ダイレクトリクルーティングの費用相場とサービスごとの比較

企業側から欲しい人材にアプローチでき、“攻めの採用”として注目されるダイレクトリクルーティング。

本記事では、導入700社以上のダイレクトリクルーティングサービスを提供する株式会社VOLLECTが、皆さんが特に気になる費用にまつわるお話をさせていただきます。

「ダイレクトリクルーティングでは一人あたりの採用でどれくらい費用がかかるの?」

「月額と成功報酬型ならどちらがおすすめ?」

「コスパの良いダイレクトリクルーティングサービスが知りたい」

このようなお悩みを持つ採用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

当記事の監修者
vollect_nakashima
中島 大志
著書:ダイレクトリクルーティングの教科書
経歴:⽴命館⼤学卒業後、パーソルキャリア株式会社にて⼈材紹介事業に従事。株式会社VOLLECTでは、約6年間ダイレクトリクルーティングの⽀援に尽⼒。日経トレンディ東洋経済オンラインへの寄稿実績あり。

ダイレクトリクルーティングの費用体系と相場

ダイレクトリクルーティングでかかる費用は、「スカウト媒体費用」と「人件費」の2つです

人件費は、スカウト文面の作成、候補者の選定、スカウト配信、カジュアル面談日程調整などの人件費を指します。参考までに、スカウト1件あたり5〜20分程度かかるとされています。100通送るには最低500分(=8時間以上)の時間の捻出が必要です。

スカウト媒体費用に関しては、下記の3種類に分けられます。

成功報酬型 新卒:約30~40万
中途:年収の15〜20%程度
定額型 新卒:年間70〜250万円前後(採用枠数による)
中途:年間約200~300万円
定額+成功報酬型 新卒:あまり見ない
中途:年間120~250万円+年収の15~30%程度

 

成功報酬型

成功報酬型は、採用するまで費用がかからないのがメリットです

一方で、採用人数が増えるほどコストがかかるため、大量採用には向いていません。

ピンポイントに必要な人材を採用したい企業の利用がおすすめです。

新卒採用の場合、完全に成果報酬型のスカウト媒体も存在します。

しかし、中途採用の場合、別途初期費用がかかるケースが多く、人材紹介のようにサービス導入時に費用が全くかからないサービスは一般的ではありません。例としてはGreenが挙げられます。

定額型

定額型は何人採用しても費用が変わらないことがメリットで、大量採用に向いています

例としてはWantedly、エン転職ダイレクトなどが該当します。

新卒ダイレクトリクルーティングサービスの場合は、採用上限人数が規定されていることがありますので、注意しましょう。

定額+成功報酬型

月額費用に加えて採用するごとに成功報酬が発生するため割高になりがちです。

しかし、定額+成功報酬型のダイレクトリクルーティングサービスは、ハイクラス層が登録しているものが多く、優秀な人材を採用したい場合には使わざるを得ません。

ビズリーチやAMBI、ミドルの転職などが定額+成功報酬型の代表です。

【費用公開】新卒採用向けダイレクトリクルーティングサービス7選

費用が公開されている新卒ダイレクトリクルーティングサービスを7つ解説します。

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OfferBox(株式会社i-plug)

画像参照元:公式HP

新卒向けダイレクトリクルーティングサービスの代表格、OfferBox。

OfferBoxの特徴として、「企業のオファー送信数」と「学生のオファー受信数」に上限があることが挙げられます。これにより、スカウトサービスにありがちな、オファーが多く開封さえされない現象が減少し、開封率は82%と高水準を保っています。

OfferBoxの料金は?

早期定額型プランと、成功報酬型プランがあります。

項目 早期定額型プラン(10名) 早期定額型プラン(5名) 早期定額型プラン(3名) 成功報酬型プラン
採用予定人数 10名 5名 3名 制限なし
利用料 250万円 125万円 75万円 なし
成功報酬 0円 ※1 0円 ※1 0円 ※1 1名採用につき38万円
オファー送信可能期間 最大24ヶ月
3年次4月から4年次3月まで ※2
同左 同左 最大13ヶ月
3年次3月から4年次3月まで
オファー送信枠 400枠 200枠 120枠 40枠

※1 採用予定人数を超えて採用した場合は、38万円/1名が発生します。
※2 契約開始時期に応じてオファー送信可能期間は変動することがあります。
※成功報酬のご請求は内定承諾時に請求されます。内定承諾とは学生が特定の企業への入社の意向があることを指します。

dodaキャンパス(株式会社ベネッセ i-キャリア)

画像参照元:公式HP

dodaキャンパスは、ベネッセ i-キャリアが運営するダイレクトリクルーティングサービスです。全学年合わせて約113万人(25卒~28卒)もの学生が利用しています。

登録可能な学年を絞るサービスもある中で、こちらは1~2年生にもアプローチが可能なため、早期から就職活動を始めた学生をイベントに招待することができるのが特徴です。

dodaキャンパスの料金は?

dodaキャンパスは定額制と成果報酬制を選ぶことができます。

▼定額制の場合

採用条件人数 3名 5名 無制限
料金 60万円 75万円 90万円
つながり上限数 200枠 400枠 600枠
付随サービス 低学年へのオファー無料
期間 3年次4月〜4年次3月

▼成果報酬の場合

初期費用無料、1人採用につき35万円、つながり上限数200枠

キミスカ(株式会社グローアップ)

画像参照元:公式HP

キミスカの大きな特徴は、「ゴールドスカウト」「シルバースカウト」「ノーマルスカウト」の3種類のスカウトが存在し、アプローチしたい度合いで使い分けることができる点です。

また、適性検査の結果を元に、自社で活躍している社員と似ている学生を検索できます。

キミスカの料金は?

キミスカの料金は、75万円〜です。採用枠数によって異なります。

採用枠 導入費用 1ヶ月あたりのスカウト通数
ゴールド シルバー ノーマル
3名枠 75万円 50 150 1000
5名枠 125万円 90 250 1200
10名枠 250万円 240 550 1700
30名枠 750万円 1040 1950 3700

※契約プランの採用人数を超えた場合、1名につき35万円が発生します。

OpenWork(オープンワーク株式会社)

openwork_recruitment

画像参照元:公式HP

転職口コミサイトとして有名なOpenWorkですが、実は、会員の3割は大学生。最近は、新卒向けにもダイレクトリクルーティングサービスを行っており、86万人もの学生にアプローチが可能です。

OpenWorkリクルーティングの特徴は、口コミでの企業スコアと、スカウト上限数が連動していることです。スコアが高ければ高いほど、送付できるスカウトの通数も多くなります。学生側も企業の評価を見てからスカウトを承認する傾向にあるため、評価の高い企業に向いているサービスでしょう。

OpenWorkの料金は?

ご契約期間 12ヶ月
基本利用料 120万円
採用決定時報酬(中途採用) 70万円/人
採用決定時報酬(新卒採用) 30万円/人
通常スカウト付与数(中途採用) 10,000通
通常スカウト付与数(新卒採用) 10,000通

OpenWorkリクルーティングの料金は、基本利用料120万円(12ヶ月)+中途70万円/人、新卒30万円/人の成果報酬型です。

これまで基本使用料は無料でしたが、2025年3月3日に料金体系が変更されています。

CheerCareer(株式会社Cheer)

画像参照元:公式HP

CheerCareerは、ベンチャー企業向けの新卒スカウトサービスです。年間でおよそ10万人の学生が使っています。スカウト応募は36.7%を記録しています。登録している学生はベンチャーや成長志向のため、大手の媒体よりも、自己成長や出世意欲、起業意欲があり、かつ給与や福利厚生を重視する学生が少ないのが特徴です。登録学生の60%以上がMARCH以上出身です。

CheerCareerの料金は?

チアキャリアの料金プランは、シンプル、ライト、ベーシック、プレミアムの4種類があります。

どれも成功報酬費用は不要です。

コストを抑えて
応募を集めたい
「シンプル」
掲載内容について
サポートを受けたい
「ライト」
求める人材に直接
アプローチしたい
「ベーシック」
スカウトを
たくさん利用したい
「プレミアム」
料金 年間10万円 月3万円 × 12ヶ月 月5万円 × 12ヶ月
月9万円 × 12ヶ月
応募者数 無制限 無制限 無制限 無制限
募集原稿掲載数 最大10件 最大10件 最大10件 最大20件
ログインアカウント数 最大10名 最大10名 最大10名 最大20名
CSサポートの有無 なし あり あり あり
スカウト送信通数 なし なし 600通/年 1200通/年
スカウト対象 なし なし 全ユーザー 全ユーザー
スカウトフォロー中ユーザーの絞り込み なし なし あり あり
スカウト他社からの
アプローチ状況確認
なし なし あり あり
スカウト平均開封率 なし なし 80.7% 80.7%
スカウト平均応募率 なし なし 15% 15%
【もっと知りたい】機能 なし なし 30通/月 30通/月
契約期間 1年 1年 1年 1年
初期費用&
成功報酬費用
なし なし なし なし

引用:チアキャリア公式サイト 料金プラン

プランの途中変更はできませんのでご注意ください。

paiza新卒(Paiza株式会社)

paiza_shinsotsu

画像参照元:公式HP

paiza新卒は、ITエンジニア志望の学生に特化したスカウトサービスです。学生の技術力がSランク〜Cランクに分けられており、レベルが可視化されているため、スカウトを送りやすいです。情報系専攻の学生が6割で、理系がおよそ9割を占めています。

paiza新卒の料金は?

60万円〜の完全成功報酬型で、初期費用や掲載にかかる費用はありません。

Matcher(Matcher株式会社)

画像参照元:公式HP

OB訪問アプリとして知名度の高いMatcher。しかし、ダイレクトリクルーティングサービスも提供しています。学生は、主に社会人と会って業界・企業研究を深めることを目的としており、オファー目的で登録しているわけではないことが他のサービスとの違いです。

Matcherの料金は?

Matcherの料金は、初期費用0円・月額費用0円・成功報酬45万円/名で利用できる「後期×成功報酬型」と、採用成功すれば、採用単価30万円で抑えることができる「早期×前金型」のプランがあります。

後期 × 成功報酬型 早期 × 前金型
2名採用プラン 4名採用プラン 10名採用プラン
年間利用料金 ¥100,000
※利用年度1年目は無料
料金 ¥450,000 ¥600,000 ¥1,200,000 ¥3,000,000
年間スカウト送信数 3,000通 6,000通 10,000通 15,000通
スカウト送信可能時期 大学3年生1月〜大学4年9月 大学3年生4月〜大学4年生9月 大学3年生4月〜大学4年生9月 大学3年生4月〜大学4年生9月

※料金はプレスリリース参照

【費用形態公開】中途採用向けダイレクトリクルーティングサービス

サービス名 料金形態
BIZREACH 定額+成果報酬型
AMBI 定額+成果報酬型
ミドルの転職 定額+成果報酬型
エン転職ダイレクト 定額制
dodaダイレクト 定額+成果報酬型または定額制から選べる
Green 初期費用+職種別の成果報酬
Wantedly 定額制
LinkedIn 定額制
PayCareer 面談課金制
RECRUIT DIRECT SCOUT 成果報酬15%

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ここからは、料金表が公開されている中途採用向けダイレクトリクルーティングサービスを紹介します。

エン転職ダイレクト

エン転職ダイレクトは、エン・ジャパン株式会社が2022年7月に発表した、求人サイト『エン転職』のダイレクトリクルーティングサービスです。

『エン転職ダイレクト』では、スカウト理由を記載することが必須で、ユーザーがスカウトを受け取る際には、「なぜ自分がスカウトされたのか」が伝わります。

エン転職ダイレクトの料金は?

ベーシックプランが80万円、アドバンスプランが180万円、プロプランが330万円です。成果報酬はなく、何名採用しても同じ値段です。

プラン ベーシック アドバンス プロ
利用期間 12週間 24週間 48週間
利用料 80万円 180万円 330万円
スカウト通数 400通 1000通 2000通

openworkリクルーティング(オープンワーク株式会社)

oopenworkリクルーティング

画像引用元:公式HP

転職者口コミサービスとして有名なopenworkは、ダイレクトリクルーティングサービスも展開しています。社会人ユーザーが7割を占め、約527万人もの登録者を誇ります。

スカウト送信件数は企業の総合スコアと連動しており、評価スコアが低い企業と比較すると、評価スコアが高い企業の方が送信できるスカウト数も多くなります。

また、口コミを見てから応募する候補者が多く、ミスマッチを防ぎやすい媒体です。実際、openworkでの転職者でキャップなしと回答した人は9割程度を占めます。通常は50%程度のため、他のサービスと比較するとその差は歴然です。

openworkの料金は?

OpenWorkリクルーティングの料金は、基本利用料120万円(12ヶ月)+中途70万円/人、新卒30万円/人の成果報酬型です。

これまで基本使用料は無料でしたが、2025年3月3日に料金体系が変更されています。

ご契約期間 12ヶ月
基本利用料 120万円
採用決定時報酬(中途採用) 70万円/人
採用決定時報酬(新卒採用) 30万円/人
通常スカウト付与数(中途採用) 10,000通
通常スカウト付与数(新卒採用) 10,000通

リクルートダイレクトスカウト(株式会社リクルート)

画像引用元:公式HP

リクルートダイレクトスカウトは、リニューアルにより、候補者のレコメンド機能やスカウト効果の分析機能が強化されており、データを活用した効率的な採用活動が行えるようになっています。

リクルートダイレクトスカウトの料金は?

初期費用なし、成果報酬15%です。

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費用以外でダイレクトリクルーティングサービスを選ぶ際のポイント

ダイレクトリクルーティングサービスは費用だけで比較するべきではありません。

費用以外に注目すべきポイントをまとめました。

自社の業界や職種に強いか

導入を検討しているサービスが自社の業界や職種に精通しているかを確認しましょう。

特に自社と同規模で同業種の導入事例が多いサービスなら適切な候補者を見つけやすくなります。

登録者の属性とのマッチ度はどうか

登録者のスキルや経験、志向性が自社の求める人材像と一致しているかが重要です。

例えばITエンジニアを採用したい場合は、「エンジニアの登録が多い」と謳っているサービスを選ぶべきでしょう。

登録者が多いか

当然のことながら、登録者数が多いほど選択肢が広がります。

ただし、これまでにお伝えしているとおり、自社がターゲットとしている層が十分に含まれているかどうかも重要です。

そのため、登録者が多ければ多いほど良いスカウト媒体なのか、というと慎重になる必要があります。

UI/UXはどうか

そもそもサービスが使いやすいかどうかもかなり重要な要素です。

採用のシーズンには人事担当者が1日中採用媒体に張り付いているということも少なくないでしょう。

そうした場合に使いにくいサービスだとストレスも溜まる上、作業の効率自体も落ちてしまいます。

スカウトの返信率が公開されているか

ここだけの話、スカウトの返信率というものは基本的にかなり低いです。それはどのサービスでも同様でしょう。

その中でも正直に返信率を公開しているサービスは信用できます。

ただし、返信率10%でも高い方なので、「返信率30%以上」などと謳っている場合には真偽を疑う必要があります。

ダイレクトリクルーティングの費用対効果を上げるには

ダイレクトリクルーティングの費用対効果を上げるには、

  • スカウトメールの返信率を上げること
  • 企業力が面接力を高めること

が必須となります。

スカウトメールの返信率を上げる

スカウトメールを開封してもらい、その後返信につなげるには

  • 件名を魅力的なものにする
  • 送付相手のスキルや経験が自社で役立つことをアピール
  • リンクの設置や電話へ誘導する文言で行動を喚起する

というステップを踏むことが必須となります。

特に開封率が大きな障壁となるので件名は重要です。「限定10名」や「20期連続業績アップ企業」などの数字を用いたアピールや、プロフィールから読み取れる相手の趣向に合わせた興味を引く文言を使い、ついつい開封したくなる件名を目指しましょう。

スカウトメールの返信率をアップさせる方法については、下記の記事で詳しく解説しています。

関連記事:状況別スカウトメールの例文15個|返信率アップのコツ

企業側が面接力を高める

今は候補者が企業を選ぶ側の立場であり、企業側の面接力が問われています。弊社では、ダイレクトリクルーティング専用の面接フローを作ることを推奨しています。

スカウトサービスの登録者は転職潜在層のため、転職の緊急性が低い候補者が多く、話を聞きたいだけという人も多いです。

エージェントやリファラルのように仲介者が存在しないため、転職潜在層をその気にさせるには、企業側の面接担当者がいかに自社の魅力をアピールできるかにかかっているのです。

ここで、ダイレクトリクルーティング経由の面接フローの作り方を具体的に解説します。

応募から内定までの期間が3週間以上となると内定辞退率が下がる傾向が高く、3週間を目安に選考フローを設計する事が重要です。 まずは応募があってから半日以内に応募者対応をします。

<人事>※0次〜1次面談

  • カルチャーフィルター(カルチャーフィットしているか確認)
  • アトラクト(会社全体の魅力・懸念払拭)※OpenWorkなどで、自社に対してどんな懸念がありそうなのかチェック
  • 転職緊急性の促進(滅多に採用していないポジションである事など)※人事は次回面談する面接官の為に、申し送り事項をまとめておく。
  • どこを評価してスカウトを送ったのか
  • 応募者に送ったスカウト文面
  • 懸念になりそうなポイントと確認してほしいポイント

<現場>1〜2次面談

  • スキル
  • 経験フィルター(実際に活躍できそうか)
  • アトラクト(その現場の魅力訴求)
  • 転職緊急性の促進(今転職すると、具体的にこんな案件に携わってもらえるなど)
  • 実際に候補者が受けている会社名(バイネーム)
  • 選考フェーズ
  • スケジュール
  • 選考中の企業の志望順位(とその理由)を確認

<経営陣>最終面談

  • ミッション・ビジョン・バリューの共感度確認
  • アトラクト(ミッション・ビジョン・バリューの説明)
  • 最終的な採用判断 ・応募者の悩みをヒアリングし、現場に繋げるなど懸念を出来るだけ払拭する。

※内定通知は後出しが有利の為、志望順位が単独1位以外の場合は、他社の内定情報を元に、内定通知する事が重要。 特に、採用決定までのリードタイムが短いエンジニアなどの場合は、人事の役割を10〜15分程度の電話を行う。 スカウトに返信があったタイミングで電話をかけるのがオススメ。時間は、お昼休みの12時頃か就業後の18時以降にする。

<応募後の電話でお伝えする事>

  • 応募の御礼
  • 評価している具体的なポイント
  • 面接日程調整 ・次回面接で企業側からお話する事(「ざっくばらんに今までのご経験をお聞かせください」等)
  • 次回面接の面接官の特徴
  • 事前に懸念になりそうな事(次回面接の対策)

ダイレクトリクルーティングの費用対効果が上がった事例

toyo jinji

埼玉県を拠点にアミューズメント事業・リユース事業を展開する株式会社東洋では、これまで大手ナビ媒体や合同説明会を中心とした新卒採用を行ってきました。しかし近年、ナビ媒体経由での母集団形成が難しくなり、採用終盤には人材紹介を活用していたものの、コストの高さやマッチングの精度に課題を感じていました。

そうした背景から同社が新たに導入したのが「PRO SCOUT 新卒」によるダイレクトリクルーティング支援です。採用担当者が1名体制のなかで、スカウト業務にかける工数を最小限に抑えつつ、ターゲット学生への直接アプローチを実現しました。

実際に、PRO SCOUTの支援を受けたスカウト文面では、学生に伝わりづらいアミューズメント業界の仕事内容を動画リンクなどで視覚的に補足するなど、企業理解を促す工夫が盛り込まれ、結果として24卒で2名の内定承諾を獲得。学生とのマッチング精度も高く、選考もスムーズに進んだといいます。

特筆すべきはそのコストメリットです。人材紹介と比べて、1名あたりの採用単価を20〜30万円削減できた点は、採用予算に限りのある企業にとって大きな成果と言えるでしょう。

また、ダイレクトリクルーティングは事前にプロフィールを確認した上でアプローチできるため、企業側の求めるマインドセットに合った人材と出会える確率が高く、ミスマッチのリスクも抑えることが可能です。

同社では今後もこの手法を強化していく予定で、採用担当だけに頼るのではなく、会社全体で採用に向き合う体制づくりを進めながら、より多くの学生との接点を広げていく方針です。

このように、コスト削減とマッチング精度の両立を実現できる手段として、ダイレクトリクルーティングは人材紹介に代わる有効な選択肢となり得ます。

ダイレクトリクルーティングならPRO SCOUT

弊社、株式会社VOLLECTはダイレクトリクルーティングに特化した採用支援「PRO SCOUT」を提供しています。

パナソニックやラクスルなど大手企業やメガベンチャーを中心に、さまざまな採用状況に合わせたご支援が可能です。

「マンパワーが足りない」「スカウト媒体を上手く活用できていない」といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

本記事ではダイレクトリクルーティングの費用相場について説明しました。

定額型、成功報酬型に加え、それらを組み合わせたハイブリッド型が存在しており、どれが優れているか一概には言い切れません。

採用計画や企業の規模から、どの費用体系が最も自社に合うのか吟味して導入するサービスを選びましょう。

また、忘れてはならない点として、応募からの決定率を高めることがダイレクトリクルーティングの費用対効果を高める上で重要です。

ダイレクトリクルーティングを成功させる上で欠かせない企業側の面接力を鍛えることで、他のチャネル経由の面接にも活かすことができ、総合的な採用力の強化にもつながるでしょう。

投稿者プロフィール

中島 大志
中島 大志株式会社VOLLECT CEO
「ダイレクトリクルーティングの教科書」著者。日経トレンディや東洋経済への寄稿も果たす。新卒でパーソルキャリア株式会社にてクライアントに対して採用コンサルティングに従事。その後、外資系コンサル企業の採用支援をする中でダイレクトリクルーティングの魅力に気づき株式会社VOLLECTを創業。スカウト採用支援実績は500社超。