【専門家監修】Wantedlyの料金・費用対効果を徹底解説!スタートアップが失敗しないためのプラン選定術

「最近よく聞くWantedly、実際のところ費用はいくらかかるんだろう?」

「スタートアップでも、コストを抑えて良い人材を採用できるのだろうか?」

採用担当者として、特に限られた予算の中で最高の結果を求められるあなたなら、きっとこうお考えのことでしょう。

結論からお伝えします。
Wantedlyの料金は月額5万円から利用可能で、採用が何人決まっても追加の成功報酬は一切かかりません。

この記事では、単なる料金プランの解説に留まらず、800社以上の採用を支援してきた私の経験から、以下の点を詳しく、そして分かりやすく解き明かしていきます。

この記事でわかること

  • 成功報酬ゼロ!Wantedlyの全プラン料金と機能の違い
  • 採用単価はいくら?具体的な費用対効果シミュレーション
  • 専門家が教える、自社に最適なプランを選ぶための3つのチェックポイント

最後までお読みいただければ、あなたの会社の採用課題を解決するための、具体的で、かつ実践的な道筋が見えるはずです。

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まずは結論から。Wantedlyの料金プランと機能一覧【2025年7月最新】

👉 このパートをまとめると!
Wantedlyの料金は月額5万円から。3つのプランがあり、上位プランほどスカウト送付数や分析機能が強化。全プランで成功報酬は不要です。

Wantedlyの料金プランは、主に3つの基本プランで構成されています。
企業の採用戦略やフェーズに合わせて、必要な機能と投資額を選べるのが特徴です。

まずは、各プランの料金と主要な機能を一覧で比較してみましょう。

[図解] Wantedly料金・機能プラン比較表

ライトプラン:月額 5万円〜

ライトプランは、Wantedlyをとにかく低コストで試してみたい、あるいは採用人数が限られている企業向けの入門プランです。

募集要項の掲載は可能なので、まずはWantedly上で自社の魅力を発信し、応募を待つ「待ち」の採用スタイルから始めたい場合に最適と言えるでしょう。

ベーシックプラン:月額 13万円〜

多くの企業にとって、最もコストパフォーマンスのバランスが取れているのが、このベーシックプランです。

募集要項の掲載に加えて、企業側から候補者にアプローチできる「スカウト機能」が使えるようになるのが最大のポイントです。
自社のカルチャーに合いそうな優秀な人材に直接声を届けられるため、採用の成功確率を格段に高めることができます。

プレミアムプラン:月額 16万円〜

プレミアムプランは、採用を経営の最重要課題と位置づけ、データドリブンな採用活動を本格的に行いたい企業向けの最上位プランです。

スカウト可能数が大幅に増えるだけでなく、候補者の閲覧データや採用活動全体の詳細な分析機能が解放されます。
これにより、PDCAサイクルを高速で回し、採用戦略を継続的に改善していくことが可能になります。

【重要】Wantedlyに成功報酬はかかる?

採用担当者の方が最も気にされる点ですが、改めて強調します。
Wantedlyでは、どのプランを利用しても、採用が何人決定しても、追加の成功報酬は一切かかりません。

Wantedly公式サイトでも「成功報酬0円」は明確に謳われており、これが他の多くの人材紹介サービスや求人媒体との大きな違いです。
採用すればするほど一人あたりの採用単価が下がっていく、非常にコスト効率の高い料金体系と言えます。


採用の選択肢を広げるオプションプランの料金

👉 このパートをまとめると!
Wantedlyでは、スカウト通数を増やしたり、ミートアップを開催するための有料オプションが用意されており、採用戦略に応じて柔軟に追加できます。

基本プランに加えて、さらに採用活動を加速させたい企業のために、いくつかのオプションプランが用意されています。

スカウト通数を追加する

ベーシックプランやプレミアムプランで「もっと多くの候補者にアプローチしたい」と感じた場合、スカウトの通数を追加購入できます。特定の職種(例えばエンジニアなど)の採用を強化したい月に、集中的に投資する、といった柔軟な使い方が可能です。

ミートアップ(小規模な会社説明会)を開催する

自社のオフィスやオンラインで、候補者とカジュアルに交流するイベント「ミートアップ」の開催を支援するオプションです。
一度に複数の候補者と接点を持つことで、効率的に自社の魅力を伝え、ファンを増やすことができます。

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: オプションは最初からフルで契約せず、まずはベーシックプランで3ヶ月運用し、必要性を感じてから追加を検討するのが成功の秘訣です。

実は、私が支援してきた多くのスタートアップが、最初に意気込んで高額なプランを契約し、機能を使いこなせないまま期間満了、という失敗を見てきました。採用はマラソンのようなもの。まずは基本の走りを固め、必要に応じてブーストをかける、という考え方が重要です。


他の採用媒体と何が違う?料金・特徴を5分で比較

👉 このパートをまとめると!
Wantedlyは他媒体より月額費用が安価な傾向にあり、特に「共感」を軸としたブランディング採用に強みを持つ点が大きな違いです。

「他のダイレクトリクルーティングサービスと比べて、Wantedlyはどうなの?」という疑問に答えるため、主要なサービスと料金、特徴を比較してみましょう。

Greenとの比較:IT/Web業界の若手採用に強い

Greenも成功報酬がない点でWantedlyと似ていますが、よりIT・Web業界に特化しており、エンジニアやデザイナーの登録者が多いのが特徴です。
Wantedlyが「カルチャーフィット」を重視するのに対し、Greenは「スキルマッチ」をより重視する候補者が集まりやすい傾向があります。

BizReachとの比較:ハイクラス層採用における違い

BizReachは、管理職や専門職といったハイクラス人材の採用に圧倒的な強みを持ちます。
その分、成功報酬も発生するため、一人の採用にかけるコストはWantedlyよりも高くなるのが一般的です。
若手ポテンシャル層ならWantedly、即戦力の役員クラスならBizReach、という使い分けが有効です。

リクナビNEXT/マイナビ転職との比較:登録型ナビサイトとの根本的な違い

リクナビNEXTのような従来の求人サイトは、膨大な登録者データベースが魅力ですが、「転職したい」という意欲が明確な層が中心です。

一方でWantedlyは、「良い会社があれば話を聞いてみたい」という転職潜在層にもアプローチできるのが大きな違いです。
まだ転職市場には出てきていない優秀な人材に、先んじて接触できる可能性があります。


【シミュレーション】Wantedlyの本当の費用対効果は?

👉 このパートをまとめると!
月額13万円のベーシックプランで半年間に3名採用できた場合、採用単価は26万円。これは業界平均より大幅にコストを抑えられる可能性を示唆します。

では、実際にWantedlyを導入した場合、一人あたりの採用単価はいくらになるのでしょうか。
あなたの会社とよく似た、従業員30名のITスタートアップをモデルに、費用対効果をシミュレーションしてみましょう。

ケーススタディ:従業員30名のITスタートアップの場合

  • 前提条件: 最も人気の高いベーシックプラン(月額13万円)を6ヶ月間利用
  • 投資総額: 13万円 × 6ヶ月 = 78万円
  • 採用目標: エンジニア2名、マーケター1名
  • 結果: 目標通り、6ヶ月で3名の採用に成功

この場合、一人あたりの採用にかかったコストは、以下のようになります。

78万円 ÷ 3名 = 採用単価 26万円

一般的な人材紹介サービスでは、採用単価が100万円を超えることも珍しくない中、これは非常に高い費用対効果だと言えるでしょう。

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: スカウトの「返信率」という数字に一喜一憂するのではなく、「本当に会いたい人材からの返信率」を追い求めるべきです。

実は、多くの担当者が全体の返信率をKPIにしてしまい、本来ターゲットではない層からの返信に時間を割かれて疲弊してしまうケースをよく見ます。採用単価24万円は、あくまで適切なターゲットに、適切なメッセージを送る戦略があってこそ実現できる数字。特にエンジニアには、彼らが使う技術スタックや開発文化に言及するだけで、返信率は劇的に変わります。

費用対効果を最大化させる3つの運用ポイント

  1. ストーリー機能を活用してカルチャーを発信する: 社員のインタビューやプロジェクトの裏側など、会社の「人柄」が伝わるコンテンツを定期的に発信しましょう。
  2. 募集要項は「業務内容」より「得られる経験」を語る: 「何をやるか」だけでなく、「この仕事を通じてどんな成長ができるか」を候補者視点で語ることが共感を呼びます。
  3. スカウト文面は必ずカスタマイズする: テンプレートのまま送るのではなく、相手のプロフィールのどこに魅力を感じたのかを、必ず自分の言葉で伝えましょう。

契約前に知るべきメリット・デメリットと失敗回避策

👉 このパートをまとめると!
メリットは低コストでのブランディング採用。デメリットは運用工数がかかる点です。成功の鍵は、工数を確保し、全社で協力する体制を築くことです。

どんなに優れたツールにも、光と影があります。
契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、メリットとデメリットの両方を正直にお伝えします。

Wantedlyを導入する5つのメリット

  1. 圧倒的なコストパフォーマンス(成功報酬ゼロ)
  2. 企業のビジョンやカルチャーに共感した「ファン」を採用できる
  3. 転職市場にいない優秀な潜在層にアプローチできる
  4. 採用活動を通じて、企業のブランディングも同時に行える
  5. 若手、特に20代〜30代前半のユーザー層に強い

注意すべき3つのデメリットと専門家による対策

  1. 運用に工数がかかる
    Wantedlyは、一度募集を出して待つだけのツールではありません。ストーリーの発信やスカウト送信など、継続的な活動が成果に繋がります。

    ✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

    【結論】: 担当者一人に丸投げせず、週に15分でもいいのでチームで「何を話すか」を議論する時間を設けるだけで、運用は劇的に改善します。

    最も多い失敗は、熱意のある担当者が一人で頑張り、やがて疲弊して情報発信が止まってしまうことです。採用は個人戦ではなくチーム戦。現場のエンジニアや営業から「面白いネタ」を引き出す場を作るのが、人事の腕の見せ所です。

  2. 短期決戦には向かない
    候補者とのカジュアルな面談から関係を構築していくため、応募から採用決定まで、ある程度の期間が必要です。「来週までに1名採用したい」といった緊急のニーズには応えにくい場合があります。
  3. 給与や待遇を明記できない
    Wantedlyのルール上、募集要項に具体的な給与額を記載できません。そのため、待遇面を第一に考える候補者層にはアピールしにくい可能性があります。

Wantedlyの料金に関するよくある質問(FAQ)

👉 このパートをまとめると!
Wantedlyの料金に関するFAQです。トライアルの有無、支払い方法、契約期間など、よくある疑問に専門家が簡潔に回答します。

最後に、これまで多くの採用担当者様からいただいた、料金に関する細かい質問にお答えします。

Q1. 無料トライアルはありますか?

A. 現在、公式な無料トライアルプランは提供されていません。しかし、公式サイトから問い合わせることで、営業担当者に機能のデモンストレーションを依頼することは可能です。実際の管理画面を見ながら、自社で活用できそうかイメージを掴むことをお勧めします。

Q2. 支払い方法は何がありますか?

A. 原則として、銀行振込での支払いとなります。契約プランに応じた期間分(例:6ヶ月分)を一括で支払うのが一般的です。詳細な支払いサイクルについては、契約時に必ずご確認ください。

Q3. 最低契約期間はありますか?

A. プランによって異なりますが、多くの場合は6ヶ月契約からスタートとなります。採用は中長期的な活動となるため、腰を据えて取り組むことが前提とされています。


まとめ:貴社に最適なプランを見つけ、採用を成功させよう

👉 このパートをまとめると!
Wantedlyは月額5万円から始められる費用対効果の高い採用ツールです。自社の採用フェーズと目的に合わせ、まずはベーシックプランから検討しましょう。

本日は、Wantedlyの料金体系から、具体的な費用対効果、そして専門家視点での実践的な運用術まで、幅広く解説してきました。

高橋さんのように、限られた予算の中で会社の未来を担うカルチャーフィットした人材を獲得したい、と強く願うスタートアップの採用担当者にとって、Wantedlyは間違いなく強力な武器になります。

この記事で解説した、

  • 成功報酬ゼロという料金体系の強み
  • 採用単価24万円という費用対効果のポテンシャル
  • 担当者任せにしない、という失敗回避のポイント

これらを踏まえ、ぜひ貴社の採用を、新たなステージへと進めてください。


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投稿者プロフィール

中島 大志
中島 大志株式会社VOLLECT CEO
「ダイレクトリクルーティングの教科書」著者。日経トレンディや東洋経済への寄稿も果たす。新卒でパーソルキャリア株式会社にてクライアントに対して採用コンサルティングに従事。その後、外資系コンサル企業の採用支援をする中でダイレクトリクルーティングの魅力に気づき株式会社VOLLECTを創業。スカウト採用支援実績は800社超。