【人材紹介会社向け】ビズリーチスカウトの特徴や料金を徹底解説!ヘッドハンタースコアを上げるには?

BizReach Executive Support

クライアントの要件に当てはまる人材と多くの接点を持ちたいと考える人材紹介企業の方も多いのではないでしょうか。

国内最大級のスカウトサービス「ビズリーチ」は、企業だけでなくエージェントからもスカウトを送ることができます。

エージェントが利用するビズリーチのことを、「ビズリーチエグゼクティブサポート」と言い、厳選な審査を通過したヘッドハンターだけが登録可能です。

本記事では、ビズリーチエグゼクティブサポートの特徴や審査基準、料金に加え、ヘッドハンタースコアを上げるポイントを紹介します。

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当記事の監修者
vollect_nakashima
久保 優二朗
経歴:新卒でマンパワーグループ株式会社へ入社。その後、大手通信グループの人材紹介会社へ転職し、両面エージェントとして従事。通信業界の大手から中小企業まで日本全国のクライアントを担当。

 

ビズリーチエグゼクティブサポート(人材紹介向けビズリーチ)とは?

BizReach Executive Support

ビズリーチエグゼクティブサポートとは、プロフェッショナルなヘッドハンターと、ビズリーチ会員をマッチングするサービスです。

企業向けの一般的なビズリーチとは異なり、職業安定法第4条第1項に定められた「職業紹介」を目的とする場合のみ利用が可能です。
また、管理画面のUIや利用ルール、アカウント開設基準も企業向けのビズリーチと異なります

ターゲット層の母集団形成やスカウト返信率の低さ、スカウト配信の工数不足にお悩みの方は、下記より博報堂やソニーなど650社以上が利用するスカウト代行「PRO SCOUT 」のサービス資料を見てみることをお勧めします。

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ビズリーチエグゼクティブサポート(人材紹介向けビズリーチ)を利用するメリット

BizReach Executive Support merit

①即戦力となるハイクラス層にアプローチできる

ビズリーチは、経営幹部・管理職・専門職など、ハイクラス層を中心とした国内最大級の即戦力人材データベースです。
スカウト可能会員数は227万人(2023年10月時点)を超え、幅広い業種・職種の候補者にアプローチできます。
年収750万円以上が約30%を占め、ハイクラス人材が多く登録しています。

②候補者のプロフィールが充実

ビズリーチ会員は審査制のため、職務経歴や希望条件を細かく入力している候補者が多いです。
最近ではChatGPTを用いて職務履歴を書ける機能も搭載され、候補者は手間をかけずに文字数が豊富で、充実したプロフィールを作ることができます。

プロフィールが充実していると、細やかにスクリーニングをかけた上でスカウトを送れるだけでなく、面談前にスキルや候補者の希望を読み取ることができ、有意義な面談・企業紹介を行うことにも繋がります。

③課金している転職意欲の高い候補者もいる

ビズリーチは、個人に対して有料プランを提供しており、転職意欲が高い候補者が集まるサービスです。

有料でもビズリーチを使うということは、心から転職活動を成功させたい、理想の企業に出会いたいと考えている証拠であり、エージェントとの相性も良いです。

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ビズリーチエグゼクティブサポート(人材紹介向けビズリーチ)の利用基準

BizReach Executive Support line

ビズリーチエグゼクティブサポートは、誰もが利用できるわけではありません。
アカウント開設や継続にあたって厳しい審査があります。

詳しく見ていきましょう。

アカウント開設時

リクルーターの勤務地が一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)でハイクラス会員とタレント会員の両方をスカウトしたい場合は、直近半年間で、決定年収/直近年収800万円以上の転職支援実績が2件以上あることがアカウント開設の条件です。
※一都三県以外の場合は、800万円→600万円以上に下がります。

タレント会員のみをスカウトしたい場合は、直近半年間で決定年収400万円以上の転職支援実績が2件以上ある、かつリクルーター歴1年以上でないと登録できません。

ビズリーチのハイクラス会員とタレント会員の違いは、下記表を参考にしてください。

ハイクラス会員 タレント会員
現年収750万円以上

経営幹部・管理職・専門職などの即戦力人材

現年収750万円未満

若手の幹部候補・スペシャリスト・年収750万円未満の管理職
などの優秀人材

また、雇用形態が業務委託、副業、アルバイト、インターン等の従業員は登録できませんので注意しましょう。

アカウント継続時(1年以上経過)

アカウント登録を通過しても、しっかりと運用し入社実績を作らないと、退会処置が取られてしまいます。

具体的には、1月31日と7月31日の時点で、それまでの1年間に入社実績が0の場合、アカウントが退会になってしまいます。

退会の対象となった場合、アカウントは2月、8月の第2営業日に停止されます。

ただ、退会となった月の6カ月後からであれば、アカウントの再開申請が可能です。(所属企業の契約が継続している場合に限ります)

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ヘッドハンタースコアとは

BizReach Executive Support score

ビズリーチエグゼクティブサポートを効果的に運用するには、高いヘッドハンタースコアを目指し、維持することが必要不可欠です。

ヘッドハンタースコアとは、「成約実績」「面談満足度」「転職支援満足度」を0.00〜5.00の点数で表したものです。具体的には、下記計算式でS〜Dランクに振り分けられます。

ヘッドハンタースコア
=成約数+成約率+成約年収+面談満足度+転職支援満足度 – ペナルティースコア
・4.00〜5.00 Sランク(上位2%程度)
・3.50〜3.99 Aランク(上位15%程度)
・3.00〜3.49 Bランク
・2.50〜2.99 Cランク
・0.00〜2.49 Dランク
Sランク・Aランクの場合、スカウト受信画面にヘッドハンタースコアが表示され、候補者に信頼感を示すことができます。

BizReach Executive Support headhunter score

さらに、スカウトの通数も、ランクが高いほど多くの通数が付与される仕組みになっています。

また、前月の19日時点でCランク、Dランク、アカウント開設から3ヶ月経っていないNEWのヘッドハンターの場合、一括送信機能が利用できない不便があります。

ランク スカウト付与通数(月間) 前月の有効返信による
スカウト付与通数
S,A 30通×前々月までの1年間の成約数 11返信以上=70通加算

6〜10返信=20通加算

3〜5返信=10通加算

B 15通×前々月までの1年間の成約数
C 10通×前々月までの1年間の成約数
D 5通×前々月までの1年間の成約数
NEW(登録後3ヶ月未満) 20通×前々月までの成約数

ヘッドハンタースコアを高めるポイントは、後述していますのでぜひご覧ください。

ヘッドハンタースコアを構成する要素の定義

・成約数:2年前〜前日までの成約登録数
・成約率:2年前〜前日成約登録数 ÷ 2年前〜60日前の返信数と応募数の合計
・成約年収:2年前〜前日までの登録された平均年収
・面談満足度:3件以上のアンケート平均満足度(3件未満の場合は計算対象外)
・転職支援満足度:3件以上のアンケート平均満足度(3件未満の場合は計算対象外)
・ペナルティースコア:ビズリーチ利用ルールに違反した行為に対し減算されるスコア。点数は、違反内容に応じて ビズリーチ運営事務局が決定

面談満足度アンケートとは

BizReach Interview Satisfaction Survey
面談満足度アンケートとは、10点満点で、候補者がヘッドハンターを評価するアンケートのことです。任意でコメントも可能となっています。

候補者がスカウト返信をした翌週月曜日正午にシステムから送付されます。

回答3件以上の平均が、ヘッドハンタースコア構成要素の「面談満足度」と「転職支援満足度」へ反映されるため、面談満足度を上げることがヘッドハンタースコア向上・高いランクへと繋がります。

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ヘッドハンタースコアを上げるポイント

increase head score

ヘッドハンタースコアを向上させるには、どのような点に気をつけるべきでしょうか。

①面談前から入念に準備をする

Preparation for interview

面談前にアンケートやヒアリングの実施、在籍企業のインプット、紹介企業の準備等をしているヘッドハンターは高評価になるケースが多いです。

実際に、高評価者の中には「履歴書や職務経歴書を、事前に読み込んでくれていたと感じた」「現在勤めている会社のことを調べてもらっていた」といった声もあります。

転職初心者の方には、職務経歴書の書き方を丁寧に教えたり、事前に送付してもらい添削したりすることも、高評価に繋がります。

②スカウトを送信した本人が面談を行う

やむを得ない理由があり、候補者の同意を得られれば、ビズリーチアカウントを持つ別の担当者が初回面談を行うことも可能です。しかし、候補者は送信者本人と面談できることを前提に返信していますので、本人面談のほうが高い評価につながります。

なお、別の担当者が面談を行った場合でも、スカウトを送信したアカウントに評価がつきますので注意しましょう。

③スピード感のあるレスポンスを心がける

Fast response

候補者は、複数のエージェントや採用企業からスカウトを受けています。
そのため、レスポンスが早く、スムーズに日程調整が進むヘッドハンターが高い評価を受ける傾向にあります。

日程調整ツールの活用や、初回スカウトへの日程打診依頼欄の記載など、スピーディーかつスムーズなやり取りを目指しましょう。

素早い日程調整をする工数不足や、スカウト返信率の低さにお悩みの方は、下記より博報堂やソニーなど650社以上が利用するスカウト代行「PRO SCOUT 」のサービス資料を見てみることをお勧めします。

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④キーワード検索を活用する

スカウト返信率がどんなに高くても、スカウト送信数が少なければ面談数・実績は増えません。

そこで、キーワード検索を活用し、ターゲットとなる候補者を効率的に見つけましょう。

例えば、営業で実績のある方を探すには、経験職種:営業×キーワード「営業成績」「達成率」「MVP」「トップ」「TOP」「受賞」「アワード」「新人賞」などになります。

ターゲットとなる候補者が職務履歴書に書いていそうなワードを、できるだけ多く挙げることが大切です。

⑤利用ルールを遵守する

当たり前のことではありますが、利用ルールを守りましょう。
違反した場合、ペナルティスコアが発生し、ランクに影響します。

特に、下記事項は絶対に行わないでください。

・自社採用目的で活用する
・成約報告漏れや過小報告をする
・会員情報の漏洩
・1週間以上の返信遅延

⑥合意形成を行った上で推薦する

consensus building

成約実績が少なくても、転職支援満足度や面談満足度が高ければ、Bランク程度は維持できます。
エージェントも紹介求人数や提案数などのKPIを持つところが多いので難しいところですが、むやみやたらに推薦するのではなく、きちんと合意形成を行った上で進めることが大事です。

⑦アンケート回答を促す

アンケート回答が3件以上ないと、数値として反映されないため、面談の最後に画面を切る前に回答を促しましょう。

「今後の求人紹介や、〇〇さんのサポートをより良くしていくために」といった形で依頼するのがおすすめです。

ビズリーチエグゼクティブサポート(人材紹介向けビズリーチ)の料金

BizReach Executive Support Fees

ビズリーチエグゼクティブサポートの料金は、基本料金60万円+成功報酬一律30%がかかります。※初回の場合

6ヶ月を過ぎると契約更新となり、基本料金や成功報酬は入社実績の有無によって変動します。多くの入社実績を出すほどお得になります。

なお、基本料金は法人ごとの請求になるため、アカウントが増えても料金の追加はありません。

1ヶ月以内の早期退職が起こった場合には、成功報酬の返金規程があります。

スカウトの追加購入も可能で、1通4000円、50通単位での購入になります。ただ、決して安い金額ではないため、ランクや実績を上げて、付与されるスカウトを増やすのがベストです。

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ビズリーチエグゼクティブサポート(人材紹介向けビズリーチ)の利用開始までの流れ

BizReach Executive Support Flow

ビズリーチエグゼクティブサポートは、基本的に毎月1日が利用開始日になります。
下記が利用開始までの流れです。

①申込書の提出(毎月14日まで)
②審査
③アカウント開設申請(プロフィールや写真の登録)
④利用開始

また、申し込みには、有料職業紹介事業者許可証、転職支援実績の証明などが必要です。
すぐに利用できるわけではないので注意しましょう。

ビズリーチエグゼクティブサポートで返信率を上げるコツ

①アイコンやスカウト受信数で、返信率の高い候補者を見極める

Candidate identification

スカウトの返信を得て面談を行うことが、ヘッドハンタースコアを算出する第一ステップになります。

ビズリーチでは、返信期待値の高い候補者が可視化されており、炎マークや「新着」アイコンがついている候補者は返信率が高いです。

また、検索軸で「スカウト受信数」を10通以下に絞ることも有効です。
スカウト受信数は、30日前〜前日の全ヘッドハンターからのスカウト数を指します。
候補者は、ヘッドハンターだけでなく、企業からのスカウトも受け取っているので、多くのスカウトを受け取る候補者は受信BOXが荒れ、返信の見込みは低くなります。
スカウト受信数が少ない候補者を選ぶことで、返信期待値を高められるのです。

さらに、1日10名まで無料でスカウト可能な「ピックアップ会員」機能も積極的に利用しましょう。ピックアップ会員は返信期待値が高い会員が表示されるようになっています。

②プロフィールを充実させる

会員がどんなヘッドハンターからスカウトが来たかイメージできるように、自己紹介や経歴などを充実させることが重要です。

得意業界・職種や実績はもちろん、「キャリア相談も歓迎」「本格的に転職活動を考えていなくても、まずはカジュアルな情報交換から」など、面談へのハードルを下げる文言を記載することで、返信をもらえる可能性が高くなります。
また、年収アップ事例や受賞歴の記載も効果的です。

③スカウト文面に紹介できる求人を明記する

Recruitment form clearly stated

スカウト文面に、紹介できる求人例や、候補者が属している業界からどういった転職先への支援ができるかの実例を記載すると良いです。

求人を明記せず、「とりあえず面談しましょう」といった内容のメッセージを送るエージェントも少なくないため、希望条件を見ながら具体的な求人を数個添付すると惹きがよくなります。

その際、もし添付求人に合わない場合、別求人も紹介できる旨も記載するのを忘れないでください。

スカウト文面例

私自身の成果やKPIのために、強引な転職や多数の応募を奨励することは決してありません。むしろ、将来のキャリアについて共に考えることが重要だと思っております。

以下は、提案可能な求人の例です。

– 某大手人材会社でのコンサルタント職
– SaaS企業の人事職
– 某大手IT企業での営業/コンサルタント職
– 広告代理店の人事責任者

また、直近の転職支援実績例も記載します。

– 20代後半男性: 人材紹介RAとSaaS系企業のカスタマーサクセス
– 30代前半女性: 人材紹介CAからRPOコンサルタントへの転職
– 30代後半男性: 人材紹介RAとCAからSaaS系企業のフィールドセールスへの転職

弊社は独自の求人案件も豊富で、市場に出回っていない案件もあります。スカウト文面だけでは分からない部分も多いので、詳しくご説明いたします。

もしよろしければ、30-60分ほどお電話またはオンラインでお話しする機会をいただければ幸いです。

 

④期限が切れる月末に駆け込みでスカウトを送らない

月末に駆け込みで、有効期限が切れそうなスカウトをまとめて送るエージェントが多いです。
そのため、月の前半から計画的にスカウトを送り、他社のスカウトに埋もれないようにしましょう。

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投稿者プロフィール

谷下 奈穂
谷下 奈穂
株式会社VOLLECTにて採用コンサルタントとして従事。大手広告代理店のDXコンサルタント職や、大手IT企業でのエンジニア採用など、多数の採用支援実績を持つ。