Findyとは?特徴や使い方、メリット・デメリットを徹底解説!エンジニア採用に活用しよう

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スキル重視でエンジニア採用をしたいと考える企業が増えてきています。Findy(ファインディ)はGitHubの開発履歴に基づき登録されているユーザーのスキル偏差値を定量的に判断してくれるスカウト型リクルーティングサービスです。今回はFindyの特徴、使い方、採用成功ポイントについて紹介します。

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ファインディ(Findy)とは

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運営:Findy株式会社
特徴:ハイレベルのエンジニア向け
利用企業:LINE, CyberAgent, Merpay, LayerXなど

Findy(ファインディ)とは、Findy株式会社が運営する、IT/Web系のエンジニアに特化したエンジニアと企業のスカウト型リクルーティングサービスです。独自のAIによるエンジニアと企業のマッチングに特化しています。

findyでは、企業側が「いいね」を押し、求職者側が「いいかも」をした場合にはじめてスカウトが可能となります。

「いいかも」と反応のある求職者に対しスカウトをするため、従来のスカウト型リクルーティングサービスより高い返信率でスカウトを行えます。

母集団形成やスカウト返信率の低さ、スカウト配信の工数不足にお悩みの方は、下記よりSONYやラクスルが利用する有名スカウト代行「PRO SCOUT」のサービス資料を見てみることをお勧めします。  

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ファインディ(Findy)の特徴

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GitHubの開発履歴をもとにスキル偏差値判定

ユーザーがFindyに登録する際、ソースコード管理サービスであるGitHubのアカウントを連携させる必要があります。Findyでは独自のAIがアルゴリズムを用いてGitHub上の活動記録(公開されているレポジトリをもととしたコード稼働率、コントリビューション履歴、アカウントの影響力など)からスキル審査を行い、偏差値を測定します。企業はユーザーのエンジニアとしての実力値を定量的に判断することができます。

また、GitHubのアカウントを持っているので自学的な活動を行うスキルの高い人材が多いです。

AIによるマッチングサービス

FindyではAIによるレコメンド機能があり、企業とユーザーのマッチングを効率的に進めることができます。技術領域別の採用はもちろん、情報発信を多くしているエンジニアが欲しいといった要望も検索に組み込むことができるため、ハイスキルかつ企業の特性にあったエンジニアに効率的にアプローチすることが可能です。

他媒体と比べ低価格

Findyは他社媒体と比べると比較的低コストで導入することが可能です。利用料金は、導入費用と成果報酬で構成されております(2022年4月現在)。また、フリーランス採用に特化したサービスもあり、エンジニアをスキル重視で採用したいという企業にとっては非常にメリットの大きい採用媒体となっています。

関連記事:エンジニア採用代行のメリットや料金、導入すべき企業の特徴を解説

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ファインディ(Findy)導入企業の特徴

FindyはLINEやCyberAgentなどのメガベンチャー企業から、SmartHRやLayerXなどのスタートアップ企業が利用しています。

Findyに登録するユーザーはGitHubアカウントが必要となるため、エンジニアとしての実務経験がある人のみを採用したいと考えている企業と相性が良いです。逆に言えば、未経験者や経験の浅いエンジニアを大量採用したいと考えている企業には向かないかもしれません。

また、技術力・情報発信力に基づく偏差値を参考にしながら「いいね」を送るエンジニアを選ぶため、企業の採用担当者側も基本的な技術理解が必要となります。

関連記事:エンジニア採用でおすすめの採用手法|採用が難しい理由や失敗例も

ファインディ(Findy)の使い方

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①求人票を作成

FindyのAI求人票採点サービスを利用し、候補者にとって魅力的な求人を作成します。

②ユーザーに「いいね」を送る

ユーザーのスキル偏差値やプロフィールなどを見て、「いいね」を送ります。

③ユーザーから「いいかも」を受け取る

「いいね」を受け取ったユーザーの中で、企業に興味を持ったユーザーが「いいかも」を送り返します。

④スカウトメッセージを送信

マッチングが成功したユーザーのGitHubが公開されます。GitHub上のデータを確認し、カジュアル面談を実施するエンジニアにスカウトメッセージを送ります。

⑤カジュアル面談・採用

スカウトメッセージでのやり取りを通し、カジュアル面談を実施します。そのうえで採用選考を進めていきます。

関連記事:SIer必見!エンジニア採用を成功させるための手法やコツを紹介

ファインディ(Findy)のプラン・料金

Findyの料金は、基本利用料(36万円~)と成果報酬(30%〜)の両方が発生します。

プランは2つあり、メンバー〜シニアクラス向けのベーシックプランと、ハイクラス向けのプレミアムプランがあります。

詳しくは、下記表を参考にしてください。

ベーシックプラン プレミアムプラン
基本利用料 36~54万円 60~90万円
成功報酬 30% 35%
いいね対象 スキル偏差値60台半ば以下(登録者の85%) 全エンジニア
求人票下限年収 なし 600万円以上

ベーシックプランは、ハイクラスを除く登録者の85%にアプローチ可能なプランで、コスト感を抑えて採用したい企業におすすめです。

プレミアムプランは、登録者上位15%を含めた全員にアプローチができ、テックリードクラスのエンジニア採用におすすめなプランです。ただ、求人票の年収は600万円以上と制限があるので注意です。

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ファインディ(Findy)のメリット

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スキル偏差値をもとにスカウトを送ることができる

履歴書や職務経歴書などの情報ではなく、GitHubの情報をもとにスキル偏差値が割り出されているため、確かなスキルを持ったエンジニアに直接アプローチをすることができます。

スキル偏差値は2022年4月にアップデートされました。様々な職種やOSS活動の開発スタイルに対応、算出ロジックの変更などが行われたことにより、より適正な値が出るようになっています。

推定年収測定機能がある

スキル偏差値に基づき、推定される年収が表示されているため、候補者と企業側の報酬面での期待値の調整ができている状態でスカウトを送る、受け取ることができます。

AIマッチング機能により工数を削減できる

AIが求人にあうユーザーを自動でレコメンドしてくれるため、候補者の検索にかける工数を削減することができます。

いいかもが返ってきた候補者にスカウトを送るので効率的

こちらからいいねを送り、いいかもが返ってきた候補者にメッセージを送るので、興味を持ってくれた候補者に絞ってスカウトを送ることができ無駄打ちが少なくなります。スカウト文面を一人一人に合わせて送るのは大変な作業なため、効率が良くなります。

定期的にプロフィール更新キャンペーンを行っているため更新率が高い

プロフィールの更新を行うとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンを定期的に行っているため、それをきっかけにプロフィールを最新の情報に更新する候補者が多いです。

候補者の表示順序が多様

ログイン日順、おすすめ順、新規登録順で候補者を表示できる媒体は多いですが、Findyはそれに加えスキル順・コードをたくさん書いている順など多様な表示順序があるので、ターゲットを見つけやすいです。

Findyの話を聞いてみたい方は
こちら

ファインディ(Findy)のデメリット

GitHubがアップデートされていないとスキルが見えない

GitHub上でのアクティビティが少ないエンジニア、GitHub上で活動を公開していないエンジニアのスコアはAIの自動判定から除かれてしまうため、偏差値が低く表示されてしまいます。

スキル偏差値の高いエンジニアが取り合いになる

当たり前の話ですが、ユーザーのデータがどの企業に対しても定量的に表示されているため、「いいね」を受け取るユーザーに偏りが生じ、偏差値の高いエンジニアとはなかなかマッチングまで繋がらないことがあります

コードをかけるエンジニアのみが対象となっている

GitHub上でコードを書いているエンジニアが対象となっているため、PM寄りのエンジニアやEM(エンジニアリングマネージャー)の採用を検討している企業には向いていません。

UIが優れているとは言えない

notionのUIに近く、白ベースに小さなアイコンとシンプルな作りになっているのは良いものの、候補者検索の際、画面の中に候補者は1人程度しか表示されないためスクロールをたくさんする必要があります。候補者と候補者の境目の線も薄グレーで見にくいです。

また、炎マークやハートマーク、「コントリビューション数」などFindy独自のマークや用語があり、慣れないうちはどのような意味を指すのか分かりずらいです。

ログイン⽇やアクティブ度で絞り込みができない

ログイン⽇が分かりません。炎マークに⾊がついている場合1ヶ⽉以内と だけ読み取ることができますが、30⽇前にログインした⽅と1週間以内に ログインしている⽅では⼤違いですのであまり当てになりません。

ただ、 「アクティブ順」で並び替えることはできますので、できるだけ上の候補者を狙うようにしましょう。

炎マークの意味
・赤い炎:1ヶ月以内にログインあり×他社とマッチ済み
・オレンジの炎:1ヶ月以内にログインあり

希望年収や職種で検索をかけられない

希望年収、希望職種、希望技術全てプロフィールに記載箇所はあるのですが、それをもとに検索することができません。あまり高い年収を出せないポジションの場合などの際に困ります。

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ファインディ(Findy)でエンジニア採用を成功させるポイント

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自社として必要なスキル偏差値の下限を考え直す

スキル偏差値が高いほどいいねの受け取りは増えます。スキル偏差値の高い人だけにスカウトを反応は得られにくいため、自社としてどのスキル偏差値が最低限必要なのかしっかりと考え直すと良いでしょう。

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出典:Findyブログ

求人票の魅力度を上げる

FindyにはFindy ScoreというAI求人表採点サービスがあります。求人票の中身を充実させ、簡潔かつ誰が見てもわかりやすい内容に仕上げ、魅力度を上げることが重要です。

技術理解のある採用担当者が運用する

Findyではまず企業側がエンジニアのスキル偏差値を見て、気になったエンジニアに「いいね」を送ります。単純に偏差値が高いエンジニアに「いいね」を送るだけでなく、求人に合うエンジニアを見抜くためにも、技術用語や求めるエンジニア像について理解を持っている採用担当者が送る相手を選ぶことが重要です。

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金曜日を避け、アクティブなユーザーにいいねを送付する

検索条件の転職意欲の欄で「転職意欲が高いすべてのユーザ」を選択し、アクティブなユーザーにいいねを送りましょう。

アクティブユーザーは日々変わっていくため、1週間のうち、複数日に分けていいねを送るのが理想です。

金曜日は、どの企業も残っているいいねを使い切るため、送られるいいねの数が増加する傾向があります。他社からのいいねに埋もれてしまわないように、計画的ないいね運用をおすすめします。

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まとめ

Findyはエンジニアの採用に特化したサービスです。実務経験豊富なエンジニアを採用したい、即戦力となるエンジニアを採用したいと考えている企業は是非導入を検討ください。

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投稿者プロフィール

中島 大志
中島 大志株式会社VOLLECT CEO
「ダイレクトリクルーティングの教科書」著者。日経トレンディや東洋経済への寄稿も果たす。新卒でパーソルキャリア株式会社にてクライアントに対して採用コンサルティングに従事。その後、外資系コンサル企業の採用支援をする中でダイレクトリクルーティングの魅力に気づき株式会社VOLLECTを創業。スカウト採用支援実績は500社超。