI面接サービスです。
特徴
- 即戦力中途採用に特化したサービス
- 独自のAIエンジン「elfii」が応募者の回答を解析し、その場で最適な深掘り質問を自動生成してくれる
- 面接は文章での質疑応答形式を採用しており、学歴などの情報に左右されず、先入観を排除した公平な選考を実現できる
料金
要問合せ
DuDo AI面接サービス
DuDo AI面接サービスは、DuDo株式会社が提供するAI面接サービスです。
特徴
- 実在の社員をモデルにしたリアルなアバターが面接官
- 提出されたエントリーシートの内容をもとに、応募者1人1人に対してパーソナライズされた深掘り質問を自動で生成
- 応募者は納得がいくまで何度でも面接に挑戦できる。企業側は候補者のすべての面接記録の閲覧により、過程で見える意欲やこだわりも評価に加えられる
料金
要問合せ
Zキャリア AI面接官
Zキャリア AI面接官は、株式会社ROXXが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 企業が事前に設定した「深掘りしたい観点」に基づき、AIが候補者の回答へ自動で追加質問を行い、画一的な面接では測れない候補者1人1人の思考の深さや一貫性を客観的に評価する
- 面接の前後にアンケートや適性検査を組み込める
- 会社説明の代行も可能
料金
要問合せ
録画型サービス比較
録画型サービスでは、企業が事前に設定した質問に対して、候補者が録画で回答します。候補者の回答に応じて、追加の質問が提示される場合もあります。
面接サポートさくらさん
面接サポートさくらさんは、株式会社ティファナ・ドットコムが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 企業の求める人物像に基づいて客観的にスコアリングするため、評価のばらつきを防ぎ、公平な選考を実現
- ChatGPTに入力した情報の無許可での学習利用を防ぐほか、個人情報入力時に警告が表示されるなどのセキュリティ対策が施されているため安心して利用可能
- 面接の日程調整から一次面接、採用試験の採点など各採用プロセスを一貫サポート
料金
要問合せ
面談支援AIサービス
面談支援AIサービスは、株式会社日立ソリューションズが提供するAI面接サービスです。
特徴
- アバターが面談を代行する「セルフ面談」と人が面談を行う「対面面談」をサポートしている
- 特許取得した日立独自開発のAIエンジンを使用し、ベテラン面談者の「人を見抜く力」をAIモデル化できる
- 面談中の非言語情報(表情、目線、心拍など)や言語情報を分析し、設問の回答だけでは見えない本音まで導き出し、様々な特性の評価予測を行える
料金
要問合せ
AI RECOMEN
AI RECOMENは、株式会社アイエンターが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 企業の採用業務における面接工程をAIが代行する「for採用」と、学生の面接経験不足や指導のかたよりをAIが補い、高精度フィードバックにより就職率向上を支援する「for面接練習」の2パターンのサービスを提供
- AIが膨大な学習データと統一された基準に基づいて評価を行うため、属人化を防いだうえで採用の質と公平性を担保可能
- 直近50回の面接点数の統計を含むレポートとしてAIがデータ化し、ほかの候補者のスコアと比較しながら、精度の高い選考判断が可能
料金
要問合せ
Track AI
Track AIは、株式会社ギブリーが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 候補者の「思考力」「ヒューマンスキル」「ビジネスリテラシー」などを多角的に分析できる
- 企業の採用基準に合わせて評価AIシステムを独自に構築できる
- エンジニアのスキルを測る「Track Test」との組み合わせにより、デジタル人材の総合的な評価ができる
料金
要問合せ
AI面接+
AI面接+は、株式会社リンクウェイが提供するAI面接サービスです。
特徴
- 企業の採用要件や職種特性に合わせて、最適な面接質問をAIが自動で生成してくれる
- 候補者へのフィードバック機能も備えており、採用・不採用に関わらず具体的なアドバイスの提供を行える
- AIが候補者の発言を解析し、コミュニケーション能力や思考力など様々な項目を客観的にスコア化し、グラフで能力を可視化できる
料金
要問合せ
harutaka IA
harutaka IAは、株式会社ZENKIGENが提供する面接サポートサービスです。
特徴
- 応募者が質問に回答している録画データや、面接官との対面での会話内容をAIが参照し、分析のみを行う
- 発話内容のアナリティクス機能で面接品質の標準化ができる
- 面接を分析したレポート機能で面接担当者の自律改善をサポートしてくれる
料金
要問合せ
HireVue
HireVueは、株式会社日立システムズが扱うアメリカ発のAI面接サービスです。
特徴
- 40ヶ国語以上に対応しており、導入企業は全世界で1,150社以上
- 企業側が事前に設定した設問に対して、候補者が録画で回答を行う「録画形式面接」、候補者と面接官がオンラインで会話する「ライブ形式面接」に対応
- 過去の録画面接データと入社後のパフォーマンス実績データをもとにモデル化し、新たな候補者の未来のパフォーマンスを予測する「人工知能選考支援機能」などが備わっている
料金
要問合せ
面接AI(ビーモーション株式会社)
面接AIは、ビーモーション株式会社が提供するAI面接サービスです。
特徴
- 候補者の自己PRに関する質問から、10問以上にわたる深掘り面接まで、目的やニーズに応じて柔軟にカスタマイズ可能
- 「採用管理システム(ATS)」や「ロープレAI」との連携も可能
- 面接官向け、応募者向けの「対話型ロールプレイング」としても利用可能
料金
要問合せ
面接AI(クリスタルメソッド株式会社)
面接AIは、クリスタルメソッド株式会社が提供するAI面接サービスです。
特徴
- あらかじめ設定した基準でAIがスコアリングを行うため評価のブレがなくなる
- AIの自動評価に加え、録画映像をもとに候補者の表情や話し方を複数人で評価できる
- 候補者はロープレ機能により何度でも練習でき、準備万端で面接を受けられる
料金
初期導入費+月額20万円〜
AI面接を実施する際のポイント
AI面接を実施する際には、人材戦略を立てる、AIだけに頼らないなど、いくつかのポイントがあります。それぞれ解説していきます。
人材戦略を立てる
AI面接サービスを導入する前に、必ず人材戦略を立てましょう。
単に「効率化できるから導入する」のではなく、自社の採用目的とリンクさせることが重要です。
そのためには、どのようなスキル・経験を持つ人材が欲しいのか、面接の各段階で何を重視するのかなどを具体的に定めておく必要があります。
人材戦略を明確に立てることで、AI面接の質がさらに向上し、人材見極めの質の向上も見込めるでしょう。
AIだけに頼らない
AIはあくまで「効率化・補助ツール」であり、最終判断を任せるのは危険です。
先述した通り、AIはスキルをもとに適性を見極めるのは得意ですが、人間性やカルチャーフィットの見極めは苦手です。
そのため、必ず人の目でも見て判断することが求められます。
例えば、候補者が多い場合などは一次面接の際はAI面接サービスを活用してスクリーニングを行い、二次面接以降は人が面接を行うなどすると良いでしょう。
候補者に説明を行う
先述したように、就活生や候補者の多くが「AIに評価されるのは不安」と感じています。
そのため、以下のような説明を事前に行うことが重要です。
|
きちんと説明することにより、候補者の安心感が高まり、企業イメージも向上するでしょう。
データ分析を定期的にチェックする
AI面接の精度を保つためには、データ分析に使用する項目に偏りがないかを定期的にチェックする必要があります。
AIは過去データを基に学習するため、該当データが特定の項目に偏っていると、評価にも偏りが出る可能性があるからです。例えば、過去に合格を出した人物に20代の大卒者が多い場合、それ以外の属性の候補者をAIが過小評価してしまうなどが起こり得ます。
具体的には、下記の項目をチェックすると良いでしょう。
項目 | 詳細 |
通過率・合格率の偏り | 属性ごとの通過率に統計的な差がないかを確認する。
例:「女性応募者だけ通過率が低い」「特定大学出身者に有利」などがないか |
質問応答での不利な影響 | 発話スピードやアクセント、表情の出し方など文化的背景で差が出ていないか
例:日本語非母語者が「回答の明瞭さ」で常に低スコア → AIの音声認識に偏りがある |
入社後パフォーマンスとの相関 | AIスコアと入社後の評価(活躍度・定着率)が一致しているか?→
もし「高スコアなのに早期離職」「低スコアでも活躍」という傾向が多ければ、AI評価が有効に機能していない。 |
時間経過による変化 | システムアップデートや学習データ更新後に偏りが生じていないかを確認する→定期的(月次・四半期ごと)に前期との比較を行い、「通過率やスコアの推移」を監視する。 |
AI面接サービスを選ぶ際のチェック項目
本章では、AI面接サービスを選ぶ際にチェックしておきたい項目を紹介します。ぜひ選定の際にお役立てください。
目的に合ったサービスを提供しているか
自社の採用活動において、解決したい課題や目的によって、最適なAI面接サービスは異なってきます。
例えば、「大量応募の一次スクリーニングを効率化したい」場合は、詳細な分析ができるサービスを選ぶと良いでしょう。「とにかく採用活動の効率を良くしたい」場合は、日程調整や候補者への連絡などがすべて自動でできる機能がついているサービスが向いています。
自社のニーズとサービス内容が合致しているか、自社の採用課題と近い導入事例があるかなどを確認しましょう。
自社の求める機能があるか
自社の求める機能がなければ、サービスを導入しても意味がありません。
例えば、評価の対象が発話内容(論理性・具体性)なのか非言語情報(表情・声質)なのかや、職種ごとに評価基準をカスタマイズできるか、回答に合わせて深掘り質問をどこまでしてくれるのかなどをチェックしましょう。
確認するためには、デモ画面や評価レポートを実際に見せてもらうことが欠かせません。
自社に合った料金プランを提供しているか
いくら提供サービスが自社の求めるものであっても、予算内におさまらなければ導入は難しいでしょう。
そのため、自社に合った料金プランを提供しているか確認することは必要不可欠です。
下記の項目をチェックすると良いでしょう。
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サポート体制は万全か
サポート体制の充実度も、サービス選定の際には必ずチェックしておきたいポイントです。
サービス内容が良くても、それを使いこなせなければ意味がないからです。サポート体制について、実際に営業担当やサポートデスクに質問するなどして下記の点をチェックしましょう。
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セキュリティ対策は万全か
センシティブな情報を扱う採用活動において、セキュリティ対策が徹底されていることは、最低限の条件です。
下記の項目を確認しましょう。
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採用でお困りなら「PRO SCOUT」
採用でお悩みの場合はぜひPRO SCOUTをご利用ください。
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まとめ
今回は、AI面接サービスとは何か、導入メリットやデメリット、おすすめサービスを紹介しました。
AI面接サービスとは、AI(人工知能)を活用し、候補者との面接を自動化したり効率化したりするシステムのことです。ほとんどのサービスはAIが候補者と面接をしてくれ、応対内容や身振り手振りなどから評価レポートを生成してくれます。
採用担当者の負担が軽減される、公平性が担保されるなどのメリットがある一方で、候補者が不安を抱く可能性がある、カルチャーマッチしているかの判断能力が低いなどのデメリットもあります。
AI面接サービスを導入する際には、自社の求める機能があるか、サポート体制は万全かなどをチェックすることが重要です。
ぜひ本記事を参考に、貴社もAI面接サービス導入を検討してみてはいかがでしょうか?
投稿者プロフィール

- SIerにて中途エンジニア採用を経験。また、リファラル採用支援サービスを提供する企業での従事経験もあり、リファラル採用領域の知見を持つ。