転職ドラフト(DRAFT)の料金や特徴、内定率について解説

Career Change DRAFT Fee Offer Rate

優秀なITエンジニアを採用できるツールとして名高い「転職ドラフト」。

この記事では、700社以上のダイレクトリクルーティング支援を行ってきた弊社が、転職ドラフトの特徴や利用料金、メリット・デメリットについて詳しく解説いたします。

最後に、採用成功のコツも紹介しているので、ぜひご覧ください。

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転職ドラフト(DRAFT)とは?

転職ドラフトは、ITエンジニアに特化した競争入札型のダイレクトリクルーティングサービスです。
IT・Web業界企業の利用が多く、マネーフォワード、NewsPicks、サイバーエージェントなどの企業が利用しています。

転職ドラフトの最大の特徴は、指名(スカウト)時に年収を提示すること。エンジニアの現年収は非公開のため、スキルや経験だけを見て、会う前に年収を提示する必要があります。

エンジニア側にはレジュメの審査があり、合格率はおよそ50%です。スキルフルなITエンジニアだけが集まっているスカウトサービスと言えるでしょう。

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転職ドラフト(DRAFT)の特徴

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特徴を知り、転職ドラフトの理解を深めていきましょう。

合格率50%の実力あるエンジニアが集まっている

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全てのレジュメは審査され、合格率は約50%です。

レジュメ通過のポイントは、直面した課題やその解決までのアプローチ、成果などから再現性や自走力があることのため、スキルや課題解決能力があるエンジニアが集まっています。

高い面談承諾率

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転職ドラフトは、面談の承諾率が30%以上と非常に高いです。
ドラフト開催期間が決まっていることや、年収を先行提示すること、指名時の個別メッセージなどが、高い面談承諾率に影響しています。

なお、返答率は2023年1~2月の回で90%を超えており、指名(スカウト)さえすれば、ほとんどの確率で何かしらのリアクションをもらうことができます。

また、「再提示リクエスト」という、候補者から指名に対して、「年収をもう一声UPして」といったリクエストが来ることもあります。

スカウトできる期間が決まっている

1か月に1回ほどの頻度でドラフトイベントが開催され、開催開始と同時にユーザーの登録情報が閲覧ができるようになります。指名(スカウト)期間は約2週間です。

この2週間の間に、スカウトする人材の選定や、提示年収決め、個別文章作りなどを行う必要があるため、人事は忙しくなりやすいです。スカウトを送る際に現場と協力して年収提示をしなければならない場合も多いでしょう。

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内定時の年収下振れは90%まで

転職ドラフトでは、指名(スカウト)送信時に、必ず個別メッセージと「提示年収」を同時に送ります。
そして、内定時に、提示年収の90%未満の金額を設定することは禁止です。

例えば、500万円で指名した場合、内定時の提示年収は450万円以上でなければいけません。

その他、提示年収の最低額は400万円、業務委託の場合は最低時給は4,000円と決められています。

 

転職ドラフト(DRAFT)の利用料金

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転職ドラフトの料金は、利用料50万円と、採用成功報酬料160万円の2つがかかります。
利用料は、年度ごとに発生します。採用成功報酬料は、正社員の場合160万円ですが、業務委託の場合は30万円です。

決定年収の15%など、年収によって金額が変わるサービスが多いですが、転職ドラフトは一定の成功報酬制なのが特徴です。

正社員採用においては、短期離職の場合に返金規定もあります。

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転職ドラフト(DRAFT)のメリット

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転職ドラフトを利用すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

企業規模の大小による、承認率への影響が少ない

過去の承諾率を調査しても、企業規模は承諾率にほとんど影響を与えていないそうです。それよりも、面談承諾率は「熱意」(なぜあなたを指名したか)に比例しています。

実際に、社員が10名以下の企業であっても、多くの指名を受けた人気のあるエンジニアが唯一の面談承諾を得て、最終的に採用まで進んだケースなども見受けられます。

また、「一位指名」カードを利用することで、採用希望の候補者に対して貴社の想いを伝え、面談承諾率の向上を目指すことができます。

レジュメが詳細に書かれている

候補者は審査制になっており、レジュメが詳しく書かれていないと通過できません。

そのため、プロジェクトの概要だけでなく、技術的な課題、キャラクター、「今後やりたいこと」にまで言及されています。

担当工程、使用技術に加え、GithubやQiitaによるアウトプットも確認可能です。

他社がどんな経歴の人にいくらでオファーしているかわかる

自社が欲しいターゲットの人に、競合がいくらでオファーしているのか見ることができるため、採用市場を知ることができます。

自社の提示年収が、どの位置なのか把握できるでしょう。

転職ドラフト(DRAFT)のデメリット

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転職ドラフトのデメリットも知った上で、後悔のない導入をしましょう。

年収を提示するため、給与テーブルが固定の企業は難しい

現年収がわからない中でスカウトと同時に年収を提示する必要があり、最終的な変更は90%までしかできません。(600万円で提示した場合540万円まで)

給与テーブルがしっかり決まっていて、面接を進める中で当てはめていくような企業には合わないでしょう。

なお、2022年提示年収の平均値は710万円前後です。

現年収がわからないまま年収提示をする必要がある

内定承諾前に現年収の記載がある書類(源泉徴収票など)の提出を要求することはできず、レジュメに記載もないので、候補者の現年収がわかりません。

現年収を聞く場合は、提示年収よりも内定年収を上げることを検討している場合のみ可能になります。その際の聞き方も、「提示した年収が、現年収や希望年収に満たない場合は、その金額を教えていただけませんか?」と聞くようにルールが決められています。

「希望年収」の項目はあるものの、未記入の方が多いです。

スカウト文面を候補者に合わせて作る工数がかかる

指名した理由をフルカスタマイズで送る必要があります。他の候補者に送った文面と一定以上文章が同じだと、AIに判定され送ることができません

ここを読んで返信するか決める候補者も多く、300~400字カスタマイズするとなるとかなりの負担になります。

企業側にも審査がある

基準は非公開ですが、企業側にも審査があります。
また、SES系の企業は利用できないので注意が必要です。

大量採用はできない

月毎に上下はしますが、1回あたり500~600名程度しか参加しないため、大量採用は期待できません。500~600名のうち、自社が求めるスキルを持つ候補者はさらに少なくなります。

ただ、少数精鋭の優秀なエンジニアやCTOクラスを採用したい場合には向いているでしょう。

書類選考が禁止

指名送信は書類選考を通過したことを意味しますので、指名を受けた後に書類選考を実施することはできません。
ただし、面談や面接と同時進行でSPI試験を実施することは可能です。
その場合、面談や面接とSPI試験の結果を総合的に評価し、最終的な合否を判断します。

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転職ドラフト(DRAFT)の評判・口コミ

転職ドラフトの評判を、企業目線・学生目線に分けてご紹介します。

企業の評判・口コミ

エンジニアの転職サービス「転職ドラフト」でエンジニアのジョインが決定 転職ドラフトは、転職者側はカジュアル面談時点で年収が見えるので、オファー時に「あれ、意外と年収低いぞ」というのも避けられるし、採用側が知名度がない場合で年収をちゃんと出せる場合に大手に勝ちに行けてとても良い。参照元:X

転職ドラフトがおすすめです… エンジニア採用やってたりしてますが、その立場から見ても、すごく丁寧に運用されている媒体だなーと感じてます… (参照元:ボクシル

求職者の評判・口コミ

前回の転職ドラフトで検討してくれてた会社から900万円でオファーきた!!うれぴ参照元:X

転職ドラフト、今回はPdMとして指名をいただいた。転職意欲は無いと伝えているのでカジュアルに話をさせてもらおうと思う。参照元:X

転職ドラフト書くこと多すぎて。。これで一日潰れたわ(笑)(参照元:X

今の年収の200万超えでしかも初めて転職ドラフトでスカウトされて嬉しい。Forkwellでも何個か来てるし客先で働くスタイルから抜け出すタイミング今なのかもしれない。。 来月いいとこだけでも面接しまくるか。(参照元:X

転職ドラフトの指名19件、平均提示は701万でした(参照元:X

 

転職ドラフト(DRAFT)での採用を成功させるポイント

転職ドラフトで、効果を上げる秘訣を紹介します。

競合他社より高い年収を提示する

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転職ドラフトでは、年収が面談の設定率に大きく影響を与えます。

必要以上に高い金額を提示する必要はありませんが、他社がどれだけの「提示年収」でスカウトしているかを把握してから、適切な金額を決定しましょう。

平均提示年収は740万円とのことなので、この金額を出せない会社は転職ドラフトが向いていない可能性があります。

ただ、指名の辞退理由として「過剰に期待されている気がした」という選択肢もあるので、高すぎる年収で送るのはよくありません。

“1位指名”を活用する

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転職ドラフトでは、毎回の開催ごとに1人だけに「1位指名」を送ることができます。

「1位指名」を受けた候補者には、企業の強い興味が示され、面談の設定率を向上させる一因となります。

スカウト文面は技術要素を入れる・エンジニアに協力してもらう

転職ドラフトに参加する候補者のプロフィールは、他の媒体と比較して情報が充実しています。

また、直近「GitHubやQiitaのサマリ(β版)」がリリースされました。これは、登録者が入力したアウトプットをChatGPTが要約してくれる機能です。

GitHubを閲覧した上で個別文章を入れるなど、技術要素を入れたスカウト文面を作ることで、優秀なエンジニアが集まっている会社であることが候補者に伝わるでしょう。

人事で作成するのが難しい場合は、エンジニアに協力してもらいましょう。文章全てを作ってもらうことができない場合は、簡単で良いのでメモをしてもらうと、人事でも文面を作ることができます。

開催期間の前半に送る

転職ドラフトでは、最終日に近づくほどオファーが増える傾向にあります。他社と比較検討される前に、指名をするのが良いでしょう。実際に、「最終日に指名がたくさん来た」「ギリギリに指名を終えた(人事側)」といった声が多くあります。

  • やっぱ転職ドラフト最終日にめちゃくちゃ指名来るんだな参照元:X
  • 今月もギリギリで転職ドラフトの指名を終えた 指名がギリギリなのはその方の優先度が低いのではなく、単に私の計画性がなくギリギリまで着手していないだけなので、全力のスカウトです。悪しからず参照元:X
  • 転職ドラフト、最終日の今日に4件も指名きた。0.9倍してもまぁギリ満足ぐらいの金額の指名額参照元:X
  • 転職ドラフトほんとに最終日すごいな参照元:X

 

転職ドラフト(DRAFT)の内定率

Offer rate

転職ドラフトの内定率は公開されていませんが、内定率はそこまで高くはないと思います。

内定時に、スカウトで提示した年収の90%未満の金額を設定することが禁止になっており、面接をしてみたら思った人物と違った、レジュメよりもスキルが弱い印象があるなどの場合は、どうしても内定を出しにくくなるからです。

ただ、利用料を事前に支払い、他の採用手法よりも工数がかかる転職ドラフトを運用してまで優秀なエンジニアを採用したい企業が利用しているため、給与テーブルから大きく外れることも厭わない企業では、内定率は高くなるのではないでしょうか。

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