【企業向け】OfferBox(オファーボックス)の評判や内定率を詳しく解説

新卒ダイレクトリクルーティングサービスの中でも代表的なOfferBox(オファーボックス)。
就活生の2、3人に1人が利用しているというデータからも分かるとおり、採用競争を勝ち抜くためには、企業の人事担当者もオファーボックスに関して詳しくなる必要があります。
本記事では、新卒採用に携わる人事の方に向けてオファーボックスの特徴や、メリット・デメリット、返信率を高めるコツを紹介していきます。
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目次
OfferBox(オファーボックス)とは
運営:株式会社i-plug
特徴:学生の登録が最も多く、プロフィール情報が充実
登録学生数:24万6,751人(2024卒3月)
利用企業:大手から中小、ベンチャー企業まで18,533社以上
OfferBox(オファーボックス)は、株式会社i-plugが運営する、新卒採用向けダイレクトリクルーティングサービスにおいて代表的なスカウト媒体です。3年連続学生利用率No.1であり、就活生の2.3人に1人が利用するサービスです。
23年卒・24年卒学生が就職活動中に最もよく利用したサイトランキングの文系7位にはオファーボックスがランクインするなど、今や当たり前に使われているスカウトサービスとなっています。
OfferBoxの特徴
続いて、オファーボックスという採用プラットフォームの特徴について見ていきましょう。
開封率が高い
プロフィール入力率80%以上の学生の場合、開封率は脅威の 82 %(※)を誇っています。
⾼い開封率が保たれるのは、一斉送信スカウトができず企業は1to1でオファーを送ること、そして学⽣側のオファーを受けられる枠数が決まっているためです。
プロフィールを充実させたり、友⼈に他⼰分析をしてもらったりすることで枠数は増えるため、学⽣によってばらつきがありますが⼤体 10枠前後となっています。そのためスカウトメール受信画⾯が荒れず、メールを⾒逃される⼼配が少ないです。
※参考:OfferBox公式「データとイラストで見るオファー型・逆求人型採用の実態」
学⽣の志向を把握してスカウトできる
留学やインターンシップ経験など、他媒体と⽐較しても就活に関わるプロフィールが充実している学⽣が多いです。
また、⾃分自身がどういった人間なのかアピールする画像や動画をアップロードしている学⽣もいます。これにより、企業は学⽣のパーソナリティをしっかりと把握した上でスカウト配信ができます。
ちなみに弊社がオファーボックスを使用してスカウト代⾏させていただいた中には、オファー承諾率 7 割以上を達成したお客様もいました。
アクティブユーザー数を公開している
オファーボックスは、新卒ダイレクトリクルーティングサービスで唯一、アクティブユーザー数をWEBで随時公開しています。
ダイレクトリクルーティングサービスで大事なのは登録数ではなく、スカウトに対して反応が返ってくる可能性があるアクティブユーザー数です。
採用媒体でありがちなのが、登録者数自体は多いものの、実態としてはそのほとんどが「とりあえず登録だけしてみたけど放置している」ユーザーの割合が多いパターンです。
そういった点からも、アクティブユーザー数を公開しているオファーボックスは信頼できる採用媒体といえるでしょう。
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適性検査が実装されておりマッチ度を測りやすい
オファーボックスの運営元である株式会社i-plugのグループ会社には、適性検査「eF1-G」を提供する株式会社イー・ファルコンがあります。
そのためオファーボックスには適性検査「eF1-G」の簡易版が実装されており、学校や居住地などのハードスペックの情報やプロフィールの自己PRの内容だけでなく、適性検査の内容からもターゲットの絞り込みが可能です。主体性やチームで働く力などを定量的に評価できます。
また、既存社員30名分の適性検査を実施できるので、活躍している社員に近い傾向を持つ学生にオファーするといったことも可能です。
OfferBoxを利用する学生の特徴
オファーボックスに登録している学生にはどのような特徴があるのでしょうか。
難関大学の学生が多い
旧帝大・早慶上智・GMARCH・関関同立など、いわゆる難関大学の学生がOfferBox全体の登録数の3割を超えます。また、旧帝大以外の国公立を合わせれば、全体の5割弱になります。
こうしたいわゆる難関大学の学生を採用したい企業は、必ずチェックすべき媒体といえるでしょう。
プロフィール充実度が高い
オファーボックスのプロフィール欄は幼少~大学までのエピソード、さらには将来像など全34項目から成っていますが、しっかりと埋めている学生が多い印象です。
自己PRの平均入力文字数は347文字、過去エピソードは262文字、私の将来像は146文字と、それなりに長文で書いている学生が多いことが窺えます。
さらに、「自分らしさ」を表す画像の掲載を推奨しているため、画像から文面だけでは分からないそれぞれの個性やキャラクターが分かることも。
下記画像のような、「プロフィール入力率80%以上でAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーン」の実施など工夫を凝らしていることも、プロフィール充実度の高さに結びついているいるのでしょう。
OfferBoxの内定率はどれくらい?
オファーボックスの内定率は公開されていません。
一方で、運営元会社i-plugが発表した、2024年卒におけるオファーボックスの平均返信率は8%程度とのことでした。
2021年卒が約22%、2022年卒が約20%だったため、直近大幅に低下傾向にあります。
返信(承認)率低下の実態
返信率低下の理由は、直近の導入企業が著しく増え、1人が受け取るスカウト流通量が増えているからです。
実数ベースでお伝えすると、2024年3月期末には、前年同期比+24.6%となる17,469社が利用しており、24年卒のスカウト送信数も前卒業年度比 +85%に増加しました。
そのため、以前と比較すると学生1人に対しての競争倍率が高くなっているといえます。
ターゲット学生の採用には、700社以上が導入した「PRO SCOUT 新卒」をご活用ください。
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OfferBoxで返信(承認)率を高めるコツ
オファーボックスでの返信率を高めるために、下記を実践してみてください。
- 早い時期から配信する
- 学生の志望業界に合わせてスカウトする
- スカウト文面を学生ごとにカスタマイズする
- 若手やインターン生に配信を任せてみる
早い時期から配信する
これはオファーボックスに限ったことではありませんが、新卒採用においては他の企業が採用を指導する前にスカウト配信することが重要です。配信する時期を早めれば早めるほど高い返信率が期待できます。
大手ナビ媒体がグランドオープンする3月には、承諾率はピーク時の半分以下になるとも言われています。
就活初期は、どんなスカウトを受け取っても「とりあえず話だけでも聞いてみよう」と返信してもらえますが、就活終盤はある程度学生も希望が決まり、自分にフィットするスカウトしか承認しません。
また、内定をもらっている可能性も上がるので、内定先より興味が持てないオファーは見過ごされてしまうでしょう。
学生の志望業界に合わせてスカウトする
残念ながら、学生からすると大企業以外はほとんど違いが分からないように映る場合がほとんどであり、志望していない業種であればなおさらです。
しかし自分が志望する業界の会社からスカウトを受ければ、会社の大小や知名度に関わらず興味を持ってもらえる可能性が高まります。
また業種問わず、例えば営業に興味がある学生に対しては、営業のポジションでスカウトしてみるのも良いでしょう。
スカウト文面を学生ごとにカスタマイズする
誰にでも当てはまるような汎用的なスカウト文面では、学生の心を動かすことはまず不可能です。
学生のプロフィールを読み込み、それに沿ってスカウト文面をカスタマイズすると興味を持ってもらえる可能性が高まります。具体的には、学生の2つ以上の経験に触れて、魅力に思った点を伝えましょう。
承認率の差も顕著で、DM型の定型文の場合の承認率が15%なのに対し、個別のコメントを入れると承認率が27%にまで上昇することも分かっています。
若手やインターン生に配信を任せてみる
学生がどういう目線をもっているのか、どういう点に共感して欲しいのか、その感覚が近い人がスカウト配信に携わるのがおすすめです。
数か月前まで学生だった新卒入社間もない若手社員や、思い切って現役学生であるインターン生に配信させてみるというのも面白いでしょう。
関連記事:例文12個付き!返信率の上がるスカウトメール例文と書き方を大公開!再送時の注意点とは
OfferBoxの評判
学生の評判と企業側の評判を分けて紹介します。
学生側の評判
逆求人サイトで最も良かったのはOfferboxです。
実際に一部選考スキップルートに乗れた企業もありました。また、中小ベンチャーから大手まで幅広い企業からスカウト貰えたのでオススメです!
(参照元:X)
企業から送信されるオファーはスカウトではない場合が多いです。希望職種、文系理系、卒業大学、希望の勤務地などから選別して、とりあえずオファーを送信している企業が多く、自己PRなどのプロフィール情報は軽視されます。
よくある、事前にESを公開するタイプとその辺りは大差ないです。オファーされた理由が浅く、これはプロフィールに目を通してないだろうな、という企業が8割ほど。
残り2割の本当に「あなた」を採用したいという意志のある企業に出会う幸運に賭けましょう。そういうアプリです。
しかし、説明会や面談を受ける前に企業と遣り取りできる点についてはメリットです。(参照元:App Store)
OfferBox昨日登録したばっかりなのにもうオファー来た
(参照元:X)
逆求人サービス全部使ってみた感想
質がいいオファーが来るのは
・offerbox
・irootsこの2つ。この2つはコピペじゃなくてちゃんとプロフ読んでるな〜ってオファーが多く来た。ここからの出会いが今も続いてたりするのでまじでオススメです🙌(参照元:X)
OfferBox、枠開けたら今日だけで4件もオファー来た。時々「志望タイプの企業じゃないのに何でオファー来るんや 不人気だから辞退覚悟で優秀そうな学生にとりあえず送ってるな」みたいなオファー来るから、しっかり見分けなあかん(参照元:X)
企業側の評判
さまざまなサービスを利用しましたが、学生からの返信率が最も高いサービスでした。オファー数も有限ではなく、あくまで枠として利用する形なので変にオファー数を節約したりせずに利用できることも魅力の1つです。(参照元:ボクシル)
使っていて素晴らしいと思う機能に関しては活躍人材分析というものがあり、自社で活躍している人材を数値化、その上でOfferBoxに登録している学生の中から分析した数値我が近い人材をAIがサジェストしてくれるという機能で、こちらの希望に近い人材を短時間で見つけることができますし、論理的で効率が良いです。(参照元:ボクシル)
学生の登録者数はそもそも都心が多いように思います。郊外では大学も少ないし登録者数も少ないので、その中から優秀な方に巡りあうには、ある程度妥協しないと全くマッチングした学生は表示されなくなってしまいます。今後もっと登録者数が多くなる事を願います。人材マップの適性検査を当社の社員にも協力してもらいましたが結構的確な結果になっていたので学生を探索する基準にしてました。(参照元:ボクシル)
採用コストが課題の企業がありましたが、100通に送って3名採用できたためメリットを感じられていました。大学3年生の夏など早期からスカウトを打てば返信も来やすく良いと思います。
(参照元:ボクシル)
Offerboxでオファー枠があいていないとき「オファー枠をあけて」&「検討中」を送っていて、オファー枠満杯のまま「会いたい」を送ってくれる方がチラホラ。本当に会いたいので、オファー枠空けてほしいよ~~~(笑)
#通年採用 なんで #いつまでも待ってます(参照元:X)
OfferBox導入にかかる料金
成功報酬型プラン | 早期定額型プラン | |||
---|---|---|---|---|
採用予定人数 | 10名 | 3名 | 5名 | 10名 |
利用料 | 0円 | 75万円 | 125万円 | 250万円 |
成功報酬 | 1名採用につき 38万円 | 0円 | ||
オファー送信可能期間 | 最大13ヶ月 | 最大24ヶ月 3年次3月〜4年次3月まで | ||
オファー送信枠 | 40枠 | 120枠 | 200枠 | 400枠 |
※採用予定人数を超えて採用した場合は、38万円/1名がかかります
早期型プランは大学3年生の4月からオファーができるもので、採用予定人数により金額が異なります。例えば、 3名まで採⽤できるプランの場合75万円、5名までのプランの場合125万円となります。
また、早期ではなく、大学3年生の3月(4年生になる直前)以降から利用する場合は完全成功報酬が適用され、1名採用するごとに38万円となります。
中小企業やベンチャー企業でも導入しやすい価格設定といえるでしょう。
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OfferBoxを導入する上での注意点
オファーボックスは登録者も多く、企業としても使いやすい採用プラットフォームの一つですが、運用するにあたって注意点もあります。
必ずしも研究内容を記載している訳ではない(理系学生の場合)
プロフィールなどに記載する内容は基本的に学生に委ねられています。企業からしたら理系の学生には研究内容を記載しておいてほしいところでしょうが、必ずしも記載しているとは限りません。
LabBaseなど、他の理系特化のスカウトサービスでは、研究内容について詳細に記載している学生も多いので、理系学生をスカウトする上では明確なデメリットと言って良いでしょう。
関連記事:LabBase(ラボベース)就職とは?評判やスカウト内定率まで詳しく解説
利用している企業が多く目立つには工夫が必要
優秀な学生を確保したいのはどこの企業でも同じでしょう。オファーボックスには難関大の学生が多く登録しているのは周知の事実であるため、大手をはじめとした多くのライバル企業が利用しています。
また、その中でも人気な学生は有名企業からも多くのスカウトを受け取っていることでしょう。
知名度の低い企業が利用する際は、面接やセミナーに直接呼び込むのではなく、座談会や相談会などよりカジュアルなもので学生と接点を作ることを重視するなど、工夫が必要です。
関連記事:座談会で盛り上がる面白いテーマ11選|学生を盛り上げるにはどんなクイズや工夫が必要?
ダイレクトリクルーティング運用に困ったら「PRO SCOUT」
弊社、株式会社VOLLECTはダイレクトリクルーティングに特化した採用支援「PRO SCOUT 新卒」を提供しています。
パナソニックやラクスルなど大手企業やメガベンチャーを中心に、さまざまな採用状況に合わせたご支援が可能です。
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まとめ
OfferBoxについて詳しく説明しました。成功報酬型プランもあるので、新卒採用でダイレクトリクルーティングを検討するのであれば、真っ先に検討しても良いといえるおすすめのサービスです。
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投稿者プロフィール

- 株式会社VOLLECTにて採用コンサルタントとして従事。大手広告代理店のDXコンサルタント職や、大手IT企業でのエンジニア採用など、多数の採用支援実績を持つ。
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