【一覧表あり】中途向けダイレクトリクルーティングサービスを徹底比較!選び方のポイントも解説

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「ダイレクトリクルーティングで中途採用を実施したいけど、種類が多すぎて自社に適したサービスの選べない..」といった悩みを抱えている採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では600社以上のダイレクトリクルーティングを運用してきた株式会社VOLLECTが、具体的な比較基準や厳選したおすすめのサービスをジャンル別に解説します。また後半では、業務にかかる時間や具体的な流れ、実際に導入した企業の成功事例についてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
特に「おすすめのサービス比較」については、各公式ページにある表面上の情報だけでなく、実際に活用してみてわかった「使いやすさ」や「費用」の2つの観点にも触れてご紹介いたします。
ダイレクトリクルーティングサービスの一覧比較表が見たい方や、サービスの強み・弱みに関してより詳細に知りたいという方は、全66ページの「ダイレクトリクルーティング徹底比較レポート2023」をダウンロードがおすすめです。
目次
ダイレクトリクルーティング(ダイレクトソーシング)とは?
ダイレクトリクルーティングとは、企業の人事/採用担当者などが「直接」転職希望者や転職潜在層に対してアプローチを行うPUSH型の採用手法のことです。
従来の転職市場は、何か(誰か)を間に挟んで「待つ(=PULL型)」採用でした。具体的な例として、「求人メディアに広告を出し応募を待つ」「人材エージェントを利用して紹介を待つ」などの手法が挙げられます。
ダイレクトリクルーティングがPULL型の採用と比較して大きく異なるのは、自社が「能動的」に人材へアプローチする点です。一般的にダイレクトリクルーティングでは、企業の採用担当者が自ら、BIZREACH等に代表される候補者データベースにアクセスします。自社の採用要件にマッチした候補者が見つかれば、メールを送るなどのアプローチを行います。
▶︎中途採用でおすすめの採用手法を紹介!自社に合う選び方や料金は?
ダイレクトリクルーティング初心者の方や、スカウト返信率や工数に課題があり運用がうまく行っていない方は、Panasonicや博報堂など600社以上が導入するダイレクトリクルーティング支援PRO SCOUTがおすすめです。下記よりサービス資料をダウンロードください。
ダイレクトリクルーティングのメリット・デメリット
メリット
(1)採用要件に適した対象者のみとやりとりできる(=対象外の候補者とのやりとりが発生しない)
PULL型の採用と異なり、応募に対してお断りの連絡をする必要はありません。経歴を見て直接選んだ候補者とのみ面接を組むことができます。
(2)転職潜在層へアプローチができる
現時点で転職活動を行っている、もしくは検討している層を「転職”顕在”層」と呼びます。それに対して、転職活動は行っておらず、良い求人があれば転職を一つのキャリアオプションとして考えている層のことを「転職”潜在”層」と呼んでいます。
転職潜在層の特徴をまとめると下記の表のようになります。現在の職場で活躍している層にもアプローチできるのはダイレクトリクルーティングの大きな強みです。
転職顕在層 | 転職潜在層 | |
---|---|---|
候補者の数 | 転職者の12% | 転職者の88% |
候補者の質 | 活躍していないケースも多く、会社への不満もある | 活躍しており、会社への不満がない |
転職タイミング | 1~2ヶ月以内に転職 | 興味があれば転職 |
内定辞退率 | 併願しているので辞退が多発 | 併願していないので辞退率が低い |
(3)データベースを直接検索するため、採用市場のトレンドを把握できる
自社が求めている職歴や能力の人材が、どのくらい存在するのかを確かめられます。候補者の年収レンジも一目瞭然のため、自社の採用要件が年収と見合っているか見直すことができるでしょう。
(4)採用計画が立てやすい
採用計画通りの人数を採用するにあたって、ダイレクトリクルーティングであれば、「いつまでに何通のスカウトを送る」という具体的なアクションに落とし込むことができます。さらに、採用コストも大方の想定をつけることが可能です。
(5)採用担当次第で効果が高められ、企業としての採用力も鍛えることができる
エージェントを介さず候補者を引き付けるためには、採用担当者が自社の魅力やターゲットの整理を続けていく必要があります。結果として、他の採用手法でも高い効果を発揮できる採用力を形成することができるのです。
デメリット
(1)担当者に大きな工数がかかる
ダイレクトリクルーティングには、候補者選定からスカウトメール送信、応募者対応まで大きな工数がかかります。採用担当が1名などの場合は、スカウト代行の利用を検討するのも手でしょう。
スカウト代行を選ぶ際のポイントは、こちらの記事で紹介しています。
スカウト代行では、Panasonicや博報堂など600社以上が導入するPRO SCOUTがおすすめです。下記よりサービス資料をダウンロードください。
(2)現場部門など、社内関係者を巻き込む必要がある
特にエンジニアなど難しいポジションでは、現場部門に候補者選定をお願いする場合もあります。カジュアル面談でも直属の責任者が対応することで効果を高めることができるので、社内関係者を巻き込めるかは大切なポイントです。
(3)導入してから効果を出すまでに時間がかかる
初めは高すぎる要件の候補者にばかりスカウトを送ってしまい、返信が全くこない場合があります。候補者要件の調整やスカウト文面の改善を繰り返すことで、徐々に返信が増えていきます。特に中途採用の場合、最低でも3ヶ月は我慢が必要です。
一般的なメリット・デメリットを紹介しましたが、ダイレクトリクルーティングは、導入する会社次第で効果が変わってしまう手法です。デメリットにあるように採用担当者の負担は大きいため、担当者自身に会社全体の協力を集めてダイレクトリクルーティングを推進していく気概がないとどうしてもうまくいきません。
継続して改善を繰り返していける会社であれば、幅広く優秀な候補者にアプローチできる手法であり、非常にオススメです。
▶︎中小企業は中途採用が難しい?求人で改善する方法や成功事例を紹介
ダイレクトリクルーティングの採用手法としての特徴
採用手法を検討するにおいて抑えておくべき項目は、「採用できる人材の質」、「採用できる人材のボリューム」、「採用期間」、「工数」、「費用」の5つであると考えます。
それぞれの項目について、ダイレクトリクルーティングはどのような特徴があるか解説します。
採用できる人材の質
質が高い=市場価値が高い=希少な人材を採用することができます。
こちらは先ほど解説した通り、PUSH型の採用手法であり、転職潜在層にアプローチできるからです。
採用できる人材ボリューム
「採用ポジション(職種)」×「1ポジションにおける採用人数」によって変動します。
ダイレクトリクルーティングでは、1ポジションで多くの人数を採用するのは難しいです。1名採用するのには平均で250〜1000通のスカウトの配信が必要と言われています。10名採用するために10000通送ればいいのではと思われるかもしれませんが、送信対象は無限にいるわけではありません。同じ採用要件でスカウトを続けていると、どこかで送信対象がいない状況に陥ってしまいます。そのため、人材要件が厳しい場合は、契約する媒体を増やすか、返信率を高めることが必要です。
一方で、募集ポジションの数が多く、一つのポジション当たりの採用人数が少ない企業の場合は、ダイレクトリクルーティングだけで人材を確保できる場合もあるでしょう。
採用期間
採用したい人材や、運用力次第で変動します。
優秀な転職潜在層を獲得したい場合、現職のプロジェクトがひと段落着いてからであれば入社する、と言われることもあります。転職健在層であれば、面接までのリードタイムが短い分(スカウトに返信があった翌日に面接を組むことも可能)、むしろ人材紹介より早く入社決定できる場合もあるでしょう。
運用力に関しても、前述の通り初めてダイレクトリクルーティングを導入した企業では一人目の入社決定まで3ヶ月程度必要なことがほとんどですが、ダイレクトリクルーティングの勝ちパターンを見つけている採用担当者の場合は、他の採用手法よりも採用期間を短縮できる可能性も十分にあります。
工数
非常に大きな工数が発生します。詳しくは「ダイレクトリクルーティングに伴う実際の業務内容とは?」の章で解説しますが、候補者選定からスカウト送付、返信がきたらカジュアル面談の設定…と、やるべきことは山積みです。
そのため、スカウト業務や日程調整等をアウトソーシングしている企業も見受けられます。
費用
採用したい人材・運用力次第で変動はしますが、手間がかかる分、基本的に1名あたりの採用コストは人材紹介等より安くなることが多いです。人材紹介より採用コストが嵩んでしまっている場合は、返信率や辞退率を見直し、ネックとなっている部分を改善する必要があります。
こちらも、詳しくは「ダイレクトリクルーティングにかかる費用はどれくらい?」の章で解説しています。
各社のダイレクトリクルーティング導入状況とは
当社アンケートを踏まえた印象は下記のとおりです。
大企業(上場企業)
中途採用を積極的に行っている企業の多くは導入している印象です。特にエンジニア等の専門職を採用する企業では積極的に利用されています。しかし、未だに新卒一括採用が中心で、離職率も低い大企業の場合は、導入していない場合も多いです。
中小企業
そもそもダイレクトリクルーティングという採用手法の存在を知らない企業も多い印象です。また、一度導入したことはあっても、使いこなせなかったり、短期的に結果が出なかったりして、運用を停止してしまっている企業も見受けられます。
資金調達済スタートアップ
ほぼ全てに近い会社で導入されており、ダイレクトリクルーティングの効果を出すための運用のPDCAがしっかりと回されています。最もダイレクトリクルーティングが活用されている企業群です。
ベンチャー・スタートアップ
約半数程度が導入している印象。採用に注力する会社は、Wantedlyの掲載と合わせてダイレクトリクルーティングを導入しています。
ダイレクトリクルーティングにかかる費用
ダイレクトリクルーティングでかかる費用は、「媒体費用」と「人件費」の2つです。
人件費とは、目標採用人数から必要な配信スカウト数を逆算し、そのスカウトを送る工数分の人件費を指します。参考までに、スカウト1件あたり5〜20分程度かかるとされています。100通送るには500分(=8時間)の時間の捻出が必要です。
媒体費用に関しては、媒体によって2パターンに分けられます。
成功報酬型
成功報酬型のダイレクトリクルーティングサービスは、導入費やスカウト通数に応じた金額に加え、採用した人材の年収10〜20%の成功報酬が発生します。ビズリーチやGreen、OpenWork、RECRUIT DIRECT SCOUT、AMBI/ミドルの転職などは、成功報酬型のサービスです。
※成功報酬型といっても、人材紹介のようにサービス導入時に費用が全く掛からないサービスは一般的ではありません。
先行投資型
先行投資型のダイレクトリクルーティングサービスは、媒体の導入費やスカウト通数に応じた費用が発生します。
doda Recruiters、Wantedlyなどは、先行投資型のダイレクトリクルーティングサービスです。
※媒体ごとの費用について詳しくは、ダイレクトリクルーティング徹底比較レポート2023で解説しています。
ダイレクトリクルーティングの費用を大きく左右するのが、1名採用する為に必要なスカウト配信通数です。5〜10%の返信率を維持し、一次面接通過率や内定受諾率も高いパーセンテージを保つ事ができているのであれば、コストを抑えての採用が可能です。成功報酬型のサービスもありますが、手数料率が高くないため、人材紹介と比較すると採用コストは抑えられるでしょう。
一方で、返信率が上がらない、現場の面接官との連携が取れずに候補者が辞退してしまうといった状況だと、1名採用する為に必要なスカウト配信通数は増え、その分コストは嵩んでいくので注意が必要です。
ダイレクトリクルーティングに伴う実際の業務内容とは?
①配信前準備(KPI策定・媒体選定・カジュアル面談担当者決め・配信担当者決め)
ダイレクトリクルーティングを導入すると決めたら、まずKPI策定を行います。採用目標人数を起点に、「何名面接すればよいのか」→「何名から返信をもらえればよのか」→「何名にスカウトを配信すればよいのか」を逆算していきます。
「何名にスカウトを配信すればよいのか」を決めたら、媒体を選定します。1000通送る必要があるのであれば、媒体には登録者数はその3〜4倍程度の3000名〜4000名登録されている必要があるでしょう。採用は競争のため、他にどんな企業が利用しているかも重要なポイントです。
次は、スカウト返信後の最初のタッチポイントとなる「カジュアル面談」担当者を決めます。多くの場合、カジュアル面談は、候補者の想像を超えるインパクトを与えられる現場責任者or役員クラスをアサインします。
最後に、実際にスカウト配信業務を行う方を決めます。候補者選定までは採用担当者が行い、スカウト送付のみ派遣社員やアルバイトに任せるといったやり方でもよいでしょう。
②候補者検索とスカウトを送る候補者のリストアップ
配信準備が整ったら、実際に媒体上でアプローチ対象となる候補者を検索して、リストアップします。希少な人材を探したい場合には、何百万人のデータベースの中から、何度も何度も検索条件を変えて調べる必要があります。
③スカウトメール作成
スカウトメールは一斉送信ではなく、「あなただけ」に送っていることをアピールできる文面にしましょう。スカウトを受け取った候補者に興味を持ってもらうためには、候補者一人ひとりの職務経歴書を読み込み、文面をカスタマイズしてスカウトを送らなければなりません。基本的に面接確約でのスカウトになります。
④スカウト返信後の対応(日程調整)
候補者にスカウトメールを送ると、返信が届き始めます。面接確約のスカウトの場合、書類選考は不要です。返信をもらったら、なるべく早く日程調整をすることがとにかく重要です。候補者側は、他の会社も受けている可能性もあり、時間が経てば日程調整中に辞退という最悪な事態を招きかねません。
⑤面談や面接の設定
ダイレクトリクルーティングでは、エージェントのような第三者が介入しないため、候補者の意向は誰も教えてくれません。採用担当が候補者の意向を常にウォッチしながら、状況に応じて、面接官や選考フローを調整します。
⑥振り返り運用
ダイレクトリクルーティングを行う際に最も重要なのはこの振り返り運用です。スカウト配信後に、どのくらいの返信率だったのか、返信率を上げるためには何が必要なのか、さらには返信後から採用決定までの歩留まりは適正だったのか、しっかりとPDCAを回し、改善していく事が必要です。
振り返りの方法についてはこちらの資料で、詳しく紹介しています。
ここまでの運用ができない方は、スカウト代行を検討すると良いでしょう。スカウト代行の中では、Panasonicや博報堂など600社以上が導入するPRO SCOUTがおすすめです。下記よりサービス資料をダウンロードください。
ダイレクトリクルーティング業務に必要な具体的な時間
ダイレクトリクルーティング業務にかかる具体的な時間を表にまとめました。下記の表では、ビジネスサイドとエンジニアの場合の比較と、ダイレクトリクルーティング初心者の場合を比較できます。
ビジネスサイドとエンジニアでは大きく時間が異なりますので、分けております。また、初心者の場合の時間も表記してあるので、参考にしてください。
▼スカウト業務にこんなに時間をかけられないという方はこちら
ダイレクトリクルーティングで有効なポジションとアンマッチなポジションとは
どの会社も多くの採用ポジションを抱えており、人事担当者はポジション毎に利用する採用チャネルを選定していく必要があります。もちろん、難易度が高いポジションや緊急性が高いポジションであれば複数の採用チャネルを利用しますが、そうではないポジションもあるはずです。そこで、ダイレクトリクルーティングで有効なポジションとアンマッチなポジションを解説します。
ダイレクトリクルーティングの性質上、企業側が候補者を探してスカウトを送るため、候補者からすると求人を探す手間を大きく減らせるというメリットがあります。その性質をベースにして考えるとダイレクトリクルーティングを使って採用するべきポジションなのか、そうではないポジションなのかを判断することができます。
つまり、特定のスキルを活かせる求人を、数多ある求人広告等から自分で探すのは一苦労です。その苦労を企業側が時間をかけて候補者を探し出しスカウトするダイレクトリクルーティングであれば、候補者側が見つけられなかった求人に巡り合うことができます。
ただし、複数名採用しなければいけないとなると、そういった特定のスキルを持った候補者は少ないため、なかなかダイレクトリクルーティングだけで採用し切れないという弱みもあるので、その場合は複数の媒体を活用するか、複数の採用チャネルを活用していきましょう。
有効なポジション | アンマッチなポジション |
役職者 | メンバークラス |
年齢高いスキルフル人材 | 年齢が若いポテンシャル人材 |
1〜2名採用ポジション | 複数名採用ポジション |
ダイレクトリクルーティングサービスを選ぶ際の比較基準5つ
ダイレクトリクルーティングサービスを選ぶ際の比較基準として、以下の5つが挙げられます。
登録人材の登録者数と属性
機能の使いやすさ(UI/UX)
スカウトの返信率・面談率
サービスの費用・費用体系
実際に導入している企業の数や特徴
各サービスによって特徴が異なるため、比較する際はまず自社の人材採用について明確にする必要があります。ここからは、上記5つの点について具体的に解説します。
登録している人材の属性と登録者数
一般的に、中途で採用できる人材の属性や登録者数は各サービスで異なります。例えば、エンジニアの獲得に特化したものや、20代若手層の登録者が多いものなどがあり、その特徴は様々です。
また、自社が求める人材とマッチする登録者が少なければ、契約後にターゲットが枯渇する場合があります。ダイレクトリクルーティングでは、1名採用するために平均250〜1,000通の配信が必要と言われており、ターゲットになり得る人材が少ないとすぐに枯渇する可能性が高いです。
契約したサービスに送信対象がいなくなれば、採用要件の変更や別の媒体の追加契約など、採用コストの浪費につながります。手間や費用を削減するためにも、ダイレクトリクルーティングサービスを選ぶ際は、あらかじめ「サービスのユーザー属性や数」と「自社のスカウト要件」を比較して検討する必要があるのです。
機能の使いやすさ(UI/UX)
ダイレクトリクルーティングサービスを比較する際は、自社の人事担当者が使いやすい(UI/UX)かという点も重要なポイントです。
具体的なチェックポイントとして、「検索の絞り込み項目が豊富であるか」や、「管理画面がシンプルなデザインで操作しやすいか」などが挙げられます。また、配信予約機能の有無や配信時間の制限も重要な比較ポイントです。配信予約機能が充実していれば、早朝や定時外など勤務時間以外にも作業を行えます。
ダイレクトリクルーティングサービスのUI/UXが良ければ、人事担当者がスムーズにスカウトを進めやすくなり採用効率が高まるのです。
スカウトの返信率・面談率
ダイレクトリクルーティングでは、中途採用を行うため、自社とマッチしそうな人材にスカウトを行います。サービスのスカウト返信率や候補者との面談率が高ければ、新しい人材を採用できる可能性が高まるため、重要な比較ポイントの1つです。返信率・面談率を左右する要因は、自社の認知度や候補者のポジションなどの他にも、利用サービスが「転職潜在層」向けか「転職顕在層」向けかなどもあげられます。
例えば、転職潜在層向けのダイレクトリクルーティングサービスにおける登録者は、すでに現職で安定している可能性があるため、メールの返信率が低くなる傾向にあります。一方、転職顕在層向けのサービスであれば、転職を希望する人材が多いため比較的返信率が高いです。ただ、大企業や有名企業が利用するサービスの場合、自社と他社を差別化して魅力を伝える必要があります。
そのため、ダイレクトリクルーティングのサービスを比較する際は、企業の規模や認知度によって使い分けることがおすすめです。また、開封率などを確認できる機能があれば、返信率が低い・高い原因の分析に役立ちます。
サービスの費用・料金体系
ダイレクトリクルーティングにかかる費用やサービスの料金体系を比較し、自社の予算に合ったサービスを導入することも重要です。
一般的に、ダイレクトリクルーティングサービスの費用は、導入時の初期費用とスカウト数に応じたコストがかかります。また、完全成功報酬型のサービスでは、導入費やスカウト通数に応じた費用に加え、採用した人材の年収10〜20%の料金がかかることもあります。
実際に導入している企業の数や特徴
実際にダイレクトリクルーティングを導入している企業の数や規模、業界などの特徴を比較し、自社に適したサービスを選ぶことも重要です。媒体を利用する企業について調査することで、サービスの良し悪しや自社との相性を見極める判断材料となります。
例えば、上場企業や大手企業などが多く登録しているサービスは、優秀な人材が多い傾向にあります。有名企業の導入がない媒体と比較すると、導入実績が豊富な媒体の方が安心して利用できるでしょう。
一方、実績が多く優秀な人材が登録しているサービスは、中小企業よりも大手企業の方が採用が有利です。また、競合他社も同じように自社が採用したい候補者に対して、アプローチしている可能性があることを念頭に置く必要があります。
そのため、導入実績が豊富でダイレクトリクルーティングサービスを利用する際は、他社よりも魅力的なメールを配信するなどの対策が求められるでしょう。返信率が向上するスカウトメールについては、下記の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
スカウトメールの書き方まとめ~例文や件名、PDCAの方法も紹介~
おすすめ中途採用向けダイレクトリクルーティングサービス比較
BIZREACH (株式会社ビズリーチ)
BIZREACHは他のダイレクトリクルーティングサービスと比較すると、ハイクラス層の登録が多い傾向にあります。登録者は202万人を超えており、導入企業も累計24,800社以上と実績はトップクラス。CMなどを打っているため、知名度も高くなっています。
BIZREACHの候補者の属性は?
ユーザー審査があり、職務履歴や年収などの基準が満たないとダイレクトリクルーティングに登録できません。リクナビ、dodaなど大手の求人広告系の媒体と比較すると登録がない、もしくはアクティブではないハイクラス層の中途採用の候補者が多い印象です。
また、旧帝大や早慶、MARCH以上など高難易度の大学出身者が登録が多いという特徴もあります。業種や職種も幅広くカバーされていますが、販売サービス系の登録者は少ない印象です。
BIZREACHの候補者検索は使いやすい?
おそらく今あるダイレクトリクルーティングサービスと比較すると、最も使いやすいと思われます。
UI/UXが非常に良く、100種類以上の職種と50種類以上の業種を掛け合わせて5,000パターン以上の検索軸で検索することができます。そのため、ピンポイントで欲しい人材を見つけることが可能です。
また、候補者のプロフィール情報が他のサービスと比べて圧倒的に充実していることも大きな魅力です。
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BIZREACHに配信予約機能はある?
BIZREACHのダイレクトリクルーティングには、スカウト送信予約機能があります。送信予約したプラチナスカウトは、翌営業日の9:00〜16:00に自動的に送信される仕組みです。配信時間は選べません。送信予約管理画面からは、送信予約を取り消しできます。ただし、編集はできませんのでご注意ください。
BIZREACHの導入企業は?
PwCコンサルティング合同会社、コニカミノルタ株式会社、UTグループ株式会社、ダイドードリンコ株式会社、株式会社東急エージェンシー、auコマース&ライフ株式会社など累計24,800社以上です。導入事例には全国のベンチャーから大企業まで幅広い企業が掲載されています。
BIZREACHの料金は?
基本利用料と入社時に成果報酬(理論年収の15%)の費用がかかります。そのため、他のサービスと比較するとスカウト1通あたりの単価もやや高めです。
BIZREACH
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AMBI (エンジャパン株式会社)
若手かつハイキャリア層向けスカウトサービスのAMBI。即戦力の若手をスカウトしたい際にうってつけのサービスです。導入実績はSONYやIBMなどの大企業から、SmartHRやUZABAEなどのベンチャー企業まで幅広くあります。
登録者の平均年齢はなんと28.2歳で、97%は34歳以下。MARCH以上の割合も高く、現在年収の下限が設けられているため、キャリアアップを図りたい若手の優秀層が揃っています。
AMBIの候補者の属性は?
職種は、エンジニアから営業などのビジネスサイドまで幅広く登録があります。また、高卒や専門卒なども多いITエンジニアであっても、MARCH以上の登録者が多いのが特徴です。(エンジャパンが、AMBIとは別にミドルの転職という30〜40代向けのスカウトサービスを持っているため、AMBIで40代の層はほとんどいない)
AMBIの候補者検索は使いやすい?
候補者検索画面が少し特殊で、他のスカウトサービスと異なるためはじめは慣れが必要です。また、フリーワードや大学名の検索数に上限があるため、一気に大学名で候補者を表示させるには不向きです。
しかし、候補者がスカウトメールを開封したかどうかを確認できるのは嬉しい特徴です。開封率がわかると、返信率が低かったとき、スカウトメールの件名が良くないのか、スカウトの本文に問題があるのか分析することができます。
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AMBIに配信予約機能はある?
24時間後に送信予約される機能があります。ただし、18時~朝10時に配信設定をした場合は、24時間経過後の10時に配信されます。送信予約したスカウトの取り消しはできないので気をつけてください。
AMBIの導入企業は?
Amazon、Twitter、IBM、日本M&Aセンター、バンダイなど有名企業から、Gunosyや最近話題のMr.CHEESECAKEなどベンチャー企業もあります。
AMBIの料金は?
AMBIの料金体系は非公開となっています。スカウト1通あたりの単価や成果報酬の有無に関しては、ダイレクトリクルーティング徹底比較レポート2023に掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
doda Recruiters (パーソルキャリア株式会社)
国内最大級の287万人もの登録者を誇るdoda Recruiters。人材業界大手のパーソルキャリア株式会社が運営するダイレクトリクルーティングサービスです。また、採用力向上に役立つオンライン動画を無料で閲覧できます。
doda Recruitersの候補者の属性は?
営業や販売職はもちろん、ITエンジニア、ものづくり系エンジニア、人事や法務などのコーポレート職など多様な職種の候補者がいます。また、登録数も非常に多い事が特徴で、ダイレクトリクルーティングによる採用をする上で、メインで使えるサービスです。
また、年齢に関しても20代〜50代まで幅広いです。
doda Recruitersの候補者検索は使いやすい?
玄人向けのUI/UXで、スカウト初心者にはやや難しい仕様といえます。
doda Recruitersでは、ログイン日や細分化された業種や職種に加えて、他社から受け取ったスカウトメールの数や候補者の選考状況など、多種多様な絞り込み検索を行えます。
検索で候補者の特性を絞り込むというのは返信率を高めるための打ち手にもなりますが、少し複雑とも言え、全てを使いこなせる人は多くないかもしれません。また、登録者情報の多くが必須項目ではなく任意項目のため、細かく候補者を検索しても、ヒットする候補者数が少なくなってしまうのも難点です。
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doda Recruitersに配信予約機能はある?
配信予約可能です。送信時間の5分前まで修正ができるのもありがたい機能です。
doda Recruitersの導入企業は?
日産自動車株式会社、YKK株式会社、ロート製薬株式会社、株式会社ニトリ、楽天株式会社、日本マイクロソフト株式会社など有名企業もありますが、中小企業も多く利用しています。
doda Recruitersの料金は?
様々なプランがあり、詳しくは問合せが必要となります。成功報酬はありません。プランによって異なりますが、ライトプランは8週間で400通付与されます。無料トライアルもありますが、スカウト配信はできません。ダイレクトリクルーティング徹底比較レポート2023で、料金体系を公開しておりますので、ぜひご活用ください。
doda Recruiters
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Green (株式会社アトラエ)
Greenの候補者の属性は?
Greenは、登録者の60%以上をエンジニア、デザイナーなどのIT人材が占めるダイレクトリクルーティングサービスです。導入企業はサイバーエージェントや楽天など、比較的IT/Web系が多いです。朝日新聞やTSUTAYAなど他業種の企業も利用しています。年齢層では25〜35歳が60%を占め、若手経験者も多く登録しています。Greenのダイレクトリクルーティング導入社数は9000社以上です。
Greenの候補者検索は使いやすい?
Greenのダイレクトリクルーティングでは、ITエンジニアの経験が経験年数、経験言語、経験フェーズ(要件定義・設計等)に分けて細かく設定されています。転職希望の人材は、登録時に必須項目にプロフィール項目を入力するため、細かい採用要件でも自社が求める人材を見つけやすい傾向にあります。Github/Qiitaなどを入力しているユーザーが多く、制作物項目も詳しく記載している方が多いです。
また、登録者が経験のあるプログラミング言語別に検索できるため、ピンポイントでターゲットにアプローチできます。職務経歴書の文字数で検索でき、他のサービスと比較すると独自性のある検索方法です。職務経歴書の文字数が多ければ、転職意欲の高い候補者がいることの判断材料となります。
ただし、登録者は希望勤務地を最大で3つまでしか設定できないなど、プロフィールの項目に制限が設けられています。希望勤務地を一都三県にしている候補者を検索したい場合、どこか1つの県を外さなければなりません。
Greenに配信予約機能はある?
即時送信のみで、ありません。早朝や深夜に作業する場合は注意が必要です。
Greenの導入企業は?
Cygames、楽天、サイバーエージェント、メルカリ、SmartHRなど、他のエンジニア特化型のダイレクトリクルーティングサービスと比較するとWeb系企業が多いです。一方で、朝日新聞、東京カレンダー、凸版印刷など紙媒体を中心に扱う企業も一定数導入しています。
Greenの料金は?
一度初期費用を払えば、半永久的に利用できる良心的な料金体系です。成功報酬はありますが、職種によって60万〜120万と決まっています。年収の○%というようなルールではないため、他のサービスや人材紹介に比べて低コストでの採用が可能です。
Green
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Wantedly (Wantedly株式会社)
2010年創業のベンチャー企業が運営するWantedly。「給料」や「労働条件」を記載することが禁止されているため、ビションやミッションに共感してもらいたい企業や、中小企業、ベンチャー企業に向いています。また、記事作成の機能があり、Wantedly上で採用広報やブランディングを行うことができます。
登録者のプロフィールに「今後やりたいこと」という欄があり、登録者の今後の志向性を把握した上でスカウトを打つことで高い返信率を実現できるのも特徴です。
Wantedlyの候補者の属性は?
ベンチャー企業に興味を持っている若目の方が多いです。多くのユーザーが自身のキャリア展望を「このさきやってみたいこと」として記述しています。長期インターンを探している学生や、転職先を探している人、新卒採用の学生など幅広い層の登録があります。
Wantedlyの候補者検索は使いやすい?
他社のスカウトサービスに比べて、職種や業種を細かく設定できません。ピンポイントな経験を持つ人を採用したい企業にとっては、候補者検索がしづらい仕様になっています。
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Wantedlyに配信予約機能はある?
予約機能はありません。早朝や深夜に作業する場合は注意が必要です。
Wantedlyの導入企業は?
Wantedlyは給与などの記載が禁止されており、条件や福利厚生面で候補者を惹きつけるのではなく、事業内容やミッションに共感する人を採用したい企業に向いているため、中小企業やベンチャー企業が多い傾向にあります。
Wantedlyの料金は?
Wantedlyには3種類のプランが存在します。契約期間によって料金は異なりますが、6ヶ月契約の場合、ベーシックプランが月額12.5万円、プラスプランが15万円、プレミアムプランが20万円となっています。2ヶ月契約、3ヶ月契約もできますが、月額費用は変わらず、通数のみ変化します。また、プランが高くなるにつれてプロフィールの詳細閲覧やアクティブ度など使える機能が増えるため、平均返信率も高まりやすいです。
Wantedly
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Eight Carrer Design (SanSan株式会社)
Eight Career Design(ECD)は、2019年にリリースされた比較的新しいダイレクトリクルーティングサービス。シェアNo.1の名刺管理アプリEightが保有する300万人に及ぶ登録者に対して、スカウトを送ることができます。他のスカウト媒体が顕在層向けのサービスであるのに対し、Eight Career Designでは今すぐに転職を考えていない転職潜在層がターゲットとなり、他のサービスと比較すると被りが少ないことが特徴です。
Eight Career Designの候補者の属性は?
Eight Career Designは、名刺管理ツールEightのユーザーに対し、ダイレクトリクルーティングを実施できるサービスです。そのため、他媒体と比較すると営業職や管理職など、他社の人間と多く接触するポジションのユーザーの登録は豊富である一方で、名刺交換の習慣がないユーザーの登録は少ないです。
Eight Career Designの候補者検索は使いやすい?
Eight Career Designのダイレクトリクルーティングでは、名刺情報を元にしたデータから、企業名やエリア、職種などで絞り込んで検索を行えます。部署名や登録者が自由に記述するキャリアサマリからキーワード検索することも可能です。Wantedlyと同じく業種や職種が細かく設定できないため、ピンポイントな経験者を中途採用できるサービスと比較すると、導入時において検索方法に慣れるまで時間がかかる場合があります。
名刺情報をもとに、登録者と自社の社員のつながりを見ることができるため、より自社にフィットする人材にアプローチが可能です。
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Eight Career Designに配信予約機能はある?
Eight Career Designのダイレクトリクルーティングでは、1時間ごとに設定可能な予約配信機能を利用できるため、比較的採用業務をスムーズに進められます。
Eight Career Designの導入企業は?
東京海上日動やパナソニックなどの大企業から、Freee株式会社やOfferBoxを提供する株式会社i-plugなどのメガベンチャーや、中小企業まで様々な企業が導入しています。
Eight Career Designの料金は?
料金は非公開となっており、HPから価格資料ダウンロードが必要です。詳しい料金体系や、人事目線でのEight Career Designの詳細も、ダイレクトリクルーティング徹底比較レポート2023に掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
Eight Career Design
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Linkedin (Linkedin Japan)
世界規模で利用されるビジネスSNSのLinkedin。グローバルなビジネスネットワークのため、日本だけでなく世界中の候補者を検索することができます。Eight Career Designと同様に転職潜在層が登録しており、他のツールではあまり見られないハイレイヤーな方々にスカウトを送ることも可能です。しかし、転職意欲があまり無い方もおりますのでその点は注意が必要です。
LinkedInの候補者の属性は?
バイリンガルの優秀層が多いです。また、世界最大規模のビジネスネットワークであるため、日本だけでなく世界中の候補者が検索可能となっています。BIZREACHよりも、よりハイレイヤーの方の登録もあることが魅力的です。
Linkedinの候補者検索は使いやすい?
“”、 OR、 NOTなどを駆使する必要があり、候補者検索がかなり独特です。使いこなせれば一つの検索軸で複雑な検索が可能ですが、入力するキーワードに決まりが無いため、検索の抜け漏れが発生しやすいです。また、日本語と英語両方で検索をかけなければなりません。さらに、サービスサイト全体が英語を日本語に翻訳した記述であるため、機能を掴みにくいという難点もあります。
Linkedinに配信予約機能はある?
ありません。深夜や土日作業の場合は注意してください。
Linkedinの料金は?
料金はドルのため、日本円に換算した額となります。詳しい料金は非公開となっております。
Linkedin
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PayCareer(株式会社PayCareer)
1面談に対し候補者が3万円以上を受け取ることができる、今までにない面談課金型のPayCareer。面談を行うまではお金がかからないことや、確実に自社の採用要件に合う人材だけと面談ができるため、人材紹介やナビサイトを用いるよりも、結果的にコストパフフォーマンスが良いサービスと言われています。登録は審査制のため、優秀な人材が揃ったデータベースから自社にあった人材をスカウトすることができます。
PayCareerの候補者検索は使いやすい?
誰でも使いやすいUIです。職種や現年収、年齢はもちろん、転職意欲や語学力、希望の勤務形態などで候補者を絞ることが可能です。候補者リストには利用目的が書いてあり、「次回以降の転職活動のため(半年以内)」や「自分の市場価値が知りたい」など様々あります。
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PayCareerに配信予約機能はある?
ありません。早朝や深夜に送りたい場合は注意が必要です。
PayCareerの導入企業は?
DeNA、Speee、マネーフォワード、NYLEなどWeb系企業が多いです。大手企業よりベンチャー企業の導入が目立ちます。
PayCareerの料金は?
導入費用や成功報酬はありませんが、面談課金のため1人面談するごとに最低で3万円+3万円の50%である1万5,000円を合算した4万5,000円の費用がかかります。上限額はないため、候補者に合わせて金額を変えることもできます。
PayCareer
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Career Cross(株式会社シーシーコンサルティング)
日本人バイリンガルやグローバル人材のスカウトサービス、大手サービスだと、スカウト返信率は5%以下ですが、Career Crossは、開封率がなんとおよそ80%で、返信率がおよそ20%と非常に高いです。サービスは日英バイリンガル対応で、サポートスタッフも日英対応ができます。
Career Crossの候補者の属性は?
候補者の79%がビジネスレベルの英語力を持ち、66%が3~5年以上の実務経験、そして4人に1人が海外在住経験があります。
Career Crossの候補者検索は使いやすい?
キーワード検索や最終ログイン日はもちろんのこと、キャリアクロスならではの、英語レベル、日本語レベル、その他の言語、現在のビザ、転居可能かなどの項目があります。しかし、UIが良いとは言えないため、パッと見て使いこなすのは少々難しい印象です。
Career Crossに配信予約機能はある?
ありません。早朝や深夜に作業を行いたい場合は注意が必要です。
Career Crossの導入企業は?
Amazon、ZARA、FACTSET、LIVEPERSON、Morgan McKinleyなど、やはり外資系の会社が多くなっています。
Career Crossの料金は?
2ヶ月から可能な掲載課金型サービスと、1年間の長期掲載の成功報酬型の2つのプランがあります。利用企業は、およそ4割が掲載課金型で、およそ6割が成功課金型です。詳しい料金は、価格表のダウンロードが必要です。
Career Cross
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openworkリクルーティング(オープンワーク株式会社)
転職者口コミサービスとして有名なopenworkは、ダイレクトリクルーティングサービスも展開しています。社会人ユーザーが7割を占め、約527万人もの登録者を誇ります。
スカウト送信件数は企業の総合スコアと連動しており、評価スコアが低い企業と比較すると、評価スコアが高い企業の方が送信できるスカウト数も多くなります。
また、口コミを見てから応募する候補者が多く、ミスマッチを防ぎやすい媒体です。実際、openworkでの転職者でキャップなしと回答した人は9割程度を占めます。通常は50%程度のため、他のサービスと比較するとその差は歴然です。
openworkの候補者の属性は?
20代〜30代が全体の8割で、過半数は年収500万円以上と若手のハイクラス層の人材がダイレクトリクルーティングの候補となります。他のサービスと比較すると東大、早稲田など高学歴で若手かつハイクラスな人材が多いです。
openworkの候補者検索は使いやすい?
openworkのダイレクトリクルーティングは、BIZREACHと非常に似ています。BIZREACHに使い慣れている方は、他の媒体と比較するとopenworkの方がすぐに対応できるでしょう。
openworkに配信予約機能はある?
openworkのダイレクトリクルーティングでは予約機能がありません。日中の配信対応が必要なため、予約機能がある媒体と比較すると、中途採用の業務を進める時間が制限されます。
openworkの導入企業は?
openworkのダイレクトリクルーティングを導入している企業はAmazon、Sales force、サイバーエージェント、日テレなど名だたる企業などが挙げられます。
openworkの料金は?
ダイレクトリクルーティングに必要な求人掲載やスカウト送信に費用はかからず、成功報酬となります。具体的な費用は中途採用の場合、1人あたり80万円です。
openwork
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リクルートダイレクトスカウト(株式会社リクルート)
ハイクラス向け転職スカウトサービス、リクルートダイレクトスカウト。以前はCAREER CARVERという名称でしたが、リクルートダイレクトスカウトに名称を変更し、リクルートに人材紹介を依頼しなくても利用できるサービスです。
年収800万〜2000万の求人が多く、一般的なダイレクトリクルーティングサービスと比較すると、ハイクラス・エグゼクティブ向けの媒体と言えるでしょう。掲載求人数に制限はありません。また、送信数に制限はございません。登録者は、リクルートが提携するヘッドハンターのプロフィールを見て、相談したいヘッドハンターを選ぶことができる機能もあります。
リクルートダイレクトスカウトの候補者の属性は?
リクルートダイレクトスカウトの人材は、ビズリーチと同様にハイクラス層の登録者が多いです。また、新しいサービスなことも影響してか、他のサービスと比べるとアクティブな候補者が多いです。
リクルートダイレクトスカウトの候補者検索は使いやすい?
リクルートダイレクトスカウトは、他の媒体と比較すると検索画面がシンプルです。現在年齢で登録者を絞ることができず、卒業年度で絞る必要があるため少々ややこしい部分もありますが、今後改善される可能性はあります。顧問求人を「希望している」「問わない」から選ぶことができるのが、他媒体にはない特徴です。
リクルートダイレクトスカウトに配信予約機能はある?
スカウトの配信予約機能はないため、リアルタイムでダイレクトリクルーティングを行います。また、ターゲットリストの作成もできないので、検索したらその場で送る必要があり、他媒体と比較すると業務工数が多くなる可能性があります。
リクルートダイレクトスカウトの導入企業は?
docomo、ベネッセ、NTTデータ、トヨタなど大企業が目立ちます。PayPay等のメガベンチャーも導入しています。
リクルートダイレクトスカウトの料金は?
初期費用はありません。詳しくは資料ダウンロードが必要です。
リクルートダイレクトスカウト
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Qiita Jobs(Qiita株式会社)
Qiita Jobsは、日本最大級のエンジニアコミュニティQuiitaと連携したスカウトサービスです。エンジニア自身がコミュニティで行う情報発信の内容で、自社で活躍できそうな人材かを見極める判断材料となります。
Qiita Jobsの候補者の属性は?
Qiita Jobsでは、積極的に転職を希望する幅広いエンジニア層にアプローチできます。自主的に技術関係の知識を発信しているユーザーが多く、20〜30代の優秀な人材が中心です。
Qiita Jobsの候補者検索は使いやすい?
結論から言うと、企業とマッチするエンジニアを見つけるためには、技術面での知識が必要です。Qiita Jobsの検索機能は、Qiitaにおけるエンジニアの活動データを元に検索を絞り込めます。エンジニアに精通した企業がダイレクトリクルーティングで利用するのであれば、使いやすさに関しては問題ないでしょう。エンジニア目線で作成された独自のフォーマットを利用すれば、企業情報の透明性が保証され、候補者からの信頼獲得にもつながります。 また、Qiita Jobsは一般的なダイレクトリクルーティングサービスとは異なり、企業側がチャットリクエストを送り、候補者が承諾するとチャット上で会話できるシステムです。チャットリクエストはスカウトをよりカジュアルにした機能であり、企業と候補者は気軽に話せるため、承諾率も高い傾向にあります。 ただ、エンジニアのスキルを的確に判断する知識が必要だったり、アクティブユーザーを発見しにくかったりと、企業の裁量によって採用効率が左右するデメリットもあるので注意しましょう。
▼関連記事 エンジニア採用に特化した「Qiita Jobs」の特徴、料金や評判を徹底解説 | VOLLECT HRpedia
Qiita Jobsに配信予約機能はある?
Qiita Jobsには、スカウトの配信予約機能はありません。自社とマッチする人材にチャットリクエストを送信し、承諾されるとアプローチを開始できます。
Qiita Jobsの導入企業は?
サイバーエージェントやヤフー、SmartHRなど、様々な企業が技術発信を行い、エンジニアと交流しています。 Qiita Jobsの料金は? Qiita Jobsは初期費用が発生せず、成果報酬型の料金体系が特徴的です。具体的な金額は、正社員(新卒・中途)で100万円、業務委託で30万円となります。
Qiita Jobs
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ダイレクトリクルーティングでの中途採用成功事例
ラクスル株式会社様(webエンジニア)
課題
・会社が急成長し、毎月採用したい人材ポジションが変動してしまう
・採用すべき人数に対して人事が足りない
スカウト代行PRO SCOUTを選んだ理由
・エンジニア出身者がスカウト担当になる
・新しい媒体の情報や運用事例を教えてくれる
・ABテストなどを行い、PDCAを回してくださる
ダイレクトリクルーティングのポイント
・エンジニア採用はエンジニア出身やがスカウト担当になった方が良い
・結果が出る前に時間がかかることもあるが、心折れずにやり続けること
・ミーティングでスカウトノウハウを共有したり、一緒にスカウト送信を行うなど1人でなく周りを巻き込んでアクションを起こすこと
株式会社NTTデータグローバルソリューションズ様(SAP経験者)
課題
・エージェント経由の推薦者数が減少
・書類選考の通過者が少ない
・採用のリソース不足
スカウト代行PRO SCOUTを選んだ理由
・初めてのダイレクトリクルーティングだったが、選考プロセスなど幅広く相談に乗ってくれる
・日程調整をお願いできる
・リーズナブル
ダイレクトリクルーティングのポイント
・候補者とってわかりやすいポジション名を変更してみる
・返信をもらってから選考までスムーズに繋がるよう選考フローを考える
・転職潜在層へもアプローチする
株式会社ゲオホールディングス様(エンジニア)
課題
・ダイレクトリクルーティングを導入はしていたものの、スカウトを送れていなかった
・カジュアル面談後の書類選考で現場NGが出てしまう
スカウト代行PRO SCOUTを選んだ理由
・Eight Career Designを代行してもらった時に、名刺情報しかないのに合致するターゲットをピックアップしてくれたため
ダイレクトリクルーティングのポイント
・カジュアル面談と現場面談で話す内容が変わらないように気をつける
・カジュアル面談は候補者の疑問の解消の場とする
ダイレクトリクルーティングサービス比較一覧表
登録人数 | 登録者の属性 | 使いやすさ(UI・UX) | 予約送信 | 料金 | |
---|---|---|---|---|---|
BIZREACH | 多い | ハイクラス人材 | とても良い | ◯ | 初期費用+成果報酬(理論年収の15%) |
AMBI | 普通 | 若手ハイクラス人材 | 良い | ◯ | 非公開 |
doda Recruiters | 多い | 幅広い (メンバークラス多め) | 良い | ◯ | 成功報酬なし 詳しくは非公開 |
Green | 普通 | ITエンジニア | 悪い | × | 初期費用+成果報酬30万〜90万円(勤務地による) |
Wantedly | 普通 | ベンチャー志向 | 普通 | × | ベーシックプラン:月額12.5万円 プラスプラン:月額15万円 プレミアムプラン:月額20万円 |
Eight Career Design | とても多い | 幅広い (ハイクラス人材多め) | 良い | ◯ | 非公開 |
とても多い | バイリンガル | 悪い | × | 料金はドルのため、日本円に換算した額 詳細は非公開 |
|
PayCareer | 少ない | 幅広い | 普通 | × | 1回の面談で最低4万5,000円 (3万円+3万円の50%である1万5,000円を合算) |
Career Cross | 少ない | バイリンガル | 悪い | × | 掲載課金型と成功報酬型の2つのプランあり 詳しくは非公開 |
RECRUIT DIRECT SCOUT | 普通 | ハイクラス人材 | 普通 | × | 初期費用無し 詳しくは非公開 |
ダイレクトリクルーティングサービスを一覧表で比較すると、上記の表の通りとなります。
「ダイレクトリクルーティングサービス徹底比較レポート」にはプロフィールの充実度やスカウト通数単価、成果報酬の金額などを含めた比較表を掲載しております。
他にも、幅広いスカウトサービス運用経験を持つ当社ならではの客観的な視点で、この記事では書ききれなかった「リアルな」スカウトツール情報を66ページにわたって紹介しておりますので、興味がある方はお気軽にダウンロードしてください。
ダイレクトリクルーティング支援ならPRO SCOUT
投稿者プロフィール

- 株式会社VOLLECTにて採用コンサルタントとして従事。大手広告代理店のDXコンサルタント職や、大手IT企業でのエンジニア採用など、多数の採用支援実績を持つ。