【企業向け】クリ博ダイレクトの特徴やメリット・デメリットは?
近年、新卒採用でもジョブ型雇用など、特定のポジションに絞った採用を実施する企業が増えつつあります。
しかし、Webデザイナーやプランナーなどのクリエイティブ系のスキルを持つ学生は、新卒採用市場では希少であり、求める人物像とマッチする学生を見つけることは簡単ではありません。そのような企業の採用課題を解決するツールとして、株式会社博展よりクリエイティブ職・業界に特化した「クリ博ダイレクト」がリリースされました。
今回は、採用支援事業に8年間従事してきた筆者が、クリ博ダイレクトの特徴やメリット・デメリットなどを解説します。
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目次
クリ博ダイレクトとは?
クリ博ダイレクトは、株式会社博展が運営する、2024年にクリ博ナビからリニューアルしたダイレクトリクルーティングサービスです。
クリエイティブスキルを有する学生に特化しており、クリエイターやエンジニアを目指す全国700校以上、約13,000名の学生が登録しています。
美・芸術大学に在籍する学生やクリエイティブ系専門学生の登録が大半を占めており、次のような職種への就業を目指す学生に効率的にアプローチできます。
・グラフィックデザイナー
・Webデザイナー
・映像クリエイター
・広告・マーケティング職
・編集者
・ライター など
クリ博ダイレクトの特徴
本章では、クリ博ダイレクトの特徴を解説します。
クリエイティブ職に特化したデータベース
クリ博ダイレクトは、広告やWeb、ゲーム、映像、デザインなど、クリエイティブ業界への就職を目指す、クリエイティブスキルを持った学生が多数登録しています。
企業は、希望職種やスキルなど、詳細な条件で学生を検索できるため、ミスマッチの低減に寄与したり、求める人材に近い学生へのアプローチが可能になったりするでしょう。また、従来の求人媒体ではリーチできなかった層との出会いも期待できます。
学生のポートフォリオを閲覧できる
クリ博ダイレクトの特徴として、学生のポートフォリオを閲覧できる点が挙げられます。
学生は、自身のポートフォリオを登録することができ、企業はスカウトの送付前に学生のポートフォリオを閲覧できます。どの程度のスキルを有しているのかを実際の作品を通じて正確に把握できるため、採用後のミスマッチも低減するでしょう。
さらに、登録されたポートフォリオを基にアプローチ対象となる学生を検索できます。スキル面から学生を検索できるため、求めるスキルを持つ学生を簡単に見つけられるでしょう。
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クリ博ダイレクト利用のメリット
クリ博ダイレクトを利用することで、企業は以下のようなメリットを享受できます。
クリエイティブスキルを持つ学生にピンポイントにアプローチできる
クリ博ダイレクトは、クリエイティブスキルを持つ約13,000名の学生が登録しているダイレクトリクルーティングサービスです。
学生の作品や専攻、 使用ツール、志望職種などで絞り込み、より精度の高いスカウトが可能です。
以下3つの方法で学生の検索ができます。
①求職者検索:登録されたプロフィールから学生を検索
②作品検索:登録されたポートフォリオから学生を検索
③自己PR検索:登録されたPR画像・動画から学生を検索
<絞り込み項目例>
年齢・学校種別(大学/専門学校など)・文理区分・語学(英語/中国語/韓国語など)・志望業種
・資格 (TOEIC/英検など)・志望職種・使用ツール (Maya/Illustratorなど)・志望勤務地・プログラミング言語 (C#/Pythonなど)・学校名・最終ログイン日
採用コストを削減できる可能性がある
クリ博ダイレクトは、完全成功報酬型の料金形態を採用しています。
万が一採用に至らなかった場合、費用は発生しません。無駄なコストの発生を抑えられるため、結果的に採用コストを抑えられる可能性も期待できます。
また、採用人数を調整することで採用にかかる費用を管理できるため、大幅に採用予算を越えてしまうリスクも防止できます。
採用チャネルを広げられる
クリエイティブ系の学生は、企業の採用担当者が学校訪問を行うことで、学生との接点機会を創出し、採用につなげるケースもあるでしょう。しかし、学校訪問が難しい遠方の学校の学生や関係性を構築できていない専門学校の学生とは、なかなか接点を創出できないと悩む採用担当者も多いかと思います。
その点、クリ博ダイレクトには多くのクリエイティブスキルを持つ学生が登録しています。
美・芸術大学に在籍する学生やクリエイティブ系の専門学生の登録も多いため、これまでの採用手法や媒体では出会えなかった学生と出会える可能性が期待できます。
ミスマッチ低減に寄与する
クリ博ダイレクトでは、企業は学生のポートフォリオを閲覧することで、求めるスキルを持つ学生か否かを判断できます。また、学生は企業PRページを閲覧することで、企業理解を深められます。
企業と学生が相互理解を深められる環境が用意されているため、ミスマッチのリスクを低減できるでしょう。
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クリ博ダイレクト利用のデメリット
一方で、クリ博ダイレクトの利用には以下のようなデメリットも考慮する必要があります。生じる可能性のあるデメリットも理解した上で、クリ博ダイレクトの利用を検討しましょう。
総合型のダイレクトリクルーティングサービスと比較して登録者数が少ない
クリ博ダイレクトは、クリエイティブスキルを持つ学生の登録に限っているため、総合型のダイレクトリクルーティングサービスと比較すると、登録者数が少ない可能性があります。
営業職や事務職など、クリエイティブスキルの有無を問わないポジションの採用も行いたいと考える企業にとっては、登録している学生の数に物足りなさを感じることもあります。必要に応じて他の採用手法や媒体の併用も検討しましょう。
一般職や総合職など、実際の仕事内容が特定できない募集はできない
クリ博ダイレクトでは、利用にあたって職種の指定が求められます。一般職や総合職など、仕事内容が特定できない場合、求人情報を登録・公開できません。将来的に営業部や総務部などへの異動もあり得る総合職採用はできないため、注意しましょう。
なお、求人の掲載にあたってクリ博ダイレクトが指定する職種に該当しない職種の求人を行う場合は、クリ博ダイレクトの営業担当者への確認が必要になります。
クリ博ダイレクトの料金|完全成功報酬型
クリ博ダイレクトは、完全成功報酬型の料金形態を採用しており、初期費用無料で利用できます。導入コストがかからないため、採用予算が限られている企業も導入しやすいサービスと言えるでしょう。
また、内定承諾をした学生が入社前に内定辞退をした場合は、成功報酬費の全額返還を受けられます。近年、内定辞退をする学生が散見されますが、万が一辞退が発生しても、採用にかけた費用が無駄になることはないでしょう。
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クリ博ダイレクト導入までの流れ
導入までの流れは、次の通りです。
STEP1. 資料ダウンロード
まず、クリ博ダイレクトの公式サイトより資料をダウンロードし、サービス概要を確認しましょう。
STEP2.担当者と打ち合わせ
続いて、クリ博ダイレクトの営業担当者と打ち合わせを行い、自社の採用状況や採用ターゲットを共有した上で、自社に適したプランを提案してもらいます。
STEP3. 契約
利用に向けて契約を締結します。
STEP4.企業情報の入力
企業情報や求人情報など、採用活動に必要な情報をシステムに入力します。
必要な情報の入力が完了した後、利用を開始できます。
STEP5.施策振り返り
クリ博ダイレクトでは、運用開始後も定期的に運用フォローを提供してくれます。
運用に悩む場合は、クリ博ダイレクトの営業担当者に相談し、運用の精度を向上させていきましょう。
クリ博ダイレクトを活用するポイント
クリ博ダイレクトを効果的に活用し、採用を成功に導くためには、戦略的なアプローチが不可欠です。クリ博ダイレクトを効果的に活用するためには、以下のポイントを押さえましょう。
求める人物像を明確に描く
クリ博ダイレクトを利用する際は、どのような人材を求めているのかを明確に定義することが重要です。職種や必要なスキル、求める人物像を具体的に設定することで、学生検索が効率的になるだけではなく、採用ミスマッチ防止にもつながるでしょう。
例えば、Webデザイナー職を募集する場合は、Webデザインスキルや経験だけでなく、コーディングスキルや使用経験のあるデザインツール、ポートフォリオの質などを具体的に定義することで、より適切な学生を絞り込むことができます。
ターゲットを明確にすることで、スカウト文面もよりパーソナライズされたものになり、学生の目に留まりやすくなるでしょう。
魅力的なスカウト文面を作成する
スカウト文面は、企業と学生の最初の接点となる重要な要素です。学生の興味を惹き、応募意欲を高めるためには、具体的かつ魅力的な文面を作成する必要があります。単に募集要項を羅列するのではなく、企業の魅力や文化、仕事のやりがい、キャリアパスなどを具体的に伝えましょう。
また、学生になぜスカウトを送ったのかを明確に伝えることで、パーソナライズされた印象を与え、返信率やエントリー率を高めることができます。例えば、「あなたのポートフォリオを拝見し、xxxなデザインセンスに感銘を受けました。弊社では、あなたの才能を活かせるWebデザイナーのポジションを募集しており…」といった具体性の高い文面を心掛けることで学生の興味を喚起できるでしょう。
企業PRページを充実させる
クリ博ダイレクトでは、企業PRページを通じて、自社の魅力や文化を伝えることができます。企業PRページは、学生が企業についてより深く理解するための重要な情報源となります。
オフィスの写真や社員の働く様子を伝える動画などを掲載して、企業の雰囲気をリアルに伝えられるページに仕上げましょう。
迅速な対応を心掛ける
クリ博ダイレクトを活用する学生は、日々様々な企業からのスカウトを受け取っています。そのため、学生への返信やアクションへの対応が遅れてしまうと、学生の興味は他の企業に移ってしまう恐れがあります。
せっかく自社に興味を抱いた学生の興味が他社に移ってしまわないよう、学生からの問い合わせやアクションには、できる限り迅速かつ丁寧に応じましょう。
ダイレクトリクルーティングを始めるなら「PRO SCOUT新卒」
クリ博ダイレクトをはじめ、ターゲット人材にピンポイントでアプローチできるダイレクトリクルーティングは、既に多くの企業で導入されている採用手法です。
高い採用成果が期待できる一方で、運用ノウハウやスカウトの配信にリソースが必要になるため、導入をためらっている企業は多いのではないでしょうか。また、期待する成果が得られないと悩む企業も少なくないでしょう。
ダイレクトリクルーティングを導入する際は、ダイレクトリクルーティングの運用支援に長けた採用支援サービスを活用するのも1つの方法です。PRO SCOUT新卒では、700社以上の採用活動を支援してきた実績をもとに、ダイレクトリクルーティングの運用をサポートいたします。
ダイレクトリクルーティングの導入・運用にお悩みの企業・人事ご担当者様は、ぜひダイレクトリクルーティング支援に強みを持つPRO SCOUT新卒の利用もご検討ください。
まとめ
本記事では、クリ博ダイレクトの特徴やメリット・デメリット、活用ポイントなどについて紹介しました。
クリ博ダイレクトは、クリエイティブスキルを持つ学生に特化したダイレクトリクルーティングサービスであり、ジョブ型雇用やスキルを重視する採用を実施する企業にとって、高い有効性を期待できるでしょう。さらに、完全成功報酬型の料金形態を採用しているため、導入リスクが低い点も魅力の1つです。初めてダイレクトリクルーティングに取り組む企業や採用コストを抑えたいと考える企業にとっても導入しやすいサービスと言えるでしょう。
クリエイティブスキルを持つ学生を求める企業は、ぜひクリ博ダイレクトの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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採用系コンサルタントとして企業の採用サポート・採用戦略構築・採用ノウハウの提供を行いながらライターとしても活動中。
得意分野は新卒採用とダイレクトリクルーティング。
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