ダイレクトリクルーティングサービス「Wantedly」を使ってみた

ダイレクトリクルーティングのサービスを実際に使ってみて、感じたことを書いていくコーナー。今回は第六弾として「Wantedly」について書いていきます。

過去アップしたものはこちら。
第一弾:「doda Recruiters」
第二弾:「ビズリーチ」
第三弾:「Green」
第四弾:「AMBI」「ミドルの転職」
第五弾:「LinkedIn」

毎度のことでサービスはURLをご覧いただくとして、実際の機能や効果について運用してみた結果を書いていきます。*あくまでも個人的な見解です。

【強み】

カジュアルでビジョナリーなマッチングサイトであるがゆえ、ユーザーと気軽に接点を持つことができ、採用ブランディング(=採用広報)としても活用ができる。

募集要項の自由度が高い
「なにをやるのか?(What)なぜやるのか?(Why)どうやってやるのか?(How)」この3つの視点から自社をアピール。
募集要項の書き方に制限がなく、自由に記載することが可能。年収や勤務地など、他の媒体では必須となっている項目がなく、文章で自社の魅力を伝える形式になっており、他社との差別化が行いやすい。
また、社員のプロフィールや写真を豊富に挿入できるなど、社風をアピールしやすい。(その分求人作成に工数はかかるが…)

カルチャーフィットする人材が探しやすい
ミッション・ビジョンへの共感を重視した媒体のため、会社の想いやメッセージなどを強く打ち出しやすい。また、ユーザーのプロフィールに関しても人柄や考え方を読みとれる記載が多いことが特徴。

会社の規模や待遇以外で訴求することができる
他媒体と比べ、「ビジョンやミッション」を重要視するユーザーが多く、大手企業などの求人に埋もれてしまいがちな募集でも、注目してもらいやすい。中小企業やベンチャーやスタートアップなどに向いている。

今後やりたいことなど希望が具体的に記載されている
多くのユーザーが「このさきやってみたいこと」として記述している。他媒体は選択式になっているが、記述式のためインサイトが具体的に把握しやすい。そのため、ユーザーの今後のキャリアプランに合わせた訴求ができる。

SNSなどの連携が容易
Facebookの特徴である「知り合いの知り合い」といった検索が可能で、ユーザーのFacebookの情報を見ることで、人柄などの把握も可能。
*Facebook以外にもTwitter、LinkedInやnote、はてなブログ、エンジニアならGitHubを連携することも可能。

「転職意欲が非常に高い」「返信に積極的」などで絞った検索が可能

採用広報、採用ブランディングとしても活用できる
ブログ機能であるフィードにより、オリジナル記事を作成できる。SNSでのシェア機能もあり。
会社、募集、フィードの閲覧数を日ごとに確認でき、何の募集やフィードが注目を集めているかや、閲覧している人の職種や年代の確認ができる。また、注目度のランキングがあり、自社の活用度合いの確認や、トップ企業の採用広報の仕方を学ぶことができる。

費用が月額料金のみ
成功報酬がない。
料金体系はこちら

ユーザーの転職意欲状況に合わせた接点を取ることができる
ユーザーは「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味があります」の3種類のエントリー方法がある。いきなり応募ではハードルが高いと思っているユーザーにも接点を持つことができる。

スカウト送信履歴一覧が見やすい
送信日、送った文章、開封有無などがわかりやすく、送信履歴をCSV出力できる機能がある。(他媒体では応募者情報を出力できる機能はあるが、スカウト送信者情報を出力できる機能はない。)

スキル、特徴欄が自由に記述できるため定性的な部分でのマッチングを期待できる
ユーザーは、営業や企画、Javaなど一般的な仕事のスキル以外に、真面目、愛嬌など自由に自分を表現ができる。

ユーザー側の「ブックマーク」機能を利用したアプローチや広告上位検索などオプションが豊富
ユーザーが気になった企業や募集を保存する機能があり、自社を「あとで見る」として保存したユーザーが企業側から分かるようになっており、自社に興味を持っているユーザーに絞ってスカウト配信ができるオプションなどがある。ただし、オプションの導入にはそれぞれ追加料金がかかります。

社会人だけでなく学生のインターン募集も可能
インターンから正社員登用を行っている企業も多く、新卒採用にも同時に利用できる。

求人掲載数に制限がない

求人応募以外での集客ができる
会社の技術や知見を共有したり、社員との交流会やミートアップ、オフィスツアーなど直接的な求人募集以外のコンテンツでも募集することが可能。

エンジニアやデザイナーの場合、ポートフォリオなどに自分の作品を入れている人が多い

ユーザーのつながりを見てアプローチできる
ユーザーのつながりに触れて、アプローチすると返信率が高い。(共通のつながりなど)

潜在転職者にもアプローチが可能
ただし、LinkedInと比較するとこの点は弱い印象。LinkedInがあくまでビジネス用SNSにリクルーティングサービスが付随しているものならば、WantedlyはあくまでSNSとの連携が強いリクルーティングサービス。Wantedlyも情報収集やつながりだけで使用することもできるが、基本的に転職活動に使用している方が多い印象。

【弱み】

ビジョンやミッションでのマッチングのため、具体的なスキルありきの募集には向かない。また、ベンチャー志向の方が多いので、大手、安定志向のユーザーは少ない印象。

キーワードでの検索がメインのため、細かな職種検索ができない
選択できる職種はエンジニア、デザイナー、ディレクター、コーポレート・スタッフ、セールス、マーケティング、ライター、その他のみ。地域も細かい設定はできない。(関東、関西など)
ユーザー側のプロフィールも自由記載なので、自社が求めている対象がどのようなキーワードを入力しているか想像、工夫しなければいけない。

必須入力項目がないため、ユーザーの詳細な情報がわからない場合が多い
自己紹介欄は自由記入なので職歴の記載がないことが多い。
年齢や居住地など重要な情報がわからない場合もある。(特にFacebook連携してないユーザー)年収などの待遇を記載する箇所がないため、応募があっても待遇面でミスマッチとなる可能性がある。(会うのはカジュアルに。一方で面談に工数を割いて擦り合わせましょう。というイメージ)

一度閲覧したユーザーの既読・未読機能がない(これが一番めんどくさい)
経歴の既読未読がないので、自分が閲覧したユーザーがどれかわからない。メモ機能もないので、管理工数がかかる。非表示にしていく方法以外ない。

契約が自動更新

一括送信は不可

自動再アプローチ機能なし

【まとめ】

・会社規模や認知度に関係なく、ビジョンやミッションなどの会社の価値観やそこで働く社員の魅力など定性的な訴求が可能。

・カルチャーフィットや価値観に共感するユーザーの採用には向くが、スキルマッチや年収などを前提とした採用には向かない。

・記事などの作成が容易にでき、採用広報、オウンドメディアとしても活用が可能。

・経験やスキルなどを見て、狙ったユーザーへのアプローチするということではなく、情報発信を行いビジョンやミッションなどに共感するユーザーとのマッチングを期待するサービス。(所感)

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