新卒採用向けスカウトメールの例文|開封・返信したくなる条件とは

売り手市場の新卒採用において、優秀かつ自社にマッチしそうな学生を採用するためには応募を待つのではなく、企業自ら採用したい学生に向けてアプローチする必要があります。
“攻めの採用”手法であるダイレクトリクルーティングを成功に導くためには、学生の興味・関心を引くスカウトメールを作成することが求められているのです。
そこで本記事では、これまで新卒含め採用事業に8年間従事してきた筆者が、新卒採用におけるスカウトメールの書き方や、文面以外の気を付けるべきポイントを解説します。
営業職と技術職それぞれに対するスカウトメールの例文も紹介するので、ぜひ参考になさってください。
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目次
新卒採用でスカウトメールは有効なのか?
昨今、採用手法にはさまざまなものがあり、企業の規模や採用したい候補者層などに合わせて、どの手法が有効なのかは大きく変わってきます。
まずは、具体的なデータを参考に新卒採用においてスカウトが果たして有効な手法といえるのかどうかを検討しつつ、その他の採用手法との違いを見てみましょう。
市場規模から見たスカウトメールの重要性
まずは、新卒採用においてスカウトメールがどれほど重要なのか、ダイレクトリクルーティングの市場規模の推移を示すデータを用いて解説します。
新卒採用向けダイレクトリクルーティング媒体『Offer Box』を提供する株式会社i-plugが2022年6月に発表した『事業計画及び成長可能性に関する事項』によると、「ダイレクトリクルーティングサービス市場の伸びは顕著」と伝えています。
2016〜2022年度の成長予測は、58.1%のCAGR(年平均成長率)を記録すると報告しており、今後もダイレクトリクルーティングサービス市場は、さらに成長が見込まれると推察されます。
引用:株式会社i-plug『事業計画及び成長可能性に関する事項』
また株式会社矢野経済研究所が実施した『新卒採用支援サービス市場に関する調査(2023年)』においても、「ダイレクトリクルーティングサービスは、主要な採用・就職活動の手法として定着が進む」と報告されています。
企業側としては、就職情報サイトに登録していない学生や自社を認知していない学生へのアプローチ機会が得られる効果的な採用手法として、広く認知が進んでいるようです。
一方でスカウトメールを用いた採用は、デジタルリテラシーが高く「自分らしさ」を重視するZ世代とも相性が良く、ダイレクトリクルーティングは、新卒採用において今後ますます必須性の高い採用手法になるといえるでしょう。
その他の採用手法との違い
従来から利用されている就活情報サイトから応募を募る採用手法と比較した場合、スカウトメールには次のような魅力があります。
就活情報サイト等では出会えない学生と出会える
スカウトメールを配信することで、自社を知らない・自社に興味のない学生に対しても直接自社の魅力を伝えることができます。
そのため、就活情報サイトなど従来の採用手法ではスルーされてしまっていた学生もスカウトを通じて自社の魅力を直接伝えることで、エントリーにつなげられるようになります。
リクルートグループ 就活みらい研究所が行った『採用活動中間調査・就職活動状況調査(2023年)』において、「スカウト・逆求人型サービスを利用して良かった点」を問う設問では、次の結果となりました。
- 1位:他のサービスでは出会えない学生に出会えた:52.8%
- 2位:内定条件を満たす学生に出会いやすいと感じた:32.2%
- 3位:学生の経験やスキルを評価できた・活かせると感じた:26.2%
本調査からも実際にスカウトメールを利用した企業の半数以上が、「他のサービスでは出会えない学生に出会えた」と回答しており、メリットとして実感している様子が伺えます。
認知度の低い企業でもアピール次第で採用競争に勝てる
スカウトメールの魅力は、採用したい学生に直接自社の情報を届けることができる点です。そのため”知名度の低さ”“企業ブランド力”に影響を受けにくい採用手法です。
従来の採用手法である就活情報サイトの場合、企業の「知名度」がエントリーに大きく影響します。そのため、どんなに魅力的な取り組みや、革新的な事業を推進していたとしても学生の関心を惹き付けられず、なかなかエントリーにつながらないことも珍しくありません。
その点、スカウトメールは、ターゲットに合ったスカウト文を作り込む・効果的な運用を行うことで、たとえ知名度やブランド力に劣っていたとしても採用競合との競争に勝る基盤を創り上げることができます。
ミスマッチを減らせる
スカウトメールを活用した採用は、エントリー間口が広く開かれている就活情報サイトとは異なり、最初から自社の採用したい人物像に近いターゲットに絞った上でアプローチすることができます。
また1to1コミュニケーション機能が充実しているツールも多いことから、企業・学生ともにミスマッチを減らせる手法です。
先ほど紹介したリクルートグループ 就活みらい研究所の調査結果では、およそ1/3の企業が「内定条件を満たす学生に出会いやすいと感じた(31.2%)」と回答していることから、スカウトメールは採用ミスマッチ防止に十分寄与しているといえるでしょう。
候補者が開封・返信したくなるスカウトメールの条件
数字的なデータからも新卒採用にスカウトが有効であることが分かりましたが、ただやみくもにスカウトメールを送付すれば採用が成功するわけではありません。
ここでは、どのようなスカウトメールが候補者からの興味や関心を引き、開封・返信したくなるのか説明します。
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担当者名が明記されている
スカウトメールの作成で何よりも大切なことは“特別感”を演出することです。逆にいうと、「誰にでも送られているものなのだろう」と思われてしまったら返信どころか開封にすら至りません。
現在、差出人の名前が明記されていなかったり、差出人名を「採用担当」にしている場合は、すぐに採用担当者の名前を記載しましょう。
もしインターンシップや会社説明会に経営層が登壇する場合は、採用担当者ではなくイベントに登壇する人物の名を記載するのも一つの方法です。
差出人をしっかり明記することで、不特定多数の学生に送付されているという負の印象をいくらか軽減できます。
個別に作成した文章とスカウトを送った理由が明記されている
先述した“特別感”を出すためには、スカウトメールを送付した理由を記載することが必須です。
新卒採用のダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」を提供している株式会社i-plugでは、「DM型定型文の返信率は15%に対し、個別コメントを添えたスカウトメールは27%にまで上昇した」と公表しています。(引用:株式会社i-plug)
学生一人ひとりの自己PRやレジュメから「自分に送られている」と感じられる個別文を作成することが重要で、せっかく個別コメントを添えても特別に感じられない内容では意味がありません。
特別感を感じられるスカウトメールに仕上げるためには、最低2つ以上の経験やエピソードを組み合わせることがポイントです。
「○○さんのアルバイトのエピソードを拝見して…」と記載しても、アルバイト経験を持つ学生は他にもたくさんおり、特別感を感じさせる内容にはなりません。
そこでもう一つ「後輩育成に注力し、アルバイト離職率を下げた」「リピート獲得に注力し、昨対比〇%の売り上げを達成した」など、エピソードや自己PRから読み取れる具体的な内容を添えてみましょう。
そうすることで学生は、受け取ったスカウトメールに対して「自分だけに宛てられたスカウトだ」と特別感を抱きやすくなるのです。
企業説明が具体的な数値を用いてコンパクトにまとめられている
企業説明は、数字を交え具体的かつコンパクトにまとめることがポイントです。下記は一例です。少し数字を詰め込み過ぎた感もありますが、企業説明に盛り込むべき具体的な数値としてどんなものがあるか参考程度にご覧ください。
「当社は創業10年で売上前年比150%成長を達成し、現在300社以上の企業と取引。エンジニアの平均年齢は28歳で、新卒入社3年以内のリーダー昇格率は40%。最新のAI技術を活用し、年間100万ユーザーが利用する自社サービスを展開しています。」
風土や文化などより具体的に魅力を伝えたい項目や細かい事業説明等は、自社の公式メディアサイトのURL等を記載し、別のページに誘導する方法もあります。
応募(エントリー)までの導線が明確になっている
スカウトメール送付のゴールは、スカウトメールを開封してもらうこと、あるいは読んでもらうことではありません。最終的にエントリーや返信につなげることが目的なはずです。
スカウトメール開封からに行動喚起につなげるためには、下記の例のように具体的に次のアクションを記載することがポイントです。
【例】
- まずはメール下部の「エントリーする」ボタンをクリックください。
- 少しでもご興味をお持ちいただけましたら、希望の日程にご予約ください。
- 〇月〇日〇時までに希望の日程を記載の上、ご返信をお願いいたします。
新卒採用向けスカウトメールの構成と書き方
開封・返信につながるスカウトメールとはどんなものか分かってきたところで、実際にスカウトメールに記載する内容の構成と書き方を説明します。
新卒採用向けスカウトメールを構成する要素は下記のとおりです。
- 件名
- 挨拶・自己紹介
- スカウトの理由
- 企業の魅力
- ネクストアクションの提示
- 締めの言葉
件名
件名は開封率を左右するきわめて重要なポイントです。
内容がしっかり伝わるように具体性を持たせつつ、読み飛ばされないように簡潔な文言にまとめることが求められます。
【例】
- 【○○(企業名)】○○さんへ特別なご案内|エンジニア職のご提案
- 【選考直結】○○さんの経験にマッチしたポジションのご案内
- 【内定直結】あなたにピッタリのエンジニア職|○○(企業名)
挨拶・自己紹介
簡潔に会社名と自身の名前を伝えるところから入りましょう。
相手の名前+敬称、一行空けて企業名とスカウトメール送付者の名前を記載といった、オーソドックスな挨拶と自己紹介で問題ありません。
【例】
○○様
株式会社○○で新卒採用を担当している△△と申します。
スカウトの理由
挨拶と自己紹介のあと、いわゆる本文の初めでスカウトに至った理由を述べると良いでしょう。
先述したとおり、ここがスカウトメールで最も重要な“特別感”につながる部分です。
履歴書やプロフィール情報をよく読み込み、その候補者のどこに興味を持ったのかを具体的な言葉を添えつつ伝えましょう。
【例】
このたびは弊社に興味を持ってくださり、誠にありがとうございます。
○○さんのご経歴を拝見し、特に、~~されたご経験に興味を持ちました。
当社では、まさにそのスキルを活かせるプロジェクトがあり、ぜひ一度お話しさせていただきたく、ご連絡した次第です。
企業の魅力
自社にはどんな魅力があるのか記載することは重要です。しかし、企業側から見た自社の魅力は、その候補者にとっては不要な情報かもしれません。
例えば、業界シェアNo.1であることをアピールする場合、安定志向の候補者からは魅力的に映るでしょうが、激しい競争を勝ち抜いて実績を上げたいと思っている候補者にとっては必ずしも魅力があるとはいえないでしょう。
企業の魅力を掲載する場合は候補者の希望と何らかの形でリンクさせることがポイントです。下記は一例です。
「○○さんの『フルスタックエンジニアとして幅広い技術を習得したい』という想いに共感しました。当社では、入社1年目からバックエンド・フロントエンドの両方を経験でき、実際に新卒の80%がフルスタックとして活躍しています。」
ネクストアクションの提示
候補者の経歴や希望のキャリア等にリンクさせる形で自社の魅力を伝え、ぜひ応募してほしいという意思を表明したら、具体的なアクションを促します。
ここまでで候補者のハートを掴みかけていたとしても、具体的なアクションの提示がなければエントリー機会の損失につながってしまうでしょう。
締めの言葉
カジュアルかつ丁寧な言葉で締めましょう。次回の内容に軽く触れるのも有効です。
最後には企業名、担当者名、連絡先などを記載した署名を記載しましょう。
【例】
ご多忙なところ最後までお読みいただき、ありがとうございます。
○○さんとお話しできること、楽しみにしております。(次回が面接や面談の場合)
どうぞよろしくお願いいたします。
--------------------
株式会社○○
採用担当 △△
TEL:090~~~
Mail:~~@career.com
--------------------
新卒採用向けスカウトメールの例文
ここでは、新卒採用で使えるスカウトメールの例文を営業職向けと技術職向けに2種類紹介します。
営業職向けスカウトメールの例文
【圧倒的成長を実現する営業職スカウト】
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○○さんとお会いできることを、楽しみにしております!
技術職向けスカウトメールの例文
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文面以外も重要!新卒採用のスカウトで注意するポイント
最後にスカウトメールからのエントリー率をアップさせるコツをお伝えします。エントリー率を高めるために取り組んでいただきたい施策は次の3つです。
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A/Bテストによる効果の測定と改善
学生の興味を惹きつけるスカウトメールを作成するには、常にPDCAを回すことが大切です。どんなに魅力的なスカウトメールを作成したとしても、すぐに他社に模倣され、効果が薄れていきます。
またスカウトメールの正解は企業ごとに異なります。A/Bテストを繰り返し、スカウトメールの効果を測定しながら改善につなげていきましょう。
使用しているダイレクトリクルーティング媒体の平均エントリー率を調べておくのも有効です。同規模・同業界の平均エントリー率を下回ってしまうようであれば、改善に取り組む必要があると考えて良いでしょう。
開封率・エントリー率などを調べ、ボトルネックを洗い出し、改善点を徹底的に修正することでエントリー率も改善されていくでしょう。
スカウトメール送信のタイミングを工夫する
またスカウトメールを送信するタイミングを意識することも大切です。
ゴールデンウィーク・お盆・年末年始など、学生の活動が停滞するタイミングは、スカウトメールの送付を控えましょう。さらに土・日・祝日の送付も避けたほうが良いでしょう。
特に、募集要項に土日休みと記載があるにもかかわらず土曜日や日曜日にスカウトメールが届いてしまうと、学生に不信感を与えてしまう可能性も考えられます。
時間帯においては、特筆するほど開封率やエントリー率が高まる時間帯があるわけではありません。しかし早朝や夕方18時以降のようにビジネスタイムから外れる時間帯は、企業のイメージが低下してしまう恐れもあるため、避けるようにしましょう。
リマインドメールを送付する
エントリー率を高めるために、リマインドメールを送付するのも効果的です。
転職サービスを提供するLAPRAS株式会社が発表した自社内調査のデータによると、スカウトメール後に送付したリマインドメールの返信率は、12.0%だったそうです。
最初に送付したスカウトメールの返信率が20%の場合、返信がなかったのは残りの80%です。リマインドメールはこの80%のうち、12%から返信を得られたことになります。つまり、リマインドメールを送付することで、スカウトメールの返信率は20%から29.6%まで増加したことになります。
またリマインドメールは、学生にとって次のような効果が現れることも期待できます。
- リマインドメールが来たことで自分に興味を持ってくれていると感じ、興味が湧いた
- リマインドメールによって埋もれていたスカウトに気が付いた
スカウトメールを送りっぱなしの企業は、ぜひリマインドメールの送付も検討してみてくだい。
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まとめ
学生に対し直接スカウトメールを送るダイレクトリクルーティングは、採用競合にブランド力や知名度が劣る企業であっても、運用・魅力付け次第で採用活動を優位に進められる手法です。
採用競争が激化する新卒採用において、Z世代との親和性が高いこともあり今後ますます需要が高まる採用手法となるでしょう。
ダイレクトリクルーティングの効果的な運用を実現するためには、学生の興味・関心を惹くスカウトメールの作成が不可欠です。本記事で紹介した、以下のポイントを意識し、学生に響くスカウトメールを作成しましょう。
またスカウトメールを送付する中でも常にPDCAを回し、自社の魅力を十分に伝えられる文章を模索しながら、スカウトメールをブラッシュアップさせていくことも大切です。
少しずつではありますが、スカウトメールを作成するためのナレッジが蓄積し、さらには学生のエントリーにつながる運用ができるようになるはずです。
Z世代にマッチする攻めの採用手法で、採用活動を成功に導きましょう。
投稿者プロフィール

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採用系コンサルタントとして企業の採用サポート・採用戦略構築・採用ノウハウの提供を行いながらライターとしても活動中。
得意分野は新卒採用とダイレクトリクルーティング。