新卒スカウトサービス比較10選!特徴やメリットを解説
これまでの新卒採用は、学生が求人情報を検索し、自分から応募する公募型が主流でした。しかし近年の新卒採用は売り手市場であることから、採用手法のスタイルが大きく変化しています。
特に最近では企業から学生に対し、能動的にアプローチを行うダイレクトリクルーティングやスカウト採用と呼ばれる手法が主流になりつつあります。
本記事では、新卒採用に8年間従事してきた筆者がスカウト採用についてメリット・デメリットを中心に解説します。また後半には新卒のスカウト採用に用いられているスカウトサービスも紹介します。
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目次
スカウト型の新卒採用とは?
スカウト採用は、『ダイレクトリクルーティング』とも呼ばれ、プロフィールやスキルが登録されたデータベースから、企業の求める人材やターゲットに近い学生を検索し、直接学生にオファーやスカウトを送る手法です。
従来から新卒採用に用いられている求人情報サイトやエージェントと大きく違う点は、主に次の5つです。
- 企業が主体的に学生にアプローチする
- スカウトを送付された学生だけがエントリーできる(一部例外サービスあり)
- インターンシップや説明会の前に学生のプロフィールを閲覧できる
- 新しい層の学生と接点を持てる
- 自社のことを知らない学生にも認知を広げられる
このように、スカウト採用は企業から学生に対し自社の魅力を訴求できる点が大きなポイントです。自社のことを知らない学生にも認知を広げられたり、従来の手法では接点を図れなかった層の学生とも接点の機会を生み出せる魅力的な手法です。
しかし一方でスカウト採用を効果的に運用するためには、自社にマッチした戦略や適切な運用を実現するためのノウハウ、細やかな学生対応が求められます。
そのためスカウト採用の運用を開始したものの、ノウハウやリソースが足りず期待する成果が得られないと悩む企業様も少なくありません。
そのような背景から近年では、スカウト採用の運営をサポートするスカウト代行サービスを提供する企業も増えており、その需要は右肩上がりに増大しています。
関連記事:人事必見!新卒の採用手法の種類を紹介|メリットや選び方を解説
スカウトサービスの種類
新卒採用向けのスカウトサービスには、主に次の2つの種類があります。
スカウト型就職サイト
1つ目は、「Offer Box」や「キミスカ」に代表されるような、『スカウト型就職サイト』です。
スカウト型就職サイトは、企業の担当者からスカウトやオファーを受け取ることに特化したサービスです。転職サイトのように各社の求人情報が集約されたページはなく、スカウトやオファーを受け取った企業にしかエントリーできません。
自分で求人検索をする手間が省ける他、興味・関心のなかった業界・企業からオファー・スカウトを受け取れるため、これまで自分の知らなかった魅力的な企業を知れるといった利点があります。
また優れた検索機能を備えたサービスが多く、自社のターゲットに近い人材だけに絞り込んだ上でスカウトやオファーを送付できるため、マッチ率を高められるメリットがあります。
スカウト機能付き就職サイト
一方の『スカウト機能付き就職サイト』は、求人情報を閲覧できるようになっており、学生はスカウトを受け取らずとも、自ら積極的に企業の募集にエントリーできます。マイナビなどが当たります。
もちろん、企業からスカウトを受け取ることもできるため、双方の利点を活かしながら就職活動に取り組めるでしょう。
またスカウト機能付き就職サイトであれば、スカウトを送付しなくても学生からエントリーしてくれることもあります。スカウトやオファー送付に時間を割けない企業にとって導入敷居が低く、使いやすいサービスとも言えるでしょう。
ただし、スカウト型就職サイトと比較して細かい検索機能はありません。そのため高いマッチ率を望む採用では、期待する成果が得られにくい場合もあります。
新卒採用でスカウトサービスを導入するメリット
新卒採用にスカウト採用を導入することで、様々なメリットが得られます。
スカウト採用を活用しようかと迷っている企業様は、次に紹介するメリットを参考に自社にマッチする手法なのか検討してみてください。
ターゲット人材に直接アプローチできる
スカウト採用導入のメリットの1つとして、自社のターゲット人材に直接アプローチできる点が挙げられます。これまでのマス型採用や公募型採用と言われる学生からの応募を待つスタイルとは大きく異なります。
ターゲットに近い学生から多くのエントリーを募れたり、オファーやスカウトを通じて学生と1対1のコミュニケーションを図ることができます。
1対1のやり取りを通じて、学生の興味や意向度を高めていくこともできるでしょう。
良質な母集団形成が可能に
スカウト採用を行うことで、良質な母集団形成も可能になります。
スカウト採用は、学生のプロフィール情報から自社にマッチした学生を厳選した上でスカウト送付を行います。
求めるターゲットに合った学生のみを対象に母集団を形成していくことができます。そのためターゲットではない学生や意向度の低い学生からのエントリーを減らすことができます。
ターゲットから外れる学生とのやり取りに割かれる時間が削減でき、結果的に質の高い学生だけを相手に採用活動をスムーズに進めていくことができるようになるでしょう。
また多くの学生からエントリーを募れたとしても母集団の質が良くない場合、選考に残る学生が少なくなってしまいます。その場合、「内定を出せる学生がいない」といった懸念も考えられます。
そうなってしまうと、また1から母集団を形成しなければならない事態も起こり得ます。
スカウト採用を通じた母集団の質向上は、結果的に採用活動全体の効率化も期待できると言えるでしょう。
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潜在層に対しての認知拡大
受動的な従来の採用手法では、学生が自社を知らなければ応募に至ることはありません。
また求人情報サイトでは大手企業のような知名度の高い企業に応募が集中してしまうため、ブランド力に欠ける企業や新卒採用を始めたばかりの認知度の低い企業は思うようにエントリーを募れないケースが大半です。
採用競争が激化する新卒採用においては、自社に関心・興味を示す学生だけでは採用の成功に導くことは困難です。
スカウトやオファーを用いて自社のことを知らない学生に対しても認知を広げたり、他業界に関心を示す学生に対し魅力付けを行ったりして母集団になり得る層を増やしていく取り組みが必要です。
その点スカウト採用は、「スカウトをされるまで自社の存在を知らなかった」という学生にも認知を広げられる有効性の高い手法です。
新卒採用におけるスカウトサービスの選び方
それでは、企業がスカウトサービスを導入する際の選び方について見ていきましょう。
重視すべきなのは以下の3つのポイントです。
- 登録者数の多いスカウトサービスを選ぶ
- 自社のターゲットに合ったスカウトサービスを選ぶ
- 料金体系で選ぶ
登録者数の多いスカウトサービスを選ぶ
登録者が多ければ、その分出会える学生の数や幅が広がります。
ただし一般的に、特定のジャンルを定めていないスカウトサービスの方が登録者が多い傾向にあるので、たとえば「研究職のみ募集している」場合は、理系専門のサービスを利用することをお勧めします。
反対に、幅広い学生が対象になる場合は登録者の多いサービスを選ぶと良いでしょう。
自社のターゲットに合ったスカウトサービスを選ぶ
自社のターゲットに合った学生が数多く登録しているサービスを選ぶことが大切です。
「TECH OFFER」や「LabBase就職」のように理系学生に特化したスカウトサービスもあれば、「チアキャリア」のようにベンチャー企業や成長企業に就職したいと希望する学生の登録が多いスカウトサービスもあります。
各スカウトサービスの特徴や登録学生の特性を理解し、自社のターゲットに合ったスカウトサービスを選びましょう。
料金体系で選ぶ
スカウトサービスの料金体系は大きく分けると下記の2つです。
- 定額型
- 成功報酬型
それぞれのメリットとデメリットをまとめたので、自社の状況や予算に合わせてどちらが良いか検討してみてください。
どんな企業に向いているか | メリット | デメリット | |
定額型 | 多人数の採用を 行いたい企業 |
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成功報酬型 | 効率よくピンポイントな 採用を行いたい企業 |
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おすすめの新卒採用スカウトサービス10選 (特徴や料金)
ここでは、新卒採用向けスカウトサービスの特徴と料金プランを紹介します。
新卒のスカウトサービス選びにお困りの方は、各サービスの強み・弱みや比較表がついた下記資料がお勧めです。
OfferBox(オファーボックス)
画像引用:OfferBox
『OfferBox』は新卒採用向けスカウトサービスの中でも学生登録数NO,1を誇る媒体です。
3人に1人の学生が登録していると言われ、機電系や情報系などの専門性の高い理系学生はもちろん、高い語学力を有する学生や大学院学生など多様な専門性を持った学生が登録しています。
またOfferBoxでは学生のプロフィール記入率が高く、オファーを送付する前であっても学生のパーソナリティを把握できます。
インターンシップや説明会の前にどのような学生がエントリーしているのかを把握できるため、採用イベントでは学生個々のパーソナリティ理解を深めた上でコンタクトを図れる点も魅力と言えるでしょう。
また学生に送付するオファーは通数ではなく、枠数で管理されます。
オファーを受信した学生が辞退(または1週間経過)するとオファー送信枠が空き、また別の学生にオファーを送信できるようになります。
オファー枠の効果的な運用と学生の目に留まるオファー文の作成が運用成否のカギを握ると言えるでしょう。
OfferBoxの料金プラン
OfferBoxの料金プランには、早期定額型と成功報酬型の2つが用意されています。
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関連記事:人事必見!オファーボックス(OfferBox)の評判を企業・学生ごとに解説
キミスカ
画像引用:キミスカ
株式会社グローアップが運営する『キミスカ』は、就活生の3人に1人が利用するダイレクトリクルーティングシステムです。
登録学生の半数以上がMARCHや国公立大学以上の学歴であり、優秀な学生との出会いが期待できるでしょう。
売り手市場下にある新卒採用では、学生が受け取るスカウト数ばかりが増えてしまう媒体も珍しくありません。
しかしキミスカは学生の登録に力を入れており、登録学生数は135,000人にも上ります。一方の利用企業数は、1,200社ほど。
1社あたり業界最多となる、110人以上の学生にアプローチできます。
またキミスカの特徴は、3種類のスカウトが用意されている点です。
スカウトの種類を使い分けることで、ターゲットとなる学生に対し効果的にアプローチできます。特に「ゴールドスカウト」「シルバースカウト」は送信数が限られているため、企業からの熱意が伝わりやすく、ゴールドスカウトにおいては3割以上の学生がエントリーに至っているとのこと。
なお、各スカウトの開封率・エントリー率は下記の通りです。
さらに学生に公開できる写真数も多いため、視覚的にも学生にアピールできます。
企業アピールの作り込み、スカウトの使い分けを意識した運用がポイントです。
キミスカの料金プラン
キミスカの料金プランは、採用人数に応じたプランが適応され、1ヶ月に送付できるスカウト通数はプランごとに異なります。
内定承諾がプランの採用人数枠を超えた場合は、1名あたり35万円の成果報酬が加算されます。
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Wantedly(ウォンテッドリー)
画像引用:Wantedly
『Wantedly』は、2012年にサービスを開始し、2017年9月にマザーズに上場した社会的信用性が非常に高い日本発のビジネスSNSです。
新卒採用に特化した媒体ではありませんが、約350万人の登録者数を誇り、学生登録数も10.5万人を超えると言われています。
採用もできるビジネスSNSだけあり、採用に向けたフォーマットが用意されています。
またブログで会社の魅力を発信する『共感型採用』を謳っているのも特徴の1つ。
そのため、求人には、報酬額(年収・月収)の掲載が禁止されています。
会社の目指す未来や・メンバーの作る文化・経営者の想いなどに共感した学生からのエントリーが期待できるため、応募時点の意向度は他の媒体よりも高い傾向にあります。
新卒やインターンだけではなく中途・副業採用など、様々な雇用形態の採用に対応しています。そのため新卒のみならず他の雇用形態の採用でも活用したいと考えている企業や、採用ホームページとして活用したい企業におすすめのスカウトサービスです。
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Wantedlyの料金プラン
Wantedlyでは、「ライトプラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の3種類が用意されています。
スカウト配信機能は、スタンダードプランとプレミアムプランにしか付帯していないため、スカウト機能の利用を検討している企業様は注意が必要です。
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doda(デューダ)キャンパス
画像引用:dodaキャンパス
『dodaキャンパス』は、2017年に株式会社ベネッセi-キャリアと求人サイトdodaを運営する大手総合人材サービスパーソルキャリア株式会社が提供を始めた、3年連続学生満足度No.1を誇るスカウト型新卒採用サービスです。
登録学生数は10.1万人ほどであり、OfferBoxの18.8万人と比較するとやや劣ります。しかし登録企業数はOfferBoxの2/3程度のため、企業1社あたりの学生数は担保できていると言えるでしょう。
そんなdodaキャンパスの特徴は、大学1年生から登録できる点。
大学1・2年生への早期接触・アプローチも可能なため、早期から自社の認知拡大や学生とのコミュニケーションに努めることができるでしょう。
doda(デューダ)キャンパスの料金プラン
dodaキャンパスでは、「定額制」「成功報酬制」2つの料金プランが用意されています。
画像引用:dodaキャンパス料金プラン
定額制プラン
定額制は、対象年度の学生が卒業するまでの期間、定額でオファーを送れるプランです。
画像引用:dodaキャンパス料金プラン
成功報酬制プラン
成功報酬には、夏インターンシップなどのタイミングから利用できる「早期成功報酬プラン」と、学生の就職活動が本格化する3年生3月から利用できる「成功報酬プラン」があります。
画像引用:dodaキャンパス料金プラン
※本情報は、2023年8月時点の情報です。詳しくは直接お問い合わせください。
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キャリアチケット
画像引用:キャリアチケット
『キャリアチケット』は2017年のサービス開始以降、学生の登録に力を入れているスカウトサービスです。月間1万DL以上のペースで登録学生数を伸ばし続けるだけあり、学生・企業ともに注目が高まるサービスです。
またキャリアチケットでは、企業から学生に直接アプローチできるスカウト機能の他、インターンや本選考への募集をかけられる募集掲載機能も搭載。
求人情報サイトと同様の機能を同じ媒体で利用できます。
双方の利点を兼ね備えている、ハイブリッド型の媒体と言えるでしょう。
キャリアチケットの料金プラン
キャリアチケットには、「定額プラン」と「成功報酬プラン」の2種のプランが用意されています。
いずれも初期導入費用として30万がかかり、プランに応じて内定承諾人数ごとに追加料金が発生します。
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JOBRASS(ジョブラス)新卒
画像引用:JOBRASS新卒
『JOBRASS新卒』は、求人広告・求人情報誌事業を運営する株式会社アイデムが提供する逆求人型就活サイトです。
2012年から運営を開始し、現在約7万人の学生のプロフィールが登録されています。
JOBRASS新卒のスカウト開封率は63.4%、承諾率は23.5%とスカウトサービスの中では比較的高めの部類です。(2018年8月時点)
さらに登録学生の約4割がGMARCH/関関同立以上と高学歴学生の登録が多いのも特徴の1つです。
なおJOBRASS新卒には下記3種類のオファーが用意されています。
・スペシャルオファー:学生1人ひとりに対する個別のオファー
・マッチングオファー:指定したターゲットに自動で送信できるオファー
・インターンオファー:インターンシップに誘致するためのオファー
各スカウトを使い分けることで、効果的に学生にアプローチできるでしょう。
JOBRASS新卒の料金プラン
JOBRASS新卒にはプランが設けられていません。
年間システム利用料と月額費に加え、内定承諾人数に応じて追加費用が加算される料金システムです。
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Openwork(オープンワーク)
画像引用:Openwork
『Openwork』は、企業の社員や元社員がリアルな口コミを投稿する口コミサイトです。
サイトには、企業風土や理念、働く社員の様子や給与など、あらゆる情報の口コミが公開されています。
学生は企業研究に利用するケースが多く、就活生の2人に1人は利用しているとのこと。
そんなOpenworkでは、履歴書を登録・公開している学生に向けてスカウトを送付できます。
スカウトサービスに特化したサイトではなく、あくまでもスカウトは機能の1部です。しかし導入費・月額使用料・スカウトにかかる追加費用は一切ありません。
内定人数に応じた成功報酬型の料金形態のため、コストを抑えたい企業様や採用人数が少ない企業様にはピッタリのサービスと言えるでしょう。
関連記事:OpenWorkリクルーティングの特徴やメリット・デメリットを解説!
Openworkの料金プラン
Openworkの料金プランは、成果報酬制です。
新卒採用は、オプションとして卒業年度毎の掲載課金プラン(成功報酬なし)も用意されています。
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LabBase(ラボベース)就職
画像引用:LabBase就職
『LabBase就職』は、理系学生に特化したスカウトサービスです。
2017年の2月に運営を開始したサービスですが、24卒においては約20,000名の学生が登録されています。
LabBase就職の強みは、研究室を直接訪問しながら創り上げられたデータベース。他のダイレクトリクルーティングサービスのデータベースと被りが少なく、他媒体では出会えないような学生が多数登録しています。
さらに研究キーワードやプログラミングスキルなどの条件でフィルタリングできるため、理系学生の詳細なプロフィールを閲覧できます。
スキル・技術ミスマッチの多い理系ですが、LabBase就職であればそのような懸念を減らすことができるでしょう。
さらに理系採用ノウハウやスカウトの振り返り等、採用成功に向けたサポート体制が充実しているのも同サービスの魅力。コンサルタントのサポートを伴走体制で受けられるため、理系学生採用に悩む企業におすすめのサービスです。
関連記事:エンジニア採用代行のメリットや導入すべき企業の特徴を解説
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LabBase就職の料金プラン
LabBase就職では、下記5つのプランが用意されています。
成果報酬はかからず、月額のデータベース料金のみで利用可能です。
プランに沿って個社ごとにオーダーメイドの設計が行われるため、詳しい料金は要問合せとなります。
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ABABA(アババ)
画像引用:ABABA
『ABABA』は、最終面接まで進んだ優秀な就活生だけが登録できるスカウト型プラットフォームです。
どの企業の選考に進んでいるかが公開されているため、学生のプロフィールを見ただけで自社に興味を持ってもらえそうかが分かります。学生の意向が把握しやすい点がポイントと言えるでしょう。
また最終面接まで進んだ就活生が登録しているため、多くの学生は就活軸が固まっている状態です。そのため内定辞退が少なく、質の良い学生を効率的に採用できると評判です。
コロナ禍の2020年11月にリリースした比較的新しいサービスですが、就活生からの口コミ評判が非常に高く、加速度的な成長(前年比 +4,500%増)を続けています。今後さらに学生の質・サービス共に期待できるサービスです。
画像引用:株式会社ABABA『PR TIMES』
ABABAの料金プラン
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レバテックルーキー
画像引用:レバテックルーキー
『レバテックルーキー』は、IT業界に特化した採用支援サービス「レバテック」を運営するレバテック株式会社が提供する就活エージェントサービスです。
ITエンジニアを目指す新卒学生に特化しており、一部の登録学生はエンジニア志望学生に向けたプログラミングスクール『レバテックカレッジ』の卒業生です。
優秀なIT系学生が集まるサービスではありますが、特化型のため登録学生数は他サービスに劣ります。ただし、就活エージェントサービスでもあるため、キャリアアドバイザーに積極的に相談する学生が多く、就職活動への温度感は非常に高いと言えるでしょう。
レバテックルーキーを利用する際は、他のスカウトサービスと特色が異なる点を理解しておくことが運用のポイントです。
関連記事:エンジニア採用が難しい理由や課題を解決する方法を解説!
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新卒スカウトの注意点
スカウト採用には、ご紹介の通り多くのメリットがあります。しかし一方で注意点も存在します。
スカウト採用の導入を検討する際は、注意点も理解した上で活用を始めましょう。
新たなノウハウを学ぶ必要がある
スカウト採用を効果的に推進するためには、ある程度の運用ノウハウが必要です。
どのようなスカウト文が学生に刺さるのか、どのような検索条件を設定すれば良いのか、またスカウト直後の面談で志望動機を聞くのはナンセンスなど他の採用手法とは異なる点が多いです。
また、スカウトは一人ひとりの学生に対してアプローチしていくため、心の琴線に触れるようなスカウト文句を書くライティング能力も求められます。
情報不足や経験不足から、優秀な学生や自社のターゲットとなる学生を採用できないばかりか、工数や時間ばかり割かれてしまっている企業様も少なくありません。
スカウト採用を適切かつ効果的に運用できるか不安な企業様は、運用が軌道に乗るまで、スカウト採用の運営をスカウト代行サービスに委託することをおすすめします。
メッセージのやりとりに時間をとられる
スカウト採用では、スカウトサービスに登録されている学生の情報を1つひとつ確認し、オファーやスカウトを作成していきます。学生に納得感を与えられるスカウト文がエントリーへの後押しになることもあります。
そのためオファーやスカウトを作成する際には、「なぜスカウトしたのか」「プロフィールのどこに興味を持ったのか」などを記載しながら1人ひとりに合ったスカウト文を作成し、個別感を出すことがポイントです。
しかし1人ひとりの学生に対し、特別感・個別感を感じさせるスカウト文を作成するには、それなりの時間がかかります。人事担当者の負担が増大してしまうことは避けられません。
実際にスカウト送付にばかり時間が割かれてしまい、他の業務に着手できないと嘆く人事ご担当者様の声も多く聞かれます。
スカウト採用を導入する際は、何通のスカウト送付が必要になるのかを逆算し、今のリソースで十分なのか試算しておくことが大切です。また必要に応じて人材派遣会社などから人員を斡旋したり、スカウト代行サービスを利用し配信業務を委託することも検討していきましょう。
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新卒スカウト採用サービスの失敗事例
ここでは、スカウト採用サービスを契約したがうまくいかないと悩む企業様の事例を紹介します。
エントリーが少ない
スカウトの開封率は一定の数値を維持しているものの、なかなかエントリーに至らない企業様も多いです。
エントリーの決め手となる要素が少なかったり、エントリー後の導線が明確になっていないが故にエントリーを見送られてしまうケースが多々あります。
スカウト採用は内定につながって初めて成功と言えます。しかし学生の心に刺さるスカウト文の作成は非常に難易度が高く、スカウトを開封してもらえてもエントリーに至らないことは珍しくありません。
スカウト採用を支援するスカウト代行サービスであれば、多くの企業を支援してきたノウハウをベースにスカウト文を作成します。
スカウト文作成に悩むのであれば外部の知見を借りるのも1つの手段です。スカウト文の質に悩むのであれば、スカウト代行サービスの利用をおすすめします。
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採用したいターゲットではない学生からのエントリーが多い
ターゲットが明確でない場合、スカウト・オファーを送付する学生の検索軸もブレてしまいます。
自社が求めるターゲットとは異なる学生からのエントリーが大半を占め、選考辞退や内定辞退が多発する事態に陥っている企業様も散見されます。
改めてターゲット軸やペルソナを明確にし、ターゲットと合致した学生への戦略的なスカウト配信ができるよう、体制を見直す必要があるでしょう。
時間・工数が割かれてしまう
スカウト採用はターゲットに該当する学生にオファーやスカウトを送付するため、適切な運用が叶えば採用効率を高められる手法です。
一方で、学生のプロフィールを1人ひとり読み込みながらスカウトを送付しなければなりません。さらに応募者対応にも時間が割かれてしまうことから、人事担当者の負担が大きくなってしまう可能性の高い手法でもあります。
無理・負担なくスカウト採用を運用するためには、適宜スカウト代行サービスなどを利用することがポイントです。
スカウト代行サービスであれば、スカウト採用における採用計画・戦略の立案といったコンサルティング業務からスカウト配信・学生対応などの実務業務まで、企業の困りごとに合わせた支援を提供してくれます。
人事担当者の負担が軽減されれば、内定者フォローや応募者とのコミュニケーションなど本来注力したいコア業務にも時間を割けるようになるでしょう。
採用競争が激化し採用業務が煩雑になる中、自社のリソース・人事担当者だけで採用業務を完結させるのは非常に困難です。適宜外部のサービスを利用することで、適切な採用活動が推進できるようになり、結果的に自社の採用力も向上していくことでしょう。
関連記事:採用アウトソーシングで負担を軽減できる業務や利用するメリット
関連記事:採用広報が上手い企業の特徴や重要性|ブランディングとの違いは?
スカウト代行サービスの種類
スカウト代行サービスは主に下記の3種類に大別されます。それぞれの違いについて見ていきましょう。
- 採用アウトソーシング型
- ダイレクトリクルーティング特化型
- 人材アサイン型
採用アウトソーシング型
採用アウトソーシング型とは、スカウト代行以外にも採用活動に関する支援を行ってもらえるサービスのこと。
採用活動に関する業務を一括して代行してくれるため、依頼した企業側の負担が大きく軽減されるのがメリットです。
ただし大部分を任せるということは、依頼する側は採用計画や意図をしっかり伝え、定期的なコミュニケーションをとっていくことが求められるでしょう。
ダイレクトリクルーティング特化型
ダイレクトリクルーティング特化型とは、「特化」とある通りスカウト業務のみの代行を依頼するサービス。
スカウトに特化したサービスであるため、豊富な知見やノウハウをもとに効果的なスカウト業務を行ってくれるのが大きなメリットといえるでしょう。
「採用計画や意図はしっかりしているが、スカウトの知見がない」という企業に特におすすめです。
人材アサイン型
人材アサイン型とは、企業にスタッフを派遣してスカウト業務にあたってくれるサービスのことです。
最大のメリットは、担当者が企業内に常駐するため密なコミュニケーションをとりやすいこと。
担当者によって得意な領域や持っているパイプに違いがあるため、自社に合ったスタッフか見極める必要があります。
関連記事:採用アウトソーシングで負担を軽減できる業務や利用するメリット
新卒スカウト型採用メリット・デメリット まとめ
スカウト採用は、ターゲットとなる学生に直接アプローチできる手法です。
採用競争が激化する新卒採用においては、もはや欠かすことのできない手法であり、既に従来の手法に代わり主要手法の1つになっている企業様も多いでしょう。
しかし適切な方法で運用しなければ、期待する成果を得ることはできません。
そればかりか工数・時間ばかり割かれてしまい、人事担当者の負担が増大してしまう懸念も考えられます。
ナレッジ・運用ノウハウが蓄積されていない企業様や効果的な運用ができていないと感じる企業様は、スカウト採用に関するノウハウを持つスカウト代行サービスなどを活用するのも1つです。
スカウト代行サービスを活用することで適切な運用が実現でき、最少工数・低コストでターゲット学生を採用できるようになるでしょう。
スカウト採用を始める際はメリットやデメリット、費用相場などを把握・整理し、時にはスカウト代行サービスなどを活用しながら効果的な運用を推進していきましょう。
関連記事:【2023年比較】スカウト代行サービス23社!料金一覧表や特徴、選び方のコツを徹底解説!
投稿者プロフィール
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採用系コンサルタントとして企業の採用サポート・採用戦略構築・採用ノウハウの提供を行いながらライターとしても活動中。
得意分野は新卒採用とダイレクトリクルーティング。
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